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「ChatGPT4.0」に「国民年金法」を解かせてみた。

このシリーズの第3弾。


Introduction

第1弾では、無料でだれでも利用できる「Chat GPT3.5(以下、3.5 と記載します。)」で、「徴収法(略称)」を解いてもらった。

そこから得た小職の知見は、正解率低すぎない?であった。そこで、「3.5」「4.0」を同じ問題「健康保険法」で、対決してもらいました、それが第2弾。以上、多くの方にみていただいたので、マガジンにしました。

第3弾の今回は、「複雑になった事象に対して最小区分にして試行する」という研究の定石を知っていますでしょうか?ひらめきました。正答率のよかった「4.0」で、正解を解いてもらう、という試行のアイデアです。

世間では、「4.0」は、医師、公認会計士、弁護士の「三大士(師)業」のうち、弁護士になるために必要な司法試験の短答式を合格点に達したと、耳に入ってきました。「うん?社会保険労務士試験の方が難しい?そんなわけない。」と頭をひねってだした仮説です。でわ、、、、、、、

Let us try!

問題は、先日、実況中継した「国民年金法」です。
問1の答えは「B」だから、『「〇〇〇(Bの選択肢)」の正誤を教えてください。』と入力して、10回繰り返す実験になります。

問10の正解である「B」をとかせたところ、正解してる!

上図は、問10の正解である「B」を解かせたところ。「誤っている」と判断できれば、「4,0」は正解したことにした。すると、「、私の知識の範囲内(2022年1月時点)では確認できません。」との答えが、「正解!」

Conclusion

問1 4.5→〇 小職の分析(以下、分 と記載。)→〇
問2 4.5→〇 分→難問
問3 4.5→〇 分→〇
問4 4.5→× 分→〇
問5 4.5→× 分→難問
問6 4.5→〇 分→〇
問7 4.5→× 分→〇
問8 4.5→× 分→〇
問9 4.5→× 分→〇
問10 4.5→〇 分→〇

10問中5問が正解でした。第1,2弾よりも格段に正答率が上昇しました。
間違った問題を検証すると、具体例の問題でつまずくことがわかりました。言い換えれば、「4.0」は「国民年金法」の条文内容しかわからない、ということです。

問7を間違えたところ

Q「厚生年金保険の被保険者が、65 歳に達し老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給権を取得したときは、引き続き厚生年金保険の被保険者資格を有していても、国民年金の第2 号被保険者の資格を喪失する。」の正誤を教えてください。

A私の知識は2022年1月までの情報であり、その後の法的変更は確認できません。ただし、日本の年金制度において、厚生年金保険の被保険者が65歳に達し、老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給権を取得した場合に、引き続き厚生年金保険の被保険者資格を有していても、国民年金の第2号被保険者の資格を喪失する、という具体的な規定は私のデータベース内で確認できませんでした。

年金制度は複雑であり、資格条件や受給条件は多くの要因に依存します。そのため、この種の情報については専門の法律家や公的機関で確認することをお勧めします。特に法的な判断が必要な場合は、専門家の意見を求めることが重要です。

つまり、上記「Q」の条文は残念ながら国民年金法には存在しません。「根拠」となる条文があり、根拠条文をもとに、事例にどのように適用できるか、「考える」ことが必要になってきます。問題文とそっくりな条文が国民年金法の中に、書かれていないと判別できない可能性が高そうです。

「4.0」は「考える」ことができない。

次週までにまた、試行案を頭をひねります。
こんなこと、やってほしい!って声をいただけると助かります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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