【MLBドラフト】モックドラフト2022全体23位TOR

凡例
全体指名順位.球団名略称 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校
簡易レポ
指名予想理由

23.TOR コナー・プリエリップ(Connor Prielipp):LHP:左投左打:6-2/205:Alabama
90マイル中盤の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。速球は最速で97マイルをマーク。ノビのある4シームをデセプションに長けたデリバリーから投じる。ベストピッチはスライダー。スピードと変化量を両立させたキレのあるボールで、打者の左右を問わず空振りを奪える球種。チェンジアップもハイクオリティ。コントロールも安定しており、本来であればトップ10で消えてもおかしくないが、昨年トミー・ジョン手術を受けたことと大学での登板が10試合にも満たないことが不安材料。


 全体23位指名は今シーズン登板機会がなかった大学生投手のコナー・プリエリップにしました。
 TORの1巡目指名はSSか大学生投手の2択です。ロス・アトキンスがGMに就任して以降6個あった1巡目指名は3個がSS(17年=ローガン・ウォーモース、18年=ジョーダン・グロシャンズ、20年=オースティン・マーティン)、残りの3個が大学生投手(16年=TJゾイク、19年=アレク・マノア、21年=ガンナー・ホグランド)に費やしています。
 まず、ポジションだけで考えると候補に挙がったのがコール・ヤング、ペイトン・グラハム、ジェット・ウィリアムスの3人です。ただ、TORの指名傾向として平均以上のパワーを求めているところがあるので、非力なヤングとウィリアムスは候補から外しました。グラハムはSSに残れないという懸念がありますが、上記の過去の3人の指名もドラフト当時はSSだっただけでプロ入り後は別のポジションに就くことも多いです。重要なのはずっとSSに残れることではなく、アマチュアレベルでSSを守れる最低限のアジリティなのでしょう。
 大学生投手で候補に挙げられるのはトーマス・ハリントン、コナー・プリエリップ、カーソン・ワイセンハント、クマー・ロッカー等です。実力的にはロッカー、プリエリップが頭1つ抜けていますが、いずれも故障とプレータイムに不安を抱えています。ただ、TORは昨年トミー・ジョン手術を受けたホグランドを1巡目指名しており、投手の故障についてはある程度寛容なのかもしれません。そう考えると年齢が若いプリエリップが優先されるのではないでしょうか。
 野手ではグラハムを投手ではプリエリップを候補に挙げましたが、軍配はプリエリップに上がると思います。グラハムもいい選手ですが、スケールの大きさで言うとプリエリップが上回ると考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?