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【2021年8月末最も過小評価されている投資対象はKWEB?GDX?2800?】高橋ダンのライオン戦略長期ポートフォリオをIB証券で構築する!

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こんにちは。7月に引き続き8月末過小評価されている資産について分析してみようと思います。7月分はこちら。

前回は、GDXを含めて分析してみましたが、よく考えてみると、ダンさんはオススメしているものの、肝心の金価格が上昇しないと金鉱山株は上がりにくいため、含める意味がなかったかなと思っています。

その根拠としては以下に分かりやすい引用がありますので記載しますね。

Twitter引用 じっちゃま @hirosetakao · 2019年8月10日

金鉱株は長期投資には向きません。Buy & Holdはダメな投資戦略です。
ゴールドならびに金鉱株投資は、投資の王道ではありません。「投資の七味唐辛子」くらいに考えるべき。だからポートフォリオの1割を超えてこれらの銘柄を組み込むのは狂気の沙汰です。
産金会社は規模に応じてシニア・プロデューサーとジュニア・プロデューサーに分けられることが多いです。シニア・プロデューサーのグループをまるごと買うならGDXというETFが、ジュニアならGDXJというETFがあります。
もちろんこのほかにも沢山銘柄はあります。一般にジュニアの方が泡沫的で①確認埋蔵量が少なく、②採掘コストが高く、③したがって損益分岐点が高い企業が多いです。 つまり危険。
金鉱株は金価格にフォローの風が吹いてないとき買うべきではないです。とりわけジュニアは金価格下落局面ではこっぴどくやられます。
金鉱株の選別においては①確認埋蔵量、②生産コストが主なポイントになります。時価総額を確認埋蔵量で割り算すると1オンスの埋蔵ゴールドに対し株の投資家が幾ら支払っているか?がわかります。
ただ、かならずしも時価総額÷確認埋蔵量の数字が小さい企業の方が良いとは限りません。なぜなら①金山が政治的に不安定な国にある、②技術的に採掘が難しい鉱床となっている、③採掘権をめぐって係争などがある、などいろいろな要因が絡んでいることが多いからです。
たんに埋蔵量が多いだけではダメ。当期の決算で、ガンガン実際に金を生産し、売上高を挙げている企業を買うこと。なぜなら埋蔵量はまやかしであることもあるから。
採掘コストに関してはAISC(All In Sustainable Cost)が最も適切な尺度だと思います。
現在の金価格($1500)でAISCが$1500以上の銘柄は全く見込みがないので買ってはダメ。ちゃんとした企業のAISCは$700~$1200くらいのはず。
AISCが低い(=つまりロー・コスト)企業の方が経営は健全です。倒産もしにくいです。しかし株価が騰がるかどうか? に関してはもう少し精緻な議論が必要。
なぜならAISCが高い、ハイコスト・プロデューサーは損益分岐点も高いのでゴールド価格がその分岐点を超えた瞬間は「業績の変化率」としてはローコスト・プロデューサーより速くEPSが伸びているように見えるから。これをオペレーティング・レバレッジという風に表現することもあります。
だから金価格上昇局面で、わざとAISCの高い限界的(marginal)な業者の株を買い、「えいやあ!」と値幅を狙うトレードの仕方もあります。これはとてもハイリスクなので儲からなくなったら、直ぐに降りること。AU、GFI、HMYなどはそういうトレードの仕方をすべき銘柄です。
もっと王道な銘柄ということになるとニューモント(NEM)、バリック(GOLD)などになりますが、冒頭で言ったように金鉱株はBuy & Holdには向かないので「業績の安定」とか「生産高の成長可能性」などの空虚な妄想、期待からこれらの株を買い持ちで放置しないこと

別の言い方をすると、鉱山会社は操業コストが高めで普段は採算ギリギリのところがおおい。売り上げは金の生産が中心になるため、金価格が上昇するフォローの風が吹いている時なら採算が良くなりやすいが、金価格が下落する局面では下がりやすいと言えます。ダンは、これから金価格が低迷すると主張しています。


さて、GDXを除いた、ダンが初期のころにおすすめと言っていたETFをRSIと50週移動平均からの距離をみてみましょう。

まずは株式エリアから

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各ETFの50週移動平均からの現在の価格の距離と、RSIの位置をみています。8/30時点のデータは右から2列に記載されています。

一番下には中央値が計算してあり、中央値より低いETFに黄色をつけています。赤が一番低いETFです。

株式はFXIが数値が最も低いETFでした。


次にコモディティエリア。

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プラチナETFであるPPLTが最も低い数値になっています。


最後に債券エリアです。

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BNDがもっとも低い数値です。


まとめ

株、コモディティ、債券の週足からの距離とRSIを比べました。
同じ商品では無いため単純比較はできませんが、年単位のレベルでどの資産が現在低い価格になっているか分かります。
株式ではFXI、コモディティでがプラチナ、債権ではBNDが候補になりました。最もRSIが低いのはFXIですので今月末の投資対象として分析してみます。


分析

今回は先月に引き続き中国カテゴリーが安いという結果になりました。
先月ぼくはKWEBという中国インターネット関連企業のETFに投資しています。

2021/8/26のダンの動画「中国株の暴落終了、ボトムした?」では、テンセントへの投資でも良いが、それ以外の中国インターネット関連企業に丸ごと投資できるKWEBへの投資をオススメしています。KWEBは2021/2/12のピークから本日までで約55%下落しました。中国の経済政策の変更があり、市場は中国への投資を警戒している姿勢の現れと思います。

FXIへの投資でも良いのですが、経費率は高めですしぼくはすでに保有していますので、ダンが言う通貨の分散という意味で香港上場のETF2800への投資をします。

2800は中華人民共和国香港特別行政区の香港証券取引所で売買される銘柄のうち、主要50銘柄を時価総額加重平均で算出した、浮動株に基づく株価指数に連動した香港ドル建てETFです。

HSBCホールディングス、テンセント、AIAグループ、中国建設銀行、中国平安保険、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国工商銀行、香港取引所、中国銀行、中国海洋石油集団、CKハチソン、Link REIT、CLPホールディングス、香港中華ガス、CK Asset、中国人寿保険、SHK PPT、ハンセン銀行、中国石油化工、銀河娯楽、サンズ・チャイナ、 中国銀行(香港)他のような銘柄で構成されています。

ぼくの好きな時価総額加重平均指数ですし、経費率が0.10%かつ現在利回りが3.04%と良好です。
中国への投資の是非ですが、確かに政治情勢は気になるし米国上場している中国株は先行きが見えない状態です。しかし、香港市場は中国資本企業の株式が活発に売買されていますし、今後も中国が経済発展を考える時に香港市場を窓口にする可能性が高いと考えました。


実際の投資方法(キャプチャ写真あり)

まずは国内ネット企業から操作してみます。
SBI証券です。

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円建てで注文直前まで進め、確認の画面になります。
最低購入株数は500株からです。
右下の手数料に注目して欲しいのですが、773円(税込み)です。


つぎにぼくのメイン口座にしているIB証券です。

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同じ条件で、手数料は18香港ドル=約252円でした!
手数料が70%も削減することができますので、やはりIB証券はお勧めです。
最近口座維持手数料がかからなくなりました。

IB証券の口座開設についてはこちらの記事でまとめています。

みなさんの投資の参考になれば嬉しいです。


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