悔しいけど、弁理士試験は断念することに

 来週の日曜日に弁理士試験の受験をすることにしていたが、ほぼ断念することにした。原因は、新型コロナ感染者数の爆発的な増加だ。1月前は5000人程度で推移していた全国の感染者数は、いまやその5倍の25000人を超えている。ざっと、5倍だ。特に若年層の感染者数が急増。きわめて深刻な状況にある。

 しかし、各種イベントは継続されている。昨年であれば、学校も休校。イベントも中止。みんな家に籠って感染者数が増加しないように祈っていた。ところが、今や、人の流れは止まらない。どうも、オリンピックの開会頃から増加の足が早まったようだ。国民の気持ちは完全に緩んでしまったものと思われる。首都圏や関西圏だけでなく、全国的に過去最高の感染者数を日々更新している。もはや感染爆発(パンデミック)に近づいている。

 こんな状況で、そもそも国家試験が平然と実施されていることに疑問を抱きながら学習を続けてきたが、あと1週間で感染者に歯止めがかかるとは思えない。さらに、持病を持っているという状況では、感染の危険度は日に日に増しているとしかいいようがない。日々少しずつ学習してきた身には、全く残念無念な気持ちしか残らない。昨年、甲子園に出れなかった高校球児たちの気持ちが分かるような気がする。

 合格の確率は25%であり、チャンスは十分あると思っていたが、この年になってチャンスをこのような形で逃すとは夢にも思っていないかった。昨年も、多発性骨髄腫の発症治療で、受験を断念したので、1次試験免除の資格を失い、一から受験しなおしとなる。これで、今後の受験もあきらめざるを得ないかと思うと、本当に情けないし、悔しい。

 しかし、孫も誕生し、万が一にも感染したらと思うと、躊躇せざるを得ず、あと一週間の学習に意欲が湧かないのが、正直なところだ。新型コロナが恨めしい。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。