オリジナルEPを作った理由


お久しぶりです。

S.O.Sの筋肉担当、Noofです。
イベントで初対面の人、必ずTakutoのことをNoofと勘違いしているとです。

挨拶しながら内心「うわ…ごっつ」とか思ってるの知ってるとです。
ここ二年くらい筋トレにはまってしまったので仕方ないとです。
ベンチプレス120kg上げるのが目標で…(

閑話休題。

M3を終え、EPの頒布を終え、リリースパーティーライブを終え。
個人的に色々と思うところがあるので書き連ねます。


〇東方アレンジサークルがオリジナルEPを作った理由


一時は巷で同人ゴロなんて言葉が流行ったりしましたね。
古い時代には東方を踏み台にオリジナルに行った~、なんて揶揄されてしまうバンドもいたとかいなかったとか。

じゃあ僕らがそうなのかというと、そんなことないよ~とやんわり言っておきたいです。

S.O.Sは東方アレンジを「私有地にある遊び場」だと考えています。
神主が権利を有する私有地で、所有者のご厚意で遊ばせていただいているといった感じです。

僕らよりずっと前からこの遊び場で遊んでいる人達がいましたが、いつしか姿を見せなくなってしまいました。
様々な理由があるかとは思いますが、今はそれでいいとも思っています。
だって遊び場なんだもの。
気が向けば遊びにくればいいし、つまらなくなったならやめればいい。
遊び場を使うのに何かルールがあるなら順守するべきだし、そのルールに居心地の悪さを感じたなら使わなければいい。

(S.O.Sがアレンジをサブスク関連を通さないのもこの辺りの考え方によるものですが、ここではこれ以上触れません)

ただ、先人の彼らがふとした時に帰ってきた時、
「お、今こんな面白いやつが遊んでるのか~」
って一緒になって遊んでくれたら嬉しいなぁって感じでやってきました。
そういった気持ちの発露から企画したのがコンピレーションアルバム「Let's Change The World's End」でした。

https://www.youtube.com/watch?v=jZnw_ZuwfH4

確かに人は少なくなったかもしれないけど、今でも遊んでるやつはいるんだぞコノヤロー的な何かです。
結果として多くのサークルのお力を借りることができ、一定の成果を得られたのかなと思っています。

S.O.Sは結成から、個人的に言えばかなりのハイペースでアレンジを作ってきました。
それもほぼ毎回フルアルバム。
特に疲労は感じていませんでしたが、がむしゃらに突っ走って遊んできました。

とある物語を題材に制作し、三部作として公開したのが以下、
I'll be right here
Fragile memory
Everlasting Hope
です。

ここまで公開してきて、一度公開しきって、ふと考えます。

「このまま同じことを続けて、その先にあるものとは」

このラウド(あえて一くくりにこの言葉を使います)アレンジが縮小傾向にあるのは事実だと思います。
現実として実際に活動しているサークルの数が物語っています。
それに伴い、なのか、卵が先か鶏が先かみたいな話になりますが。
ファン、リスナーの数も比例していっているのではないかなと。

新しく人を呼び込むには、今のままじゃダメだなぁ~なんて漠然と思いました。
ライブを始めたのもここら辺が一因であったりしますが。
それからしばらくしてオリジナルEPを作ってみようかということになったワケです。

https://www.youtube.com/watch?v=ilG9qRSDIgs

東方アレンジは聞くけど、オリジナルは聞かない。
その逆も然りで、オリジナルは聞くけど東方アレンジは聞かない
って人がかなりいるっぽいんですよね。

なんとかそういった層に少しでも音を届けられないかなと。

焼け石に水というか、僕らの実力じゃ大したことは出来ないことも分かっているんですけど。
もう一つくらい遊び場を持ってみても悪くないしこの際だからやってみようと。

この目論見がうまくいったかは正直今の段階では分かりませんが、EPを作ったことによってS.O.Sを知ってくれた人はほんの少しでも増えたと実感しています。
同時に「東方アレンジっていうのがあるんだねー初めて聞いたよー」と声をかけてくれる人も増えました。

CDを手に取ってくれた人も想像以上に多く、やってよかったなーと細々と喜んでおります。
今後もゆる~く地味に活動して、なんとか生き延びていけたらなと。

話が長くなってきてしまいました。
というワケで、S.O.Sとして東方アレンジという遊び場から去ったということではありません。
M3で何人かの方に「もう東方アレンジやらないの?」と聞かれましたが、これからも細々とやっていく予定です。

現状、一曲アレンジ制作を進めております。早ければ今年の夏には公開することになるんじゃないかと。
ただ、今までのようにフルアルバムを制作し続けることは難しいかなとも思っています。
オリジナルも並行してやっていきたいというのが正直なところです。きっとまだまだ開拓出来ると信じてる。

今までは東方という他人の褌で相撲を取っていました。
あの美しいメロディの力を借りて、曲を形作ってきました。
オリジナル曲を制作していく過程で、それを痛感しました。
そりゃもう実力不足に打ちのめされてます。
メロ作るのってこんなにしんどかったけ? とか、なんだこのクソメロディはとか、なんだこの…とか。

今後オリジナルも並行して制作していくことで、そこで得た力をアレンジにも活かしていけたらなと。
ふんわりとそんなことを思うのであります。


〇東方アレンジサークルがオリジナルEPを作った理由


身も蓋もない話をすれば曲を作るからにはたくさんの人に聞いてもらいたいし、新規リスナーを獲得するために何かやるかーとか、新しいことに挑戦して力をつけたいとか。
だいたいがそんな感じのお話でした。

次回があればEPに込めた想いなど、気が向いたら。
リリースパーティーでTakutoが少し触れてましたけどね。

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