【MLBドラフト】モックドラフト2023全体8位KC

凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由


8.KC カイル・ティール(Kyle Teel):C:右投左打:6-1/190:Vurginia
ゾーン管理とコンタクトスキルに長けたアベレージヒッター。好球必打でラインドライブの打球を量産。打球がなかなか上がらず無理に長打を狙おうとすると露骨にスイングを崩してしまう。アームは一級品だが、その他のスキルは平均レベル。



2015年以降のKCの1巡目指名一覧

 長期政権を率いていたデイトン・ムーアからバトンを引き継いだJJピッコロの初年度のドラフトは一言でいえば無難と言えるでしょう。上2個の指名権で大学生野手を指名し、以降の指名で大量の大学生投手をかき集め、高校生指名は最後の3巡のみと可能な限りリスクを排除した方針となっています。

 昨年の指名の傾向と高校生のトップ2が既に指名済であることを考えると高校生の1巡目指名は考えられないでしょう。また、前政権が引責のように辞めていったことを考えると、前政権が好んだ1巡目投手指名はよほどのタレントが残っていないかぎり二の足を踏むのではないでしょうか。

 自然と残るカテゴリーは大学生野手になります。これまでも何度も名前が出ているジェイコブ・ゴンザレスではなく、カイル・ティールを選んだのは身体能力の差です。正直言うとこの2人の打撃についてはそれほど差はないと考えています。従って、打撃以外のツールでどちらが優れているかということになります。

 ジェイコブ・ゴンザレスの身体能力が著しく悪いというわけではありませんが、守備ではアジリティに欠けておりIFとしてマイナスの数字を出すのではないのかと懐疑的に見ています。一方で、カイル・ティールはCにしては身体能力が非常に高く、仮にCに留まれなくてもIFでアジリティの高さを見せることができるでしょう。

 カイル・ティールにつていはパワーツールを疑問視する声もありますが、年を経るごとにパワーアップをしており、今ではジェイコブ・ゴンザレスとそれほど遜色ないと見ていますので指名を避ける理由にはならないと思います。

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