【MLBドラフト】モックドラフト2024全体28位HOU


凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由

28.HOU キーレン・カルペッパー(Kaelen Culpepper):SS:右投右打:6/185:Kansas State
打撃ではコンタクトスキルとパンチ力が魅力。パワーポテンシャルは低くないが、ゾーンを広げすぎて余計なボールまでバットに当ててしまうため長打が生まれにくい。アームの強さは申し分ないが、アジリティにかけておりSSでは大きなプラスにはならないか。3Bで使えばGG賞候補。


 2012年から2014年は3年連続で全体1位指名権を獲得。2015年も全体2位と全体5位の指名権を獲得し、タンキング球団の成功例となりました。ただ、その後は毎年のようにポストシーズンに進出しており、1巡目指名も最終盤からのスタートが続いています。

 昨オフに長らくHOUでスカウト部門の責任者を務めていたクリス・グロスがNYMへと移籍。その穴を埋めるべく新しくARI等のスカウト部門に所属していた経歴のあるデリック・ラドニアーを招聘。GMのダナ・ブラウンも今年でまだ2年目のため、これまでの指名傾向はあまりあてにならないでしょう。

 サンプル数は少ないですが昨年のHOUの指名や過去にラドニアーがスカウト部門にいた球団のドラフトを参考にすると、1巡目は大学生を指名するのではないかと予想しました。

 ラドニアーが直近でスカウト部門に在籍していた2015年から2021年のARIは1巡目で高校生を指名することもありましたが、3巡目までの上位指名は大学生が大半を占めています。ブラウンGM就任後初となった昨年のドラフトも10巡目までの間に指名した高校生は1人のみと大学生偏重のドラフトになっています。

 そのため、今年も1巡目は大学生を指名することになると読みました。その中でも大学生投手は1巡目指名レベルの選手の大半がこれまでに指名されていると予想しているので、大学生野手の1巡目指名が最も現実味があるでしょう。

 昨年のHOUはセンターラインの選手を多く指名しているため、現在残っている中でセンターラインを守れる大学生野手の中で最も優秀であると考えたキーレン・カルペッパーを1巡目で指名すると予想しました。

 OFでもセンターラインを守れるバンス・ハニーカットやマイク・シロタが残っていますが、前者は三振の多さが後者はドラフトイヤーの打撃不振がネックとなりこの順位では指名されないでしょう。

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