【much-onラボ研究レポート】#35 完全版
放送第35回目です!
打ち合わせ前に、昨日18歳の誕生日を迎えた003が皆から「選挙権おめでとう!」と祝われていました!
ラボの成人誕生日祝いは「誕生日おめでとう」ではなく「選挙権おめでとう」です。一回も「誕生日おめでとう」とは言われず、ただただ選挙権の取得を一同から祝われるという謎空間でした。改めて003、選挙権おめでとう!!🎂
放送前のディレクタールームで「雨が続いたね~」という話を、TDさんとラボ所長としていたんです。
(その会話の中で私、「日曜にまた降るっぽいですよ!」と言ったんですよ。なのに日曜の今、全然雨降ってなくてブチ晴れでめちゃくちゃ恥ずかしいです。天気の話あるあるですよね。笑)
雨が続いて洗濯ができないよねぇ、という話の流れになった時、所長が「着ていく服が無さすぎて、あゆのTシャツ着てきたんですよ…」と、着ているTシャツを見せてきました。
ですよね。だろうなーとは思いました。背面にでかでかと、浜崎あゆみのロゴのAが金でプリントされてましたもん。
聞くと、2000年初期頃に出た超激レアのグッズらしいです。
控室から出ていく所長の背中にあの「A」が付いているのを見て、大臣さんに「所長、あゆのTシャツ着てますよ!」と謎の報告をしたんですよ。「マジ?このあと何か予定でもあるんかな?笑」みたいな感じでちょこっと盛り上がっていました。笑
そんな超レアなグッズを持っているところが、さすがあゆのトップオタクです。トップオタクって大体、意味わかんないぐらいのレア品をしれっと持ってますよね。その人の放つオタクオーラにレア品が寄ってきているのか?と思うレベルで……。
オタクって怖いですね!
さて本日の放送ゲストは
・インセクトブリーダー 加藤大地さん&わだペット牧場 和田隆之さん
・葛屋琴子さん
でした!
いやぁ、昆虫パート! すごかったですね!!
スタジオが騒然としていた様子はぜひタイムフリーでチェックしてください!📻
その昆虫の話ですが。
放送前に、将来ヘラクレスオオカブトになるという幼虫を、研究生たちは先に控室で見せてもらいました。
和田さんが瓶を開け、縦斜めにブンブン振ると、土の中から幼虫が姿を現したんです。出てくるまで「幼虫も連れてきてくれたのか~」とか思いながらのん気に瓶をガン見していた白田、幼虫が思わぬデカさでめちゃくちゃ叫んでしまいました。
違うんですよ。皆さんもね、幼虫って聞いたら、親指ぐらいのが出てくると思うじゃないですか。
そしたら想像を遥かに超えてくるサイズのやつが出てくるんですよ。拳ぐらいの。そんなのが土の中から急に出てきたら、誰だってびっくりしますよ。
小田さんが放送中に「クロワッサンみたい…」と言っていましたが、たしかにそうだなと思います。白いクロワッサン。。
その幼虫ショックから、それまで普通に近づいて見られていたカブトムシですら無理になってしまって……。いつでっかいのが、ウワーッ!ってこっちに来るかが怖すぎて。
すみません皆さん。いちいち叫んでしまって。さすがにウザかったですよね。
で、もう自衛しようと思って!
瓶の中のヤツは二度と見ないようにしようと思ったんです!
そう心に決めて放送が始まり、ちょっとして控室に行って給水していた時に、スタジオの方からものすごい悲鳴が聞こえてきたんですよ。
すぐに、ヤツが目の前にいるんだ!とわかったんです。ディレクタールー厶にすぐに戻りましたが「もう見ないようにしよう…」と思ってスタジオから顔をそらしたんですよね。そしたら、ちょうど視線がぶつかったTDさんから「あれ、写真撮らなくていいの?」と訊かれたんです。あの巨大な幼虫がふっと脳裏をよぎり、「撮らないですよ!?」と、首を横に小刻みに振りながら言う私に、「ほらほら!」とTDさんがスタジオの方を指さしたんです。
反射的にとはいえ、ここで勢いに流されて指が指している方を見ちゃうのが良くないんですよね。私は。
小田さんが持っていた瓶の土の上にあの巨大な幼虫が丸まっているのがダイレクトに目に入り、おそらくその場にいた人たちの中で一番大きな叫び声をあげて床にへたりこんでしまいました…。(ダサい!!)
