SNKとSPとLillington High

2019年、2度目の来日を果たし大盛況に終わったインドネシアのSATURDAY NIGHT KARAOKE(以下SNK)。

本日2019年9月12日、彼らが来日ツアー神戸公演で演ったLillington HighのカバーをYoutubeにアップしたのを機に、彼らとの出逢い、馴れ初めをここに記そうと思います。

SNKを知ったのはカズキ君(FELIX!(THE BAND) / over head kick girl)が「こんなバンドいますよ!」と教えてくれたこと。2012年頃。

教えてもらったBandcampを見るとTHE ERGS!のジャケットをパロったカバー音源をあげていたりした。

さらに深堀りすると、SNKがLillington をカバーしている動画がYoutubeにアップされていた。その動画がこちら。

音も良くないし映像も荒いし、なんだかよくわからないけど、この動画を見て即座にSNKのPrabuに連絡、あれよあれよとリリースが決まった。

確かその時はSNKは活動していなくて(解散の常連)、Prabuのソロ名義でのリリースとなった。その頃、Mutant Pop Short-Run CD seriesインスパイアでSP Short-Run CD seriesをやっており、その第8弾リリースとして産み落とされた音源がこちら。

その後、SNKはまた活動を再開し、あれよあれよとリリースが決まった。それが1stアルバム”Slurp!"である。

2015年リリースのこの作品、本当に最高だったので少しでもたくさんの人に聞いて欲しいという一心で、販売価格を800円に設定した。

2017年に来日した時はまだ移住して生活も安定しておらず、確かその前にも来日するー!ってなって何かが原因で飛行機飛ばなくて中止みたいなことになったり、リリースしていたバンドにも関わらず、毎度何もサポートすることが出来ず、ずっとSNKには負い目を感じていました。


そして2019年。2度目の来日。

今回はこちらも動ける状態、どうにかツアーを盛り上げたい、何か出来ないことはないかと考え、おごり企画をやったりと、自分に出来ることを模索しながら、遂に2019年7月13日、神戸の地で初めてPrabuと、SNKと逢うすることが出来た。


そんな彼らのライブで、SNKとSPとの出逢いを覚えていたのかどうかはわからないけど、やってくれたのがこのLillington Highのカバー。

いろんな想いが溢れて、結果、満面の笑顔です。こんなにみんな楽しそうなLillington High、最高以外の何でもありません。

ありがとうSNK。また遊ぼうね!!約束!!


ここから解説と繋がりを。

Lillington HighとはアメリカのPop Punkバンド、Lillingtonsの代表曲。

LillingtonsのボーカルのKodyはTeenage Bottlerocketのメンバーでもあります。Teenage Bottlerocketは2019年11月に来日します。Teenage BottlerocketでもLillington Highのセルフカバーをやったりしています。

そして前述の初めて私がSNKのBandcampを見た時にSNKがカバーしていたと言っていたTHE ERGS!。00s US POP PUNKの先駆者であるTHE ERGS!。SNKのPrabuが世界で一番尊敬しているのがそのERGS!のフロントマンの天才Mike。

THE ERGS!を聴いたことなかった人はびっくりするかもですが、今国内若手POP PUNKバンドで飛ぶ鳥を落とす勢いのHathawaysはこのTHE ERGS!をリスペクトしつつ引用、それを再構築を見事なまでに行っているサウンドです。神戸のライブではTHE ERGS!のカバーも行っていました。

そしてTHE ERGS!同時期に活動していたSteinways。そのSteinwaysがLillington Highをカバーした動画があるのですが、その真ん中でベースを弾いているのがTHE ERGS!のMikeです。

そしてこのSNK神戸の伝説のライブを企画したのがみんな大好きPiggies。SNKのPrabuが「この曲聴きたい!」と言っていたので当日演奏されたのがこの大名曲でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?