【MLBドラフト】モックドラフト2023全体1位PIT

 今日から毎日1球団ずつモックドラフトを投稿していきます。最終日はドラフト前日になります。最終日には一気に2巡目までのモックドラフトを投稿する予定です。よろしくお願いいたします。

凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由


1.PIT ディラン・クリューズ(Dylan Crews):OF:右投右打:6-1/203:LSU
フレッシュマンからOPS1.100超えをマークし続ける化け物。高校時代に指摘されていた空振りの多さを克服し、完全無欠のスラッガーへと変貌しつつある。持ち前のパワーも衰えておらず打球速度の速さは全米トップクラス。スピードは平均以上だが、CF守備ではそれが活かされていないとも。



2015年以降のPITの1巡目指名一覧

 個人的に集計しているエクセルの表を張り付けたりしたんですが、今年の予想には特に関係ありません。今年の全体1位指名は二者択一。LSUに所属するディラン・クリューズかポール・スキンズかです。

 ディラン・クリューズは言わずもがなのスラッガー。終始好調でシーズン中常に打率.400以上をマークし、史上まれにみる好成績を残しています。

  一方のポール・スキンズは昨年のオフにAir Forceからトランスファーしてきた二刀流選手。野手としての実力も高いのですが、今年は投手に専念。そのかいもあってか、どのチームにもOPS.900以上の打者が複数名いることが平常運転のカレッジベースボールにあって防御率1点台をキープしつつ、K/BBも10以上をマークする化け物じみた成績を残しています。

 両名共ここ数年のドラフトクラスの中でも最高傑作と呼ぶにふさわしい逸材であることは間違いありません。その中でディラン・クリューズを全体1位指名と予想したのは、ここ数年の全体1位指名の傾向にあります。

 15年以降全体1位で指名された投手は18年のケイシー・マイズ(DET)の1人のみで、その他は全て野手の指名となっています。出場機会の多さや、故障した際の離脱期間を比較するとせっかくの全体1位指名権を投手よりも野手に使いたいというインセンティブが働くのだろうと思われます。

 ディラン・クリューズとポール・スキンズのどちらが上かという選手の実力の比較ではなく、投手と野手どちらを全体1位で指名したいかというポジション面の選好でディラン・クリューズが選ばれるだろうと踏みました。

 ここで、上記の2名以外の指名の可能性についても記しておきます。読者の方の記憶にも新しい21年ドラフトでは、PITは今年と同様に全体1位指名権を有していました。どのメディアも雁首揃えてマルセロ・メイヤーという高校生SSが全体1位指名であると予想していましたが、PITは大学生Cのヘンリー・デービスを指名しました。

 21年ドラフトのようなサプライズ指名があるのではと勘繰りたくもなりますが、今年に限ってはそれはないでしょう。21年ドラフトの各メディアのマルセロ・メイヤー全体1位指名予想はメディア内だけでエコーチェンバーのように熱くなっていた感があり、実力的に言えば絶対的な全体1位候補とまでは言い切れませんでした。

 その点で言えば、ディラン・クリューズとポール・スキンズの2名は次点の候補とは圧倒的な差をつけており、ここに誰かが割って入って来るということはあり得ないでしょう。なので、もしこの予想が外れるとすれば、それはPITがポール・スキンズを指名した以外には考えられません。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?