【MLBドラフト】モックドラフト2023全体2位WSH

凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由


2.WSH ポール・スキンズ(Paul Skenes):RHP:右投右打:6-6/235:LSU
90マイル中盤の速球とスライダー、スプリッターのコンビネーション。速球は最速で98マイルをマーク。スピン量の多い4シームで空振りを奪う。アウトピッチはスプリッター。真っすぐ縦に落ちていくムービングは浮き上がる4シームと対となり効果を発揮する。スライダーのクオリティも上々。野手としてもプレーしており、パワーツールに秀でる。


2015年以降のWSHの1巡目指名一覧

 今回も表を貼り付けたりしましたが、特に意味はありません。ディラン・クリューズが全体1位で指名されたなら、全体2位はポール・スキンズ以外にあり得ないからです。

 昨年までは若干コマンドが甘い部分があったのですが、今年に入ってからは100マイル近い速球をコーナーにビタビタと投げ分けるようになっておりもはや死角はありません。

 今、ポール・スキンズよりハイスペックな投手がMLBに何人いるかと聞かれたら、どれだけ甘く見積もっても5人いるかいないかという答えになるでしょう。カレッジのシーズンでの疲労を無視すると、契約した次の日からローテーションを回して新人王投票で得票することもできるでしょう。遅くとも来年の開幕からローテーション入りする実力はあります。

 前回も紹介した通り、昨年までは打者としてもプレーしていました。今年は打席に立っていませんが、打撃も優秀であることには間違いありません。仮に野手としても出場していれば間違いなく全体1位になっていたでしょう。

 現在、メジャーチームの戦力が整っていないWSHがほぼ即戦力の大学生投手を指名しても仕方がないと思うかもしれませんが、そんなつまらない理由のためだけにスルーするにはポール・スキンズはあまりにも惜しいタレントです。

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