XIIXのお披露目ライブに行ってきた。

2020.1.27 XIIX 「White White」マイナビBLITZ赤坂

2020年ライブ初め、斎藤宏介さんと須藤優さんのバンド、XIIXのお披露目ライブに行ってきた。

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1/22にリリースされたアルバム「White White」の一曲目のインスト曲であるWhite Whiteが流れ、ステージの奥には下から上に向かった白に何色かが混ざった照明がゆらゆら。聴こえる様々な音を聴きながら、これからどんなライブが見られるのか期待を抱きながら待っているとステージに二人が登場した。
ステージに立って演奏されたのは、E△7。タッチミーベイビーと歌い始めるこの曲は、一年前に同じ会場で行われたSK's Session 3でも披露され、とても印象に残っていた。その時聞き取った歌詞をメモに残し、音源化を待ちわびていた曲だ。斎藤さんがふんわり微笑み、フロアを見ながら歌っていたのが印象的で、またライブで聴くことができて嬉しい、幸せ。
次はLIFE IS MUSIC!!!!!。この曲は音源では斎藤さんの咳から始まるが、ライブでも咳をして歌い始めた。軽やかなギターのカッティングとメロディアスなベースの音にのるのが楽しい。ミラーボールがキラキラぐるぐる回り、ダンスホールのようだった。このダンスチューンにとても合っていて感激した。
そして、XXXXX。真っ赤な照明に、時々雷のような白い照明が光り、この曲のイメージ通りのような感じ。ギューン、ジャーンというギターの音を鳴らす度に弾けるようなかっこよさ。ギタープレイがとにかくかっこよかった。須藤さんがコーラスで歌っているのも印象的だった。
Light & Shadow。全体的に聴き入ってしまった。須藤さんのベースソロに痺れた。背景に二人の影が交差して映るような照明と、クライマックス部分で天井からぱぁーっと降りる照明で召された…。まさに光と影。

キーボード山本さんの素敵なピアノから始まったのはFantome。二人は椅子に座っての演奏で、心地いいアコギとベースの音と歌に聴き惚れた。
バンドメンバーが一時退場し、ステージには須藤さん一人になってゆっくりとベースを弾き始めた、4:43 AM。そのテクニカルなベースをじっくり見て聴いて味わうことができた。
4:43 AMの途中から斎藤さんがそっとステージに入ってきてマイク前に立つ。演奏が終わり、二人がお互いに顔を見合わす。そして斎藤さんが息を吸うのに合わせて、須藤さんもベースをそっと合わせ、始まったのは曙空をみつけて。ステージを見上げると歌詞にある“窓辺”と“茜色”をみつけてハッとした。お互いに息を合わせた演奏が素敵だった。
今度は斎藤さんのみステージに残り、ルーパーを使ってギターの音を重ねていく。それに合わせてギターを弾いていく、5:03 PM。ギターを弾く音に緊張感があった。
そこにギターをミュートして弾く音を重ねて始まったのは夕映えに紛れて。夕映えに紛れてが終わりに近づくと、ステージにバンドメンバーが入ってきて、斎藤さんはルーパーで重ねた音を何個かタイミングを計りカチッと消していく。そして続けて始まったのは、音源にはないバンドスタイルでの夕映えに紛れて。歌詞も変わっていて、2番なのだろうか。そのバンドでバーンとなる壮大さとライブならではの演出に感動でいっぱいになった。
その後のSaturdaysもバンド感があって、それぞれの楽器から楽器へと音が繋がっていき、曲が進んでいくのがとてもよかった。背景には木々などの自然を思わせる影が映っていた。

新曲もすでに何曲か作っているらしく、一曲演奏してくれた。残響を感じるようなチャッ チャッというギターフレーズを繰り返すイントロが印象的で、ゆったり広がるようなメロディーのサビ、早口で歌詞がぎゅっと詰まっているような畳み掛けるフレーズがあった記憶がある。
ilaksa。ボーカルエフェクトがかかった部分で、斎藤さんが難しそうなギターの超絶テクニックを見せながら、歌もしっかり歌いこなす一部始終を見て大興奮だった。
それに続いて演奏されたAnswer5の間奏でバンドメンバーを紹介させてください!と斎藤さん。キーボード、山本健太!ドラム、よっち!と紹介され、それぞれがソロを演奏していく。キーボードとドラムソロのときは斎藤さんと須藤さんが二人して演奏している人の前にしゃがんですごく楽しそうにしていた。ベース、すってぃー!と紹介され、ベースソロを弾く須藤さんがめちゃくちゃにかっこよかった。そして……ギター、俺~~~!!!!と自分で言ってギターを弾き鳴らしに来た斎藤宏介、最高。フロアの盛り上がりも最高潮だった。
最後はStay Mellow。須藤さんはシンセベースも弾いてた。生で聴くと不気味な雰囲気の音とその音の振動が響いて癖になる。斎藤さんのギターソロからアーミングしながらラップの歌い始めに入り、その後の早いラップも完璧に歌っていたのがかっこよすぎた。

アンコールでも新曲を一曲演奏してくれた。イントロのベースがバチくそにかっこよかったけど覚えてない…その後ギターも入ってかっこいい。Aメロのフレーズの後半に急に入るジャッ↑ ジャッ↓ ジャッ↑というギターとサビでふわっと高音に上がるメロディーがあるのが印象的だった。
キーボード山本さん、ドラムよっちさん、そしてDJのHIRORONさんもありがとうありがとう。

雑誌やラジオで言っていた、斎藤さんはギターと歌、須藤さんはベースが武器であるという、改めてそのことを強く感じたライブだった。一つや二つなどの音楽の枠に捕らわれないようなXIIXの音楽の数々を目の当たりにし、彼らのこれからに期待が高まるばかりである。とにかく楽しかった!!!

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