見出し画像

発達障害者雇用のセオリー1

私はもともとメンタルヘルスの勉強をしていましたし、発達障害の診断を受けてから障害者雇用についてもかなり勉強しています。
障害者職業生活相談員も受講済み。

で、発達障害者雇用で必ず出てくるのが
「できるだけ、一人で完結できる仕事が良い」
ということ。

私はずっと、これ、
「発達障害者はコミュニケーションを苦手とする人が多いから」
だと思ってました。
でも、実際は、それだけじゃありません。
能力の問題も大きいです。

同僚と協働するような業務は、人の仕事の進捗状況も気にしないといけません。
私は、互いに自分の担当業務を遂行しながら声を掛け合って連携するような作業は問題ありませんが、新人に教える仕事が回ってきたところで詰みました。

ここまで進んだら、次の指示を出そう。
頼んだ仕事、期限内に終わるかな。
・・・と思ったら、相手の進み具合を意識する必要がありますよね。

指導に専念できるならいいですが、自分の仕事をしながら他人の進捗に目を配るというマルチタスクが無理ゲーすぎて、あっという間に体調不良で勤怠不安定になりました。

この人は発達障害で障害者雇用だけど、コミュニケーションはだいじょぶだから、チーム業務やらせよう。
と思った上長の方、ちょっと待ってください。
チーム業務は、本人のマルチタスク能力を見極めてからでお願いします。

当事者の方も、「私はコミュニケーションはだいじょぶだから、チーム業務もできる」なんて、簡単に言わないほうがいいです。
自分の作業をしながら他人の進捗を意識できるか、考えてみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?