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【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~映画本編③~

前回の続き、『鹿の王 ユナと約束の旅』~映画本編③~を書かせて頂きます。 (思い出しながら書いているので、箇条書きやシーンが前後する事があります。読みにくい事はご了承下さい。)  〈玉眼来訪〉その眼が見るもの雲海に届く程の高く反り立つ岩石を切り崩しながら、東乎瑠帝国によって不気味な目玉の気球が続々と空に揚げられていきます。 旅路途中のヴァン、ホッサル、サエの三人はそれを目にして東乎瑠帝国の皇帝・那多瑠(ナタル)の乗る大気球の道しるべだと話します。 皇帝自らが進軍するこの〈玉

    • 【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~映画本編②~

      前回の続き、『鹿の王 ユナと約束の旅』~映画本編②~を書かせて頂きます。 (思い出しながら書いているので、箇条書きやシーンが前後する事があります。読みにくい事はご了承下さい。) 語らぬ信念・裏で蠢く不穏な影オキの村でユナ達と過ごす一時の幸せを見出していたヴァンでしたが、その一方で、ヴァンは自身の腕に宿った何かに少しずつ翻弄されていきます。 原作の〈裏返り〉と言われる生命達との繋がりは、数多の木々や動物、ましてやヴァン達を襲った山犬達やユナとの繋がりを神秘的且つ禍々しいものと

      • 【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~映画本編①~

        前回の~公開までの道のり~に続き、『鹿の王 ユナと約束の旅』映画本編の内容について書かせて頂きます。 (思い出しながら書いているので、箇条書きやシーンが前後する事があります。読みにくい事はご了承下さい。) アバンの語りはほぼ映像のみの不安と感動の応酬前回お話しした公開までの道のりがどうあれ、本作の公開は非常に心待ちにしていました。しかし、いざ始まってみると…愕然としました。 冒頭からテロップでの世界観説明が淡々と開始され、なんと…映画を観る構えをしていたところに読ませるこ

        • 【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~公開までの道のり~

          当初、アニメーション映画作品『鹿の王 ユナと約束の旅』の公開予定は2020年9月18日でしたが、”諸般の事情”により2021年の公開へと延期され、来る2021年9月10日の公開も”新型コロナウイルスの感染状況に鑑み”とされ2度目の公開延期となり、”近日公開”と打たれながらも翌年の2022年2月4日に全国公開されようやく日の目を見る事となった約1年と半年という長い公開までの道のりがあり、制作側の大きな計画のズレがあったのではないか、そしてそれを公開に結ぶまでに並々ならぬ苦労があ

        • 【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~映画本編③~

        • 【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~映画本編②~

        • 【私見】『鹿の王 ユナと約束の旅』は内容とは裏腹なる排除の映画~映画本編①~

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