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新作カメラ発売ラッシュ フォト&ビデオグラファーの機材選び①

年度末に各カメラメーカーが一気に新製品を投入してきた結果、3台のカメラに絞りました。

動画メイン機 SONY FX3(2021発売 新規購入)
写真メイン機 SONY α7RⅢ(2017発売 継続使用)
作品・プライベートワークメイン機 SIGMA fp(2019発売 継続使用)

僕が今後、使用していくのはこの3台になります。
写真と動画を生業とする僕が、
カメラ選びで重視したポイントを紹介します。

まずは主要な仕事となっている動画制作での機材選びについて

ミラーレス一眼の4K動画(4Kと言ってもUHD)撮影は今や必須、しかも数年前ならUHD30fpsで撮れたら十分だった、現在はUHD60fpsが標準になりつつある。

少し脱線するが、SONYが2020年に発売したα7SⅢは、UHD120fpsの撮影を身近にしました、これまで4K120pはハイエンドな業務用シネマカメラでしか撮影できなかったが、このカメラの登場でビデオグラファーがワンオペで4K4倍スローを気軽に撮影できる時代になった、しかもフルサイズで。これまで4K120pはハイエンドな業務用シネマカメラでしか撮影できなかったが、このカメラの登場でビデオグラファーがワンオペで4K4倍スロー気軽に撮影できる時代になった、しかもフルサイズで。

4K120p撮影は、テレビであれYouTubeであれ必要十分すぎるスペックでこれ以上は、通常の撮影で数年間は必要ないと個人的には思う。YouTubeなど動画配信サービスでは4K対応しているが、テレビは4K放送対応など結局は具体的にすらなっていない。

フレームレートは、各社4K60Pを基準としてくるので仕事で動画メインで使用するカメラなら念のため60fpsはクリアしておきたい、必須ではないが。

動画メイン機として、現状で私の仕事環境だとFX3が最善の選択だと思う、
実売45万程の値段が多少ネックにはなるが性能に対しては適正価格だと思う。

仕事用の動画撮影カメラとして重要な3つのポイント

① 動画の高精度なAF
② 内部収録のクオリティー
③ ポストプロダクションの対応

動画AFについては特にワンオペへの恩恵は大きい、しかし高精度である事が条件、僕の知る限りだが
SONY・Canon・FUJIFILMの順に仕事で使う上で安心できるレベルに達してると思っている。他は僕の勉強不足もあるが、選択候補に入らない。

FX3の瞳フォーカスは、自分でフォーカスするよりも総合的に追従性が高い、不慣れな助手やフォーカスマンがワイヤレスでフォーカシングするよりも遥かに高い精度で仕事をする。以前は必要だった撮影助手は必ずしも必要ではない時代になった。

ここでも、デジタルシフトが始まっている事を痛感する。

とはいえ、演出的意図まではAFは理解できないので、マニュアルフォーカスもまだ必要な状況はあるがその機会は稀で、日常的ではない。

結果、高性能なAFを搭載することで、価格が高くなる反面
得られる恩恵を以下に書き出してみた。

*優秀なフォーカスマン並みのAF
*フレーミングに集中できる
*フォーカスの失敗テイクが減る
*モニタリングが厳しい条件でも安心して撮影できる
*ジンバルでもフォローフォーカスが必要ない

上記だけでも、長期で運用するなら数十万の価値は充分にある。


次回は② カメラの内部収録の話

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