おたく語り①

思うがままに書く。
もう読む人が読めば「あの頃のオタクだ~!」って笑うだろうし、書きながら古傷が痛むけど、それでもやっぱり自分の歴史というか、思い返したときに「この時代の自分も愛しいね」ってなりたいから書き残す。

中学時代

深夜アニメの話

アニメとか漫画が元々好きで中学のときに所属していた吹奏楽部の先輩がきっかけで声優とかを調べるようになり、周りの友達の影響で深夜アニメを見るようになった。
あの頃はTwitterがなくて、その代わりに友達とブログとホムペがあって、pixivはなくてサイトサーチがあって、となんというか世界が狭い。(?)
インターネットにいたのに今ほど広くないと言うか、うまくいえないけど、今のインターネットはもうすごい濁流のごとく情報が流れてくるけど、あの頃は田舎のちっちぇ小川のせせらぎみたいな穏やかさと情報の少なさだった。誰かと実況するとか、リアルタイムに感想が見れるみたいなことがなくて、見てるアニメの感想は身近な友達と語り合うか、同ジャンルのオタクのブログを読むか。
だからアニメを見ていても今ほど「あれは声優が合ってない~」とか「作画がクソ~」みたいなノイズ的な意見が流れてこなくて、今よりもっと自分の好き嫌いで作品の判断をしていた気がする。
今は「評価良いから/フォロワーが見てるから見よう~」みたいな感じで作品選んでるけど、あの頃は番組表に書いてあるアニメのタイトル片っ端から録画して、ニュータイプとかアニメージュで情報チェックしてアニメ見てたから今より真摯に作品と向き合ってた気がする。
当時好きだったアニメなんて羅列し始めたらきりがないけど、それだけアニメを見れていたって今の自分からしたらかなり羨ましい。

ラノベの話

深夜アニメを見るということはラノベを読むこと。
そんなことはないけどそんなことあるはず。
中学進学、というか吹奏楽部入部をきっかけにオタクジャンルずぶずぶになった私はラノベも読むようになった。
中学の図書司書さんは生徒の希望でラノベを買ってくれていた(確か司書さんの私物だった気がする。)
その中には当時アニメでやってた作品の原作小説(ラノベ)が数多くあった。
アニメを見るのも好きだけど、昔から物語を読むことが好きだった私は原作小説を読むようになり、その流れで色んなラノベを読むようになった。

あの頃、朝から学校行って、放課後は毎日部活があって、週の半分くらいは習い事と塾に通ってて、ってまぁまぁそれなりに忙しかったのになんであんなに本読めたんだろう。いやもうこれはTwitterがなかったからなんだろうけど。それでもめちゃくちゃ本を読んでたな。

化物語のアニメが始まって、めっちゃ面白くてその時読める西尾維新の小説全部読んだり、アニメ化が決まった作品の既刊全部読んだり、とにかくめっちゃ本を読んでた。
あのときの杵柄で今の語彙力があると言っても過言……。

コンシューマーゲームの話

漫画も読んでアニメも見て小説も読んでいたのにゲームもしてた。
まじでどうやって時間を捻出していたんだとあの頃の自分がめちゃくちゃ羨ましい。

ここまでオタクオタクしてたからときメモGSとか薄桜鬼とか?と思われそうですが、乙女ゲームをするのは高校になってからで、この頃はがっつりRPGでキングダムハーツとかペルソナ3,4とかテイルズオブシンフォニアとかやってた。
普通に自分がやるのも好きだけど、幼馴染がめちゃくちゃゲーマーで週末はそいつがゲームをやるのをみんなでワーワー言いながら見るみたいなのをしてて、人がやってるのを見るのも好きだった。
ゲームの貸し借りも頻繁にしてたから、自分だったら買わない系統のゲーム(ペーパーマリオとか大神とか)も結構してたな。

この「自分がやるのも好きだけど人がやってるのを見るのが好き」って言うのが今の「ゲーム配信を見る」に繋がるんだろうな。

深夜ラジオの話

私が通ってた塾って授業が土曜日にあったんですけど、当時土曜日の授業の宿題と予習を金曜日の夜中にやっていたアホで、そのときの作業BGMが深夜ラジオだった。今考えてもなんてギリギリな生活をしているんだと思うけど、でもあの時あのラジオがあったから宿題をノリノリでできていたんだよな。ありがとう深夜ラジオ、深夜ラジオのおかげで高校受験無事志望校に行けました。

ちなみにその時聞いていたラジオが、
・週刊!アニたま水曜日
・A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン
・神戸前向女学院。
・ロンハールーム
・PASH!でDASH! 月曜まで60分
・集まれ昌鹿野編集部

歳がバレるな~。
15年前のことだけどそれでもあの時ラジオであんな話してたな~みたいなことを鮮明に覚えてる。
柿原徹也はとまちょふと呼ば、小野坂さんは大阪にあるうどん屋(めん次郎?)が美味しいと言っていて、ロングさんとハードさんは中学生の私でもわかるしょうもない工口(こうぐち)な話をしていた。

ニコニコ動画の話

多分全盛期一歩手前!
あの頃のニコ動はまじで著作権ガン無視動画まみれ(今もか?)で、中学生の頃の私はそこで声優と出演作とキャラソンを覚え、それを作業BGMとして生活していた。
「〇〇のキャラがカラオケ行ってみた」みたいな動画とか「〇〇さんの歌メドレー」みたいなのあったなぁ。聴いてたなぁ。
もう本当に著作権ダメダメ動画だったけど、あの動画を聴いて勉強してたなぁ……

高校入試の日、がんばって録音してWALKMANに入れたその動画の曲聴きながら受験会場に向かってたんですけど、「八百黒戦隊ヤオレンジャー」とか「肉球慕情」聴いたのめちゃくちゃ覚えてる。なお道中犬に吠えられたのも覚えてる。どうして私はそういうしょうもないことばかり覚えているんだ。

ちなみに最初「中学生時代」「高校時代」「大学時代」「新卒時代」「そして今」みたいに書こうとしたけど中学時代だけで結構長くなったから一旦ここで止める。気が向いたら高校時代の話もする。

続く

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