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サングラスを探す自問自答

はい、サングラス壊れました。
朝陽に向かって出発し、夕日の沈む方向へ帰宅する生活。紫外線が強くなる春先からこちら、サングラスがないのは死活問題。
まぶしすぎて目がシパシパする。早急に探さないといけない。
というわけでお店の開く時間までスタバで自問自答。条件を洗い出す。

機能面

ミラー加工◎ > 偏光レンズ○ > 調光レンズ▲
運転中のUV&眩しさ対策。室内で眼鏡としてかけ続けはしないのでわざわざ色が変わるのはあまり必要のない機能。
レンズは大きい方がいい。フレームが太めの方が横からの紫外線もカバーできそうだし。でもキュッとスタイリッシュなゴーグル系はちょっと違う。スポーツは見るものですから。
できればレンズの色は濃すぎない方が良い。瞳孔が開きすぎるのはよくないと小耳にしたから。

アイデンティティ

アクセサリーはアイデンティティ。メガネもサングラスもアイデンティティ。
基本はのんびりのほほんぽてぽてとした鳩でありたいから、厳つすぎない方がいい。周りを威嚇しすぎず、不審者にもならないもの。
お茶目な遊び心が感じられるものがいい。どこかにキラッとトキメキ成分が感じられると最高。
例えば華奢な金属フレームのまるっとまんまるな丸メガネ、ちょっとレトロでお茶目で楽しそうな雰囲気が感じられて好き。でも機能的にはサイズが物足りない。
以前受けた診断でお勧めされた、フレームの主張しないオーバル型は、ちょっと今の気分じゃない。
顔のど真ん中にレンズがくるのに(特に今回はサングラス)、主張しない≒目立たないって無理があるじゃないですか。それならワクワクするものに振り切った方がずっと楽しい。

いざ試着

チェーン店の一葉さんにお釣りが出ちゃうモノから、フレームだけで桁1個プラス、おすすめレンズにカスタマイズすればさらに倍という専門店のもの、演歌バッグとしてお話に上っているのを見かけるロゴドーンなお高級ブランドのものまでアレコレと。
いろいろ試してみるのは楽しかった。

サングラスの代名詞といえば必ず上がってくる下に重心? ポイント? があるタイプはちょっと違った。
ブリッジの部分の幅が狭すぎるとなんだか違和感がある。
鼻パッドではなくこめかみで固定するタイプ、はじめてかけてみたけど慣れないせいか不思議な感覚。
どうやら全体的に丸みを帯びた大きめレンズで、ほんのちょっぴり目尻が上がっている系が合いそう。いわゆるソフトフォックス型に当たる気がする。
角ばっていたり、逆に目尻がキュッと上がりすぎているのは過剰になってしまうので、迷った時はフレームの形に惑わされずレンズの方の形を見るといいと教えてもらった。

そして必要性は切羽詰まっているものの、その場で、ん〜じゃあこれ「で」いいかなと即決しなかった。えらい!
ありがとうございましたーいろいろ試せて楽しかったですじっくり検討したいのでーと型番を控えてもらうことができました。
きっとこれが成長の一歩ですよね? ワタシガンバッタヨー。

スタバに戻って比較タイム

フレームは、やっぱり作り手の愛と個性が感じられるような、丁寧に作られたものの方が圧倒的に素敵だった。でも、その違いが本当にわかっているかというとちょっと自信がない。
おブランドのロゴがキラッキラに鎮座ましてるものを買うにはまだ早い。
頭でっかちの薀蓄偏重型的には、教えてペディアせんせー&グルグルせんせーでざっくり知ったくらいじゃ全然足りない気がするから。(あくまで個人的に)
もっとたっぷりの愛と熱量を持って語れるようになってからお迎えしたい。
かといってここで量産型に走るのはせっかく自問自答したのに進歩がない気がする。
考えれば考えるほどどんどんドツボにはまっていくようで、よくわからなくなっていった。

ということで。

買いました

チェーン店のぽっきりセール品。
おシャネルさまもレイバンもTALEXもかけ比べた結果の、これ「が」いいだった……はず、デス多分。
マダチョットキッパリ断言スル自信ナイ。

選んだ理由は、一目惚れしなかったから。たくさん試着したあれこれに。
このフレーム好きとなったものには好みのレンズが入れられず、それならレンズ主体で選ぼうとすると今度はフレームがなんだか物足りない。
私は、PDCAで言うところのPばかりに凝りに凝ってあれこれうだうだ理屈をこねてDまでたどり着かないことがあるあるすぎるタイプです。
でもたまに、直感ときめき一本買い(一本釣り、のノリで)をしてしまうところがある。
今回は、やだ好き……! 目があっちゃったんです私が連れて帰らないと……! とは、ならなかったのだ。

で、あるならば。
今私が買うのは①生理的欲求、身体を守るためのサングラスだ。
そしてガンガンに使い倒しながら⑤自己実現欲求のための一本に出会った時に、今までありがとうお世話になりましたと心置きなくさよならできるものだ。

このサングラスをお供にもっとときめきの解像度上げていくぞー