見出し画像

【much-onラボ研究レポート】#54完全版

更新が遅くなってしまいすみません!
放送第58回目でした!


11月10日に、渋谷のラジオ『やきそばかおるのラジオコンシェルジュ』に4回目の出演をさせていただきました!

今回はスペシャルな感じでして、やきそばさんとFM愛媛のプロデューサーである九官鳥さん(放送聴いてもらったらわかると思いますがとてもすごい方です)、そして私の3人でラジオ鼎談をさせていただきました!
(鼎談だって!字面カッコいい~!!読めました??)

言わずもがなラジオ界でとんでもなく有名なやきそばさんと、様々な名番組を生み出すラジオディレクター・プロデューサーかつ自分でもレギュラーのラジオ番組を持っているラジオパーソナリティの顔も持つ九官鳥さんと、お話しすることができるだなんて…!と感動と緊張が入り混じながら金曜日を迎えました。

放送、めちゃめちゃ楽しかったです!
『ラジオでいつも聴いている声の人が、こちら側の質問にきちんと答えてくださっている~!!』と、ものすごい高揚感に包まれながらあっという間に放送が終わり、その後のアフタートークで1時間ぐらい喋っていた時間もあっという間に過ぎた感覚でした…。

後日、私がただの「すごい」botになってしまっていたのを、親しくしているラジオリスナー仲間からしっかり指摘されました。ここだけの話ですが、実は放送中、自分自身でも「コイツおんなじことしか言わねぇなって思われてるだろうな…誰よりも私が思っているから……」と考えて、力不足を感じていました。
良い鼎談にするには良い反応や返しを意識することも大事です!精進します!!💪

放送アーカイブは渋谷のラジオ公式noteからいつでも何度でも聴くことができます。
ちなみに私は勇気が出なくて、アーカイブをまだ聴き返せていません!代わりに皆さんがいっぱい聴いてください。
感想お待ちしております!✉


ところで、先週の中ごろから急にぐっと冷え込みましたね!
あまりにも寒すぎたので、夜中にふと思い立ってこたつを引っ張り出しました!

スイッチを入れた瞬間にこの世で一番幸せな人間になった気分になれるので、こたつとてもおすすめですよ。

そしてこたつが出ていれば、こたつから出て家事をしたり片づけをしたりするときに「うわ私、こたつから出て家事やっちゃってるわ…偉すぎだろ…!!」となるので、自己肯定感がちょこっと上がります。
あとエアコンより電気代が安く済むらしいので、こたつは最高ですよ。


そんな寒い最近ですが、土曜日は天気が良かったですね!
ぽかぽかした日差しがスタジオの大きな窓から差し込んでいて、まさに小春日和というやつでした🌞

そんな暖かい今週の土曜日、白田は所属している演劇部の大会があったため、大会の舞台を見てくれた友達2人と一緒にバスに乗って、いつもより少し遅れてOBSに到着しまして。

控室には大臣さんしかいなかったので、いつものように大臣さんの隣に座って雑談しながらお昼ご飯を食べていたんです。


そこからどんな流れでその話になったのかの記憶がないのですが、大臣さんが「なんで人間って生きてるんだろうね~」と言い出したんです。

『一定の周期で来る、哲学ギャルモードだ……』と思いながら、なんででしょうねぇ、とふんわりと返答をしていると、今週の担当だった出島ロックDが控室に入ってきたんです。
大臣さんはすぐに出島ロックDに向かって「なんで人って生きてるんですか~?」と、哲学をぶつけ始めました。

すると出島ロックDは「俺が思うにねぇ、人間はみんな最初は白い人型の人形みたいなものだったんだよ」と言い出したんです。

おっとこれはヤバい流れになってきたぞ……と思っていたら、出島ロックDは続けて「その人形に向かってね、神様が『お前だーー!』ってやったら、人形が『ああ自分だー!』ってなって、初めてその人自身の姿かたちを得ると思うんよねぇ。『お前だー! お前だーっ!……ビシーッ!!』ってね…」

出島ロックDは、そう言いながら机に手を置いて身を乗り出し、虚空に向かってビシーッと指をさし続けていました。


どうしましょう。
スピリチュアルが爆発しています。


「そうやって一人ひとり、神様から『お前だー!』ってされた人間だから、みんな意味があって生きてるんだよ。だからギャルちゃんも生きてることに意味はあるんだよ~」と出島ロックDは笑顔で言っていました。
大臣さんはそれに「生きてる…!意味があるんですね……!!」と、めちゃくちゃ腑に落ちたように言っていました。憑き物が取れたような顔をしながら。