加藤さんと和田さんが出演し終わった後、研究生が昆虫たちに群がってわちゃわちゃしていました。笑
加藤さんが研究生たちにいろいろと話をしてくださったり、実際に虫かごから昆虫を出して研究生たちに触らせてくださったりしていて、ちょっとした『夏の林間学園 ~昆虫とふれあおう~』状態になってました。ちょっと面白かったです。(白田は直視できませんでしたが)
というか、虫にふれあってるところがすごいんですよ、もう。私は014のさくらこちゃんに特にビックリしました。
普段めちゃくちゃふわふわ系のさくらこちゃんが、くっつけた両手にゴツいヘラクレスオオカブトを乗せて、「わぁ~!」ってこっちに向けてくるんですよ。超癒し系の笑顔のままで。笑
これがギャップ萌えというやつか…(?)と思いながら、楽しそうにヘラクレスオオカブトを愛でるさくらこちゃんを、1m以上の距離を保って眺めていました。アキくんは「マンガによくいる、戦闘が絶対できなさそうな見た目なのに実はめちゃくちゃ強いキャラみたいじゃないすか!」と笑っていました。たしかに。笑
そんな加藤さんと和田さんと、放送前にも軽くお話ししていたのですが。
OPトークが終わり、スタジオに入っていくお二人の背中を見て、ふと「ラジオというのは、いろんな人生を照らすメディアだなぁ」と思いました。
以前の研究レポートでも書いたと思うのですが、人が情報収集に使うのは視覚が55%、聴覚が38%だそうです。ここから、情報を手に入れる手段の大半は視覚に頼ってしまってることがわかります。そのためでしょうか、テレビやネットなどの視覚でも楽しめるメディアは、どうしても素晴らしい数字や称号を取っていることばかりが視聴後の記憶に残ってしまうような気がします。
思い返してみると、作品や人の価値を語る時には必ず「〇位」や「〇〇で表彰された」などのわかりやすい言葉が付いて回っていたような気がします。(もちろんそうではない場合もありますが)
それって、本当の意味でその人自身を見てはいないんじゃないかな、と。
会話の中にわかりやすい称号が織り交ざるたびに、どこか寂しくなっていた自分がいました。
そして、自分の好きなことややりたいことに一心に打ち込んでいるのに、そんな称号が何一つ無いことで存在を軽んじてしまう社会になってはいませんでしょうか。その人の付加価値を決める時に、称号や所属する団体の名前に依存をすることが多いのでは?、と言いますか。
私の活動もそうで、何かの賞を獲得したとか、表彰されたとか、そんなものは全くない、既存の枠付けには全く当てはまらないものです。この活動も、どんなに頑張っていても、他では経験できない素晴らしい経験をさせてもらっていても、学校の内申書には「会社見学」という端的な言葉でしか書けません。その言葉を見るだけでは、私が何をやっているか、どんなことを考えながら高校生という時間を使っていたかは何一つ読み取ることはできないと思います。
しかしラジオというものは、放送を通して、ゲストがこれまで努力してきた過程や考えてきたこと、感情と言った、ゲストの『人生』そのものを照らしているように思います。わかりやすい言葉が視覚的に残らないため、トークの全てを通して見えるゲストの人生が、ラジオだと残りやすいです。情報収集の手段が聴覚しかない、『声』というその人自身が持っているものしか伝わらない分、より、クローズアップされているゲストの『人生』がリスナーの皆さんに届きやすいのではないかなと思います。
世の中にある賞に当てはまることで輝ける人の方が少ないよなー、と本当に思います。それでも、一つのことを極めているだとか、はたまた自分の人生をただ夢中になって生きているだとか、そういった人生も、クローズアップされにくいだけで輝いています。
既存の何かに当てはまらないけれど、それでも自分の好きなことに夢中になっている素晴らしい人がいる!じっくり話を聴くことでしか、その人の魅力が伝わらない何かがある!
ラジオはいつも、誰かの人生を照らすことでそれを教えてくれます。本当に温かくて素晴らしいメディアです。
実際、much-on!の裏側で過去のゲストの話がチラッと出たりするのですが、その時も「全国〇位の子だったよね」という話はあまり出ずに「あの子、放送で話してくれた趣味が意外すぎて面白かったな~笑」みたいな感じで話が出るんですよ。まるで、世の中が決めた付加価値を取り払ったゲスト自身の姿を思い出して話しているようで、そのたびに「あぁ、私はラジオの現場にいるんだなぁ」と思って、嬉しくなったりするんです。
きっとラジオの温かさは、そういうところからも来ているんじゃないかな?と、ふと思いました。
また新たに、ラジオの魅力に気が付いてしまった…!と、このことを、バインダーに台本と一緒に挟んでいる白いA4用紙にササッとメモしました(隣にいたぽぽちゃんから見られていたのが恥ずかしかったです…笑)
ラジオに初めて触れてから4年ほど経ちますが、新たな魅力が見つかる瞬間がたくさんあって、「ラジオは本当に奥深いな~」と思います。これからも変わらずに、いろんな人生を照らす場であってほしいな、と、放送を見ながら感じました!
そして、わかりやすい称号で人の付加価値をつけるのではなく、その人自身を見ていくことが大事だな~とも思いました。
ところで本日の研究レポートですが、019のなーさんがラボの様子を撮ってくれていました!
私も写ってる写真があります!すごい!これは貴重です!!
顔出しができないとはいえ、自分の姿が一切写ってないとそれはそれで寂しいんですよね〜。自分でも「お前ほんとにあの場にいたか?」みたいになっちゃう時があって…笑
後輩たちも入ってきたので、今までは白田ひとりでやっていたことを少しずつ後輩たちにも任せられるようになってきました。人に任せるということをあまりしてこなかった私が、最近は自然と人に頼れるようになっていることに気がつきました。自分でも成長したなぁと思います。
ラボもゆっくりと次の代への引き継ぎが始まっています。
さて、来週の研究レポートは何だかスペシャルな?一風変わった?感じになりそうです!お楽しみに!
それでは来週もよろしくお願いします!!
2023.6.3 白田まもる