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「サポーターが待っていた乾のゴールとホームでの勝利」

J1リーグ 清水エスパルス vs 京都サンガ

2022年8月27日 @アイスタスタジアム


 ホームで2か月ぶりの勝利が欲しい清水エスパルスは、同じく降格争いから抜け出そうとする京都サンガとの一戦にのぞんだ。
相手チームのスポンサーが任天堂だけに、MF27ヤゴ・ピカチュウの移籍後初ゴールを決める試合になるのではと、勝手に妄想してしまったが、前半はお互いにチャンスはあるもののスコアレス。

前半

 後半に入り、試合を決めたのは同じく夏の移籍でエスパルスに加入したMF33乾貴士。
後半23分、移籍後初ゴールはまさに「ゴラッソ」と叫びたくなるスーパーゴールだった。右足でのダイレクトボレーは回転がかかり、GKの手が届かないような軌道を描いて、ゴールネットの右サイドを突き刺した。
このゴールは、FW9チアゴ・サンタナらブラジル人トリオと乾の4人を活かした攻撃戦術がチームの柱であることを証明したシーンでもあった。DF2立田悠悟が前線に走り出したDF7片山瑛一へパスを送ると、片山が落としたボールをFW10カルリーニョスが左にいたフリーの乾へ。リカルド新監督が指揮してから、周りの選手がエスパルスアタッカーの能力を引き出す動きをチーム全体として体現出来てきた。前半4分の乾のシュートも、27分のヤゴ・ピカチューのシュートも同様に攻撃陣4人の良い動きからチャンスを作っていた。

乾のゴール

 守備では、ゴール前に立ちはだかる最後の番人GK21権田が相変わらずの存在感を示し、クリーンシートを成し遂げたエスパルスが勝利。
この勝利で、エスパルスは自動降格圏チームと7差の11位。うだるような暑かった8月を3勝1分けの負けなしで乗り切ったエスパルス。次節トップ3のサンフレッチェ広島との対戦で、この勢いが本物か証明されるだろう。

後半


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