iPad Proで全ての作業をこなしたい願望
新発売されたM1チップ搭載のiPad Proを購入した。本来MacBookProの買い替え時期なのだが、デザインを刷新した新型の噂が常に出てるので、とても買う気になれず我慢してる。
で、購入したiPadだが実際使用してみてどうか?結果的に満足はしている。
そもそもMacBookProの更新をしたかった理由が、FX3を購入してからh265の10bit 4:2:2のデータを扱うことが多くなった事だ。
古い世代のMacBookProでは再生はおろか、編集もまともに走らないし、書き出しは気が遠くなるほど時間がかかるのでもう我慢の限界だった。
ここで通常ならM1チップ搭載のMacBookAirかMacBookProになるのだが、へそ曲がりな性格が発動し「iPad Proで全部の作業ができないものか」という誰も得しないチャレンジを思いついてしまう。そこで普通はOSの問題からまだ早いと判断するのだが、横でワクワクしてるもう一人の自分が、カーソルをMacBookからiPadへとズラすのだった。
しばらく時間が経って、発売日から数日で手元にはラップトップではなく板状の方がしっかりと届く。
もう、ここまできたらやるしかないと言う妙な男気も発動し、最近のメイン作業である動画編集をするための高機能アプリ LumaFusionを購入し奮闘する。
しばらく使ってみて驚いたのが、懸念材料だったH.265 HEVC 10bit 4:2:2 の素材がまるでFHDの8bit素材の様に、なんの引っかかりもなく動き快適に作業ができる事に驚いた。しかもキーボードを取り外して、寝転がりながら4K 10bitの動画編集をするという夢のような環境まで手に入れてしまった。
しかしながら現在のLumaFusionでは細かいエフェクト機能や手振れ補正やノイズキャンセルなどが使えず、他にも頻繁に使用する機能が使えないので現在は、カット編集をiPad Proで行って、XMLを書き出してから仕上げをMacBookProで行うと言うフローでなんとかこなしている。
LumaFusionは今月の大幅アップデートで、FCPXに頼っていた機能がほぼ使える様になり、(むしろ更に高機能な可能性もある)これまで動画素材を一度iPad内のSSDへコピーしてから作業する必要があったのを、外付けSSDなどの素材を直接編集できるようになるなど、色々と隙のない進化を遂げる。
しかも先日のWWDCで発表された、次のiPadOS15でマルチタスク機能がかなり強化されるとの事で、更に作業効率もアップし、いよいよiPad Proのみでクリエイティブの作業完結をする、夢のミニマムワークスタイルを手に入れることができる。
数ヶ月後には、自宅から離れた避暑地に、カメラとiPad Proを持参して、のんびりとワーケーションを楽しむ予定をしてワクワクしている。
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