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【S15】最終927位 グレフロル対面構築

ニゴロです。
今回はS15にて嫁ポケ枠のグレイシアを入れて3桁を達成出来たので記念に構築記事を書こうと思います。

■コンセプト

選出圧力の高いポケモンとそうでないポケモンの波を作る事でグレイシアを活躍させる

■構築経緯

久しぶりにグレイシアを使いたいなーと思い、グレイシアから構築を組み始めた。
強い型のグレイシアなど存在しないので環境に合わせたグレイシアの強い要素を振るえる構築作りを目指した。

グレイシアの強い要素として
①高火力のフリーズドライが環境上位に刺さる
②ミラーコートによる対面処理
③あくびによる対面操作、起点回避
+α型が全く読まれない事
の3点があると思ったのでそれらを活かせる襷ミラコ型を当初は採用していた。

反対に弱い要素として
・ステロを踏むと機能停止する事
・技範囲が狭すぎて相手が限られる事
があげられるため選出誘導枠と合わせて初手グレイシアで有利対面を取る事を構築のコンセプトとした。

次に、選出誘導枠として初手に地面と特殊を鬼の様に呼ぶキラフロルを採用。
初手グレイシアを投げた後の詰めとして、展開有利を継続しやすいHBブエナカミ+ABラオスを採用。
グレイシア、キラフロルを投げにくいパーティに対して安定した仕事が出来るチョッキカイリューを5匹目に、
最後にさらに相手に選出圧力をかける役+低速の受け対策として挑発チオンジェンを採用してパーティが完成した。

キラフロルとチオンジェンがいる事で選出画面で相手の選出をかなりの精度で予想する事ができる。
そのため、相手の並びを見てある程度それに対して強い選出を行う事ができるいい並びになったと思う。

■個体紹介

初手枠。
キラフロルを見てやってきた鋼地面に1対1を取りつつ相手の裏のポケモンを見て情報アドバンテージを取ることが主な役割。
当初はミラーコートを採用していたが相手によっては警戒する立ち回りをされ、安定感に欠けると感じた為、ミラーコート→マッドショットに変更した。
マッドショットの採用意図として特にブリジュラスを強く意識している。(無振りブリジュラスに60%くらい入る)
マッドショット→フリーズドライと入る事で相手のブリジュラスが殴ってきたらそのまま勝てるし、ミラコ警戒でステロから入ってきた場合襷を残して裏と対面する事が出来る。
初手から物理が来た場合はほぼ100%裏に浮いているポケモン(というか大体カイリューかランド)がいるため、欠伸で流してから2匹目を見る事で大体相手の選出を割ることが出来たのも偉い。
氷の礫は2匹目との対面で最後っぺで打ったりカミにぶつけて耐久調整を見るなどダメージを与えるというより小回りの効く良い技だったと思う。
調整はうっかりやCS。
遅いランドやカイリューの上から動けたりマッドショット後に上から動ける範囲が広がる。
テラスについては、火力があったら解決する場面がちょこちょこあったのでステラにしたが結局一度も切らなかった。
初手襷要員に求められる火力と範囲、S操作、起点回避&作成能力の全部が揃っていてマイナーの中でもかなり環境に強い型に仕上げられたと思っている。

メテビ採用の崩し枠。
選出画面での圧力をかける事が主な役割だが、パーティ単位で崩し枠が少なかったので想定外の火力で崩して貰う事にした。
h131カミに対しては、控えめ252だとメテビがちょうど100%からなのだが、微妙に耐久に振った眼鏡カミなどが結構居たのでマッドショットでSを下げてからメテビを上から打てるようにした。
テラスタイプは草と選択だが、眼鏡サーフゴーを特に意識して水。
前述した通り準速サーフゴー意識と-1カミ抜きを意識してCSベース。というかCSぶっぱで良かった気がする。
技構成については、どくびしは流石に欲張ったと思うので範囲が広がるエナジーボールなどが良かったと思う。
めちゃくちゃ火力出て使ってて楽しかったのだがよく外すのがネック。
宇宙の力が溢れ出した後に微動だにしないキラフロルを見てよく泣いていた。

ど安定の2手目。カタスギルカミ。
カイリューにテラスを切らせる事で裏のウーラオスでほぼ処理出来るためその役割が最も大きな仕事。
技構成はムンフォ/祟り目/電磁波までは確定で、火力がない事で竜舞羽カイリューなどその他もろもろの起点になってしまうのを防ぐためにに挑発。
露骨な展開構築には初手に投げる事もあった。
テラスタイプは鋼と水流連打半減の水。テラスを切れば200ラオスの水流2耐えする。意味がわからない。
最終日電磁波による上振れで8連勝して3桁に滑り込んだので最悪の上振れポケモンだと感じた。

ABラオス。
詰めも崩しもスイープも出来て強すぎた。
ここまでBに厚いことで+1カイリューのスケショを確定で耐える事が出来るのでカミと合わせて安定したカイリューの処理が行える。
Sの遅さが気になるが、カミの電磁波と合わせることでそこはなんとかカバーする事が出来た。
テラスタイプは妖、エスパーを半減できる鋼としたが対ラオス性能が格段に落ちるため、霊なども候補だった様に思う。色々試すべきだった。

ママンボウ+エルフーンをこのポケモンで崩した時に完全にコレになってた。最強、そして優等生。

主にグレイシアを投げたくない際(初手ガチグマやサーフゴー読み)に初手に投げる役割で採用。最終日に入れてみたのだが、もっと早く辿り着けたらもっとレートを伸ばせたかもしれないくらい強かった。伸び代しかないので、色々構成やテラスタイプ、調整も含めて試してみたい。
今回の技構成は(一致)最強の神速、鋼に打つ地震、カミに打つアイアンヘッド、ガチグマに打つけたぐり。
対ランドロスや対カイリューへの打点がないのが気になったのでアイススピナーや流星群もアリだったかも。

受け対策として採用。
選出画面での圧力が最も大きな仕事だがラティラティなどで詰めてくる相手に対して時々対面的に出して降参を貰ったりしていた。1on1なら結構強い。
基本選出で厳しいディンルー/イダイトウを拒否できるのでそこが最も偉いポイントだった。
受けルは今期全く当たらなかったが一度だけ対戦し、ウッキウキで投げたら草テラスヒードランにボコられて3ターンで降参した。

■選出

【基本選出】
対ブリジュラス入りスタン
・グレイシア+ハバタクカミ+ウーラオス

対ガチグマ入りスタン、カイリューサフゴ
・カイリュー+ハバタクカミ+ウーラオス

対サイクル
・キラフロル+ハバタクカミ+ウーラオスorカイリュー

対受け構築
・ウーラオス+チオンジェン+@1

■終わりに

SV2度目の3桁、今回は嫁ポケ枠と取れて嬉しいです。
1月2月は仕事が忙しく全く潜る時間が取れず、1月は0戦だったのでレギュFの理解に時間がかかりました。
2月も暇なタイミングで対戦数を荒稼ぎしただけで、合計6日間しか潜れてなかったのでこの構築はもっと改良の余地があると思いました。
Twitterでマイオナ論争がアツいシーズンでマイナーで3桁入れたのが良かったと思ってます。
竜王戦の後に影響されてグレイシアをパオジアンにしてみたのですがめちゃくちゃ良い感じだったので、みんなもパオジアン使いましょう。おわり。

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