その一連の流れのまるごとがすっごい面白かったので爆笑してましたが、正直心の中では、『とんでもない空間に迷い込んでしまった……』と思ってましたよ。

そうやってみんなで盛り上がっていたら、その日たまたまラボの見学に来ていた私の友人の一人が、ソファーからスッと腰を上げて「そうだ! 大臣さんが生きているから僕もここにいるんだー!!」と急に大声をあげだしまして。それでもうみんなさらに爆笑ですよ。この流れでお前、急に入ってくるんかい、と。


そうそう、と大きくうなずいた出島ロックDは、「だから人生そこそこで精一杯楽しむのがいいよ」としんみり話しはじめました。

「小さな幸せで満足しておくのが一番いい。俺なんか最近は、朝起きて天気がよかったらそれだけで気分あがるもん。それだけで1日が良い方向に転がりそうだなーって思っちゃう」と言うと、また急に、ものすごい笑顔で両手の拳を上に向かって突き上げながら「よっしゃーいい天気だー!今日もいい日だぞー!」と言いはじめまして。
それに呼応するように大臣さんも「わぁー生きてるーー!!てんきーー!!」と、ありえないぐらいハイテンションで叫んでいました。
大人が一番テンション高かったです。


そうやって放送5分前まで、控室にいた皆で騒ぎまくっていました。
(私が「そろそろ5分前ですのでスタジオに……」と声をかけるまで、大臣さんも出島ロックDも放送開始時刻が迫っていることに本当に気が付いてなかったぐらいで。笑)

小田さんが何もツッコまずに見えていないフリをしながら私たちの横をすーっと抜けてスタジオに入っていっていたのがまた面白かったです。

後から考えると何にも意味がわからない時間だったのですが、誰かがとりあえず熱を持って何かしら発言したらそれだけで大爆笑が起こるという、なんとも恐ろしい空間でした。謎の一体感が生まれていたといいますか…。

これぐらい自分の世界観に引っ張り込める人だからこそ、OBS屈指のあの桃色番組のDができるんだな~と、放送中もぼんやりと考えていました。
私にはあのレベルのブッ飛んでる感じが足りないよなぁ、まだまだ得るものがいっぱいあるな…と思っていたら、TDさんが小刻みに首を横に振りながら「しろちゃんはそっち側に染まらないで欲しい…淡く桃色ぐらいでいいよ……」と言ってきました。笑


そして、同じ空間にいる全員を巻き込んで楽しく騒いでくれる大人がいるのはなんともいいものだ、と思いました。

「何かを一緒にやろう!」と言っていても、大人と高校生(子供)という生き物は、やはりどこかしら相容れないようなものがあるんです。どうしても。

たぶんどの組織でもそうです。
学校の部活動ですら、部顧問と部員が本当に一緒になって何かをやっているという部活は珍しいのではないでしょうか。延べ8個ほどの部活に入った自分ですが、自分が入っていた部の中で、部顧問と部員がきちんとコミュニケーションをとって一緒になって動けていた部は一つしか思い当たりません。

大人と子供では見えている景色も目線も違うことは高校生でもわかっているため、どうしてもどこか委縮してしまうところもあり。反対に、私がM本さんと話しているときもよく「私たち大人側も、高校生とどう接していいのかわからなくなることがある」とM本さんから言われるぐらいで。
話もかみ合わないことが多いし、お互いどうしても距離感を置いてしまうしで、年齢差というものはそれだけで壁を作りやすくなってしまいます。当然なのですが。

それはmuch-on!スタッフ陣とmuch-on!ラボの間にも少なからず出てしまっていまして。

最近は放送前の時間ですらも研究生だけで固まってワイワイやって終わることも増えていて、「これで本当にいいのだろうか? これではmuch-on!ラボの当初の立ち上げの目的の姿から離れてしまっているのではないか?」と頭を悩ませていました。
(OBSの皆さん、本当にお忙しいので時間が取れないことは仕方のないことだとはもちろんわかっているのですが!)

今は自分が大人側と高校生側の仲介役ができたとしても、来年の4月からは?
橋渡し役がいなくなってどうなるかなんて、みんな本当に考えているのだろうか?

