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高校生ごみ拾いNo.1は埼玉県代表川口工業高校(東京会場の部)と兵庫県代表豊岡総合高等学校(リモート会場の部)に決定!

2020年9月19日(土)より熱戦の繰り広げられたスポGOMI甲子園ですが11月22日(日)の決勝大会を持って無事に終了しましたー。
スポGOMI甲子園とは、全国25道県の高校生が競い合い、高校生ごみ拾いNo.1を決める大会です。高校生たちに、世界で大きな問題となっている海洋ごみ問題を遠い世界の問題ではなく、自分たちの生活と繋がっていることに気付いてもらい、明日からの生活に自分なりのアクションを起こすきっかけ作りの大会です。
2008年より活動しているスポGOMIですが、高校生の参加がとても少なかった。幼児や小中学生は父兄と、大学生はボランティアサークルなど参加のきっかけがあるのですが、高校生に対してはなかなか難しい…。そこで、高校生に特化したスポGOMIをと考えたのがこの「スポGOMI甲子園」でした。実現したのは主旨を評価していただいた「日本財団 海と日本PROJECT」のおかげ(嬉涙)。本当にありがたいです!

第2回目となった今年の大会は、昨年を130名上回る443チーム1,329名が参加!コロナの影響で体育祭や修学旅行が無くなる中、「生徒たちに何かしら想い出を」という先生方や関係者の思いを少し形にすることが出来ました。

全国25道県にて開催された地区予選。
熱い戦いが繰り広げられたのが次の25道県。
北海道、青森県、秋田県、山形県、埼玉県、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、三重県、滋賀県、兵庫県、島根県、岡山県、山口県、高知県、愛媛県、福岡県、佐賀県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県。
海岸線、河川敷、町中と競技エリアは様々ですが、みんな精一杯がんばってくれました。
参加した高校生からは
「昨年3位で優勝を逃しとても悔しかったのでリベンジしに来ました。」
「先輩の無念を晴らします!」
「優勝しか狙っていません!」
など、まさに甲子園を目指す高校球児さながらのメッセージが聞け、運営する側も自然と熱が入ります。
そして、地区代表の切符を手にしたチームからは
「〇〇県代表として恥ずかしくない様、精一杯がんばって来ます!」
などこれまた甲子園さながら。
もちろん海洋ごみ問題への気付きも多く
「学校で教わる海洋ごみ問題が、身近な問題であることが分かりました」
「綺麗な町だと思っていたけど以外とポイ捨てが多いことに気付いた」
「明日から卒業まで登下校時に必ず1個ごみを拾います。」
などの声も聞け、次のアクションを起こすきっかけを作ることも出来ました。

決勝大会当日
11月22日(日)第2回 スポGOMI甲子園決勝大会!
朝の冷え込みは厳しかったが天候は晴れ。最高の決勝日よりです!開会式の場所は墨田区役所のすみだリバーサイドホール。2019年の第1回大会からご協力をいただいている墨田区は今や、「スポGOMI甲子園の聖地」です。今回も地区予選を見事勝ち抜いた25都道府県の代表校すべてをお呼びしたかったのですが、今年はコロナの影響で11校が東京に来れずリモート参戦(涙)。リモートの高校生には本当にかわいそうな思いをさせてしまいました。
東京会場とリモート会場をZOOMで繋ぎいよいよ決勝大会スタート!音響など様々なトラブルはあったもののリモート先で競技をする選手の様子なども中継でき、一体感は出せたかなと。ただ心から感心するのはリモート先で決勝大会に参加してくれた高校生たち。地区予選を勝ち抜き「いざ東京へ!」という気持ちがポキッと折られたにもかかわらず、自分たちのチームしか居ないリモート先の会場で一生懸命ごみを拾ってくれている姿に心を打たれました。
決勝大会にはTBSのスポーツ番組の特集が取材に入り、オリンピアンの松田丈志さんがいらして下さったおかげで参加の高校生もかなり気合いが入った様子。約2㎞四方の競技エリアにて60分の競技を終え会場に戻ってくる選手たち。額に汗し、どのチームも両手に抱えきれないほどのごみを持っています。
結果発表及び表彰式ではスポGOMIの順位だけではなく、今大会から始めた「オリジナルアイテム ※ごみを効率的に拾うためのアイテム」賞も発表。※このオリジナルアイテムについては次回のスポGOMIチャンネルで紹介します!
発表は、東京会場とリモート会場に分けそれぞれの上位チームを表彰。結果、下記の上位3チームとなりました。


<東京会場>
優勝 埼玉県代表 川口工業高校「掃除部C」
2位 静岡県代表 藤枝明誠高校「やりらふぃー」
3位 青森県代表 青森山田高校「青森山田ゲートボール部C」

<リモート会場>
優勝 兵庫県代表 豊岡総合高校「インターアクトクラブOKI」
2位 山口県代表 萩高校「ぴっぴ愛好家」
3位 滋賀県代表 光泉カトリック高校「Ah=men」

高校生のみなさん、高校3年間のうちにしか参加できないスポGOMI甲子園です。今年はぜひエントリーしていただき海洋ごみ問題と向き合ってみて下さい。

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