【MLBドラフト】モックドラフト2024全体27位PHI


凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由

27.PHI セオ・ギーエン(Theo Gillen):2B:右投左打:6-2/195:Westlake HS
高評価を得ていたヒッティングツールに、オフシーズンのトレーニングで手に入れたパワーを加え評価をさらに上げた。アプローチも成熟しており、ハードヒットを打つことだけに執着しない一面も見せる。スピードとスキルはIFに留まるには問題はないが、肩の手術の影響でアームは弱く2Bが適正か。


 2014年から2018年の低迷期は1度の全体1位指名権を含むトップ10以内の1巡目指名権が続いていましたが、徐々に指名順位を下げていきこの2年は連続して全体27位と下位からのスタートとなっています。

 デーブ・ドンブロウスキーが編成のトップに立って以降のPHIの1巡目指名は高校生が続いています。また、3巡目まで範囲を広げても大学生より高校生の指名が多く高校生偏重のドラフトであることが分かります。

 上位で大学生の指名が多くなり有力な大学生の候補がこの順位まで残らなくなる予想をしているため、PHIは今年も高校生を1巡目指名すると判断しました。

 過去には2年連続で高校生投手(2020年ミック・エイベル、2021年アンドリュー・ペインター)を1巡目指名したこともありますが、いずれもその年のトップクラスの高校生投手がスリップしてきた結果だと考えています。今年はエイベルやぺインタークラスの投手が少なく、トップクラスの投手もすでに指名済みと予想しているため高校生投手は候補から外しました。

 PHIの野手指名は打力とセンターラインを守れる身体能力の兼ね合いを重視していると見ています。2022年の1巡目指名のジャスティン・クロフォードや2023年の1巡目指名のエイダン・ミラーといったタレントは高い打撃能力を有しつつプロ入り後もセンターラインを守っており、いざトレードで放出するとなった時も高いバリューを維持することができるでしょう。

 現在残っている中で上記の特徴に当てはまるのがセオ・ギーエンではないでしょうか。打力に関しては今年の春にかけて評価はうなぎ上りとなっており、まさに打力のあるセンターラインの選手です。肩の手術以降アームに不安を抱えていますが、キャリアの序盤はSSで出場することもできなくはないと思うのでポジションの条件もクリアしていると考えました。


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