自己都合キャリアで行こう

いつまで会社都合のキャリアを歩むつもりなのか

こんにちは、ナザレです。

自分のキャリアをどうデザインするのか。
現代のビジネスパーソンなら、必ず一度は考えたことがある問いだと思います。
この問いに答えることができる人は少数でしょう。
将来を見通すことが難しい昨今、私たちはどう生きるべきなのか、非常に悩ましい問題です。

しかし、実際のところはそんなに悩む必要はなかったりします。
新卒で企業に就職した場合、その企業に居続ける限り、うっすらとだがキャリアの道筋というものは見えてくるものだ。

これはつまり何を言っているのかというと、企業におけるキャリアパスの話をしているわけです。

企業におけるキャリアパスというと、
平社員→リーダー→主任→係長→課長→部長→役員
といったものになります。
企業によっては、このキャリアパスの中に店長や支店長などの肩書が入ってくることもあります。
いずれにせよ、上記のようなイメージのキャリアが存在します。

つまり、それなりの組織であれば、自分がこの先どういう風になっていくかをざっくり想像することはできるというわけです。

多くの人が、先に示したようなキャリアを歩むことになります。
皆さん、特に疑問を持つことなく働いていることと思います。
もちろん、役職者になれるのは全員ではありません。
なれない人もたくさんいます。
それでも、平社員にも人事上の等級制度があって、その等級を駆け上がっていくことによって、それなりの給料を得ながら会社員生活を送ることが可能です。

自分のキャリアをどうするのかなんて、あえて考えなくても、愚直に努力すればいずれ何者かにはなれる。
そう考えることができるわけです。

しかし、ここでふと考えるわけです。
こんな、会社が用意したキャリアを歩んでいいのか。
会社都合のキャリアを駆け上がることが本当に幸せなことなのか、と。

会社都合のキャリアを歩んでいったとしても、その行程が自分の能力を証明してくれるわけでもないし、給料を保証してくれるものでもありません。

これはどういうことかと言うと、ある企業で部長だからといって、別の企業でも部長になれるかはわからないということです。
もちろん、給料だって同じかどうかはわかりません。

例えば、人事という職種で考えてみます。
人事制度は企業毎にかなり違いますし、社員数も違います。
こういった場合、給与計算や社会保険などの手続きのボリュームは、その企業毎に大幅に違ってくるでしょう。
社員10人の企業と、100人の企業では仕事の頻度や忙しさはかなり違うわけです。

一つの職種でみても、さまざまな要因から正確な比較はできないのです。
そうであるなら、今の勤め先で部長だからといって、どこの企業でも部長が務まるわけではないということは自ずとわかるはずです。

なので、会社が用意した肩書というものは、何かを保証してくれるどころかフェイクの可能性も高いのです。
これを基準にしてしまうと、自分の今後のキャリアに関して判断を見誤らせることがあり得ます。

よって、会社都合のキャリアを歩むのではなく、あくまでも自分都合のキャリアを歩む必要があるというわけです。
もちろん、会社の用意した肩書を持つことは組織にいる以上はあり得る話なので、あえて拒む必要はありません。
ただ、肩書にあぐらをかかずに、自らの成長機会を自らでつかみとるように、自分のキャリアを作っていく努力をしてなくてはなりません。

与えられた役割の中で成長するのではなく、自らキャリアを切り開いていく心構えが大事だというわけです。

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