【MLBドラフト】モックドラフト2022全体8位MIN

凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由

8.MIN キャム・コリアー(Cam Collier):3B:右投左打:6-2/210:Chipola JC
本来は23年ドラフトクラスだったが、アーリーエントリー。強靭な下半身に支えられたシンプルなスイングでラインドライブの打球を飛ばす。パワーは平均以上だが、無理に長打を狙わない冷静なアプローチが光る。スピードは平均以下。それでも守備では投手として95マイルをマークするアームと打球反応のよさを見せる。


 全体8位指名の予想は17歳にして短大でプレーするキャム・コリアーにしました。
 MINといえば、打撃重視の指名です。1巡目指名のみならずその後の指名も、守備軽視打撃重視の指名を続ける傾向があります。去年は高校生投手を指名しましたが、13年のカイル・スチュワート以来の指名なので、2年続けて指名するとは思えません。また、この指名順位でわざわざ指名すべき投手プロスペクトはいないと踏んでいます。
 話を野手指名に戻すと、現時点で指名されていない野手のトップクラスは大学生では、ジェイコブ・ベリー、チェイス・デロウター、ダニエル・スーサック、ディラン・ビーバーズが、高校生・短大生ではイライジャ・グリーン、コール・ヤング、ジャスティン・クロフォード、そして指名予想したコリアーがいます。
 この中から特に打撃に秀でている者を抽出するとベリー、デロウター、ビーバーズ、グリーン、コリアーが残ることになります。この中でコリアーを選んだ理由としてまず挙げられるのは健康面です。耳にタコになっているかもしれませんが、ベリー、デロウターについては故障が大きく足を引っ張ることになると考えています。次の理由はシンプルに残りの候補の中でより優れた打撃能力があると踏んでいるからです。
 ビーバーズは広すぎるストライクゾーンがマイナスポイントとして常につきまとっていますし、グリーンに関しても空振りの多さは昨夏からずっと指摘されています。もちろんそれぞれそれを補って余りあるポテンシャルは有していると考えていますが、そのあたりの不安点についてコリアーは無縁です。その分パワーツールで劣るとも考えられていますが、まだ17歳で短大生・大学生に混じってプレーしていることとサイズを考慮すると今後伸びる可能性は高いので、大きなマイナスポイントにはならないでしょう。

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