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#1 スポーツチームのスポンサー営業を半年間やってみての感想

みなさんこんにちは、ヤマハで法人営業3年、豊田通商でM&A/法人営業3年、起業戦士4年やってきたタカハシです。

ざっくり今日で半年、スポーツチームのスポンサー営業の統括・営業を行なってきた中で、まだまだスポーツ業界の常識に浸かる前に自身の感想を備忘録として五月雨式に書き残していきたい。

1. スポンサー営業は「法人営業」そのもの

スポーツチームだからワンチャン「お願いします!」だけで乗り切れんのかなって思ってたらとんでもない笑 実際にスポンサー営業を行なって思ったことは、スポーツチームの営業って「法人営業」そのものやんということ。法人企業リストを作成し、電話、DMや紹介してもらうなどで営業し、興味を持っていただいたところへ「スポーツチーム」という商品・サービスを売り込んでいく。
しかもスポーツチームという商品を売り込まなきゃなので、チームによっては他の法人営業より難しい一面も全然あります。

ただ世の中でいう「法人営業」と大きく異なるのが、企業が「応援」してくれるということ。

想像してみて欲しいが、「応援」してくれる商品・サービスというのは世の中に中々少ない。つまりどういうことかと言えば、
「百円の商品・サービスに対して百円を出す」のではなく、「応援したい」という気持ちで百円を出す形である。なので、いわゆる「お願い営業」的な営業が一部の「応援」していただける企業に対して、通用してしまう世の中でも稀有なビジネスである。

2. スポンサー営業の本質は「提案営業」

当たり前のことではあるが、どんどん新しいサービスや商品が出てきて、人の消費者行動が分散され、世の中が目まぐるしく変わる中、スポーツの立ち位置も常に変わっている。昭和末期〜平成初期にかけては、スポーツ観戦で会場が満員になることも珍しくなかったが、現在では、稀である。

そのような背景からも分かる様に、スポーツチームの第一商品として売り込んできた「広告」価値というものは下がってきている。
最近は、テレビ広告ではなくYoutube広告を出す企業が増えているが、時代は変わっていく。スポーツチームも変わっていく必要があると日々強く感じている。

そんな中でやはりスポーツチームもいわゆる「提案営業」によりスポンサー収益が左右される時代になってきている。スポーツ界において、いかに企業が喜ぶ、企業のためになる「提案営業」が出来るかで財政状況が大きく変わることは間違いない。

3. スポーツビジネスにおける卵が先か鶏が先か

スポーツチームの収益化は大きく2つある。
「興業収入」「スポンサー収入」の2つである。

この半年間、非常に興味深かったのが、観戦収入が少ないチームがスポンサー収入を増やすことが出来るのか?という点である。個人的に答えは「YES」である。ただ勿論、「興行収入」が多いということはそれだけ宣伝効果が高いため、スポンサー収入も集まりやすいことは間違いない。

それでは、「興業収入が少ない」チームが「スポンサー収入」を多く集めるためには、ズバリ「自身でチームの価値を高め、その価値を企業へ売り込む」ことが必須である。現代においては、スポーツチームの価値を高められる手段がSNS始め増えているので、「スポンサー収入が少ない」スポーツチームはここに全集中すべきだと強く感じている。

ただ一朝一夕で成せることではないので、ひたすら地道に活動を続ける必要がある。

4. 自分でスポーツチームを立ち上げるなら

この答えは一概には言えない結構難しい問いにはなり、みなさんにも一度考えてほしいなあと思う。結構、難しいなと笑笑

ビジネスとして成功させるのであれば、成功しているチームの模倣をひたすら続ければいつか花咲くとは思うが、一番重要な要素はやはり「応援してもらう」
チームになること。これです。

とても小さなことに思えるかもしれないが、例えば、試合が終わったら観戦しにきてくれているファンが帰るまで選手は見送りをすることや応援してくれている企業へ継続的に会いに行くことであったり、とにかく「感謝」「Give」の気持ちを持たないチームはいずれ廃れていくのだろうということは強く感じた。

これからも感謝とGiveを忘れずに生きていきます。

Sincerely,
タカハシ


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