「ただそこにいる」存在であるだけではどうしても足りない、きちんと「居る」という認識を相互に持って話の中に入っていけるようにしなければいけないのではないか。


そうやって悶々と考えていた中で、大人と一緒になってワイワイやっている研究生たちの姿を見たのは久しぶりのことでした。


控室にいた全員がきちんと中に入ることができている感が本当に強い空間で、どこかしらで相容れないはずの大人と高校生の距離が急激に詰められていくのを感じました。
それはやはり、出島ロックDが自分をさらけ出し、相手の反応もありのままで受け入れながら喋っていたからなのかなぁ~と。
変にカッコつけないコミュニケーションをとることは本当に大事だな~と思いました。

(放送前のあれをコミュニケーションと言っていいのかどうかは定かではありませんが。笑)


放送後に研究生の方から、初対面の出島ロックDに向かって「一緒に写真撮ってもらえませんか?」と声をかけていたのには、本当に驚きました。


こちらがその写真。左が出島ロックDで右が研究生029ヨシツネ。
出島D、しっかりウインクして写真に写っててさすがです。


自分が何か月もかけてやっと皮一枚でつながり続けているようなスタッフさんたちと研究生の関係値が、あの放送前のたった数十分間で急激に強くなっていて。それができてしまう出島ロックDはさすがだなぁ、と思いました。

放送後に出島ロックDが「コミュニケーションをする上では自分のありのままをきちんとさらけ出さないと、相手もありのままを出すことなんてできないからねぇ。」と話してくださって。
ここに全てが詰まっていると思います。

自分の考えているままのことをさらけ出すことが、相手と一気に打ち解けるためにどれほど効果的かを体感した出来事でした。


余談ですが、曲中の空いた時間に研究レポート用の写真を撮ろうとスタジオに入ったんです。椅子に膝立ちをしながら窓の外をぼんやりと見ていた大臣さんに「気持ちの良い天気ですね」と話しかけたら、ものすごく安らかな表情で「太陽のパワーを感じてる…生きてるね……」と返されました。


太陽を感じている大臣さん

完全に出島ロックDの世界にのまれてるなぁ……と思いながら、スタジオを後にしました。笑


さて本日の放送ゲストは
・全九州高等学校総合文化祭
 大分大会総合司会の高校生2人組
・→アチャ←コ(さゆう あちゃこ)さん
でした!


個人的に今回クローズアップしたいゲストは、16歳の現代アーティストの→アチャ←コさんです!
見ていると引っ張り込まれてしまうような作品を多く生み出している方です!

実は→アチャ←コさんの出演の前に彼女と少しだけお話ししていたのですが「すごく素敵なお洋服ですね!」と私が言ったら「この服、古着なんですよ!」と嬉しさを隠し切れないように話していたのが、とてもかわいらしくて印象的な方でした!

実物の作品も持ってきてくださっていたので、拝見させていただきました!


作品をパーソナリティ陣に見せながらトークする→アチャ←コさん

事前にInstagramの方で作品を何点か見ていましたが、実際に作品を見るとやっぱり違うものでして。重なり合った絵の具の表情や厚みが、実際に見るとより感じ取れて面白いなぁ~と思いながら、作品をまじまじと見つめていました。個展も開くことがあるそうなので、機会があれば皆さんもぜひ→アチャ←コさんの作品を見に行ってみてください!

「すぐに作品を見てみたい!」という方は、Instagramのほうで『→アチャ←コ』と検索すると、作品を見ることができます!
自分としては、キャプション(投稿文)のほうまでぜひ読んで味わってほしいです。
→アチャ←コさん自身が、言葉の一つ一つを咀嚼しながら書いているような文章なんですよ!それがとても素敵です。
不思議な魅力を持った世界観を内蔵していてとてもいいな~と思いながら、ついじっくりと読んでしまいます。

放送のほうでは→アチャ←コさんの素顔にせまる話をしていますので、ぜひあわせてお楽しみください!📻


今週は期末テスト勉強と並行して、かなり濃い内容を研究レポートで書こうとしていたので、公開がすっかり遅くなってしまいました。

来週ある期末テストは、高校生活最後のテストだそうで。「お前は受験も終わってるし、もちろんいい点数取れるよな?」という圧を先生たちから受けながら勉強しています。私としても、最後のテストなのでいい点数取りたいですしね!
何ならクラス順位1ケタ取ってやろうかな~なんて調子のいいことを考えながら、めちゃくちゃ日本史のワークをやっています。笑


この研究レポートが書けるのもあと4か月ちょっとしかないのか、と考えると、「もっとうまくできたのではないか」「もっと上手く書けたのではないか」なんて今までのことを考えてしまいます。
後悔しないように研究生001をやりきろうと思っておりましたし、実際その通りにしてきましたが、やはりどうしても後悔は残ってしまうものですね。行動には後悔がつきものです。

それでも過ぎた時間は戻らないのだな、ということを痛感しています。


私も少しずつ、しかし着実に、卒業に向かって進んでおります。


それでは来週もよろしくお願いします!


白田まもる 2023.11.11

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?