【MLBドラフト】モックドラフト2023全体6位OAK
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凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由
6.OAK ジェイコブ・ウィルソン(Jacob Wilson):SS:6-3/190:Grand Canyon
積極的にスイングを仕掛けてラインドライブの打球を連発するピュアヒッター。パワーツールでも成長を見せつつある。スピード、アーム共にSSとしてはスペック不足だが、ハッスルプレーでカバー。キャリアの序盤はSSに残れるだろう。
OAKといえば親の七光りでセレブ面してる厚顔無恥かつ世界中の誰からも好かれていないオーナーのおかげで吝嗇財政を強いられておりドラフトでもその色が濃く出ていると思われるかもしれませんが、意外にも1巡目指名については積極的にアンダースロットを狙っているわけではありません。
むしろ、19年からはボーナススロットの満額ないしはオーバースロットで契約をしています。18年に変にアンダースロットを狙いにいき、とんでもない結果になったことを自省しているのかもしれません。
ただ、それは指名順いがいずれも20位以降ということもあり、オーバースロットでもそれほど高額な契約金を支払わなくてもよい環境下にあったことも留意する必要があります。
選手の指名傾向としてはスリップしたタレントを何かスリップした理由があると勘繰ることなく、条件反射的に指名するきらいがあります。16年のA.J.パク、20年のタイラー・ソダーストロム、22年のダニエル・スサックが好例でしょう。今回のここまでの予想でのスリップ枠はマックス・クラークになります。
ここ2年の指名傾向を見るとセンターラインの指名にこだわりを見せているようで、高校生SSのアルジュン・ニマラ、大学生SSのジェイコブ・ゴンザレスやジェイコブ・ウィルソン、あるいは大学生Cのカイル・ティールといった指名もあり得るでしょう。
スリップしてきたマックス・クラークか、あるいは近年の指名傾向通りのセンターラインの選手かということになります。その中で、まずはスリップしてきたマックス・クラークを落としました。理由としては全体6位の指名権のボーナススロットの高さが理由です。今年の全体6位のボーナススロットは約$6.3Mとかなりの高額で、OAKがこれほどの高額の契約金を支払ったことはありません。
この数年高騰しつづけるボーナススロットの中で低い順位の指名権しかなかったので当然といえば当然なのですが、1人の選手に高額の契約金を使うくらいなら他にばらけさせたほうがよいとOAKは考えるだろうと思われます。ですので、満額あるいはオーバースロットになるかもしれないマックス・クラークは外しました。
残った選手の中でジェイコブ・ウィルソンを選んだのはOAKが近年ヒッティングツールを意識して指名しているケースが多いことが理由です。1巡目指名をスリップしてきた選手を確保し、それ以降の指名でヒッティングツールに長ける大学生を指名するケースがよく見られます。今年はスリップした選手をオーバースロットでも契約するにはあまりにも巨額が必要になるため、1巡目からその戦略を取るだろうと予想しました。
ジェイコブ・ウィルソンはヒッティングツールだけならかのディラン・クリューズを上回る実力を有しています。それを如実に表しているのが三振数で、大学通算151試合に出場してわずか31三振。その半分以上はフレッシュマンシーズンの19三振が占めており、ここ2年は1桁の三振数に留めています。