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「取材日記 2002日韓ワールドカップ 日本が燃えたあの日々」part7

6月4日 
ロシア代表 試合前日公式練習・公式会見 @神戸ウイング


ロシア代表密着取材4日目。いよいよ明日、ロシア代表のワールドカップ初戦となった。この日のスケジュールは、午後2時30分から公式会見があり、午後3時30分からは公式練習が行われました。そのうち、最初の15分間だけがメディアに公開された。公開は短い時間だけど、これはロシア代表だけでなく、情報を少しでも漏らさないために多くのチームでも行っている対策のひとつだった。
取材している身にとっては、軽くウオームアップしただけで終わってしまうので、伝える情報も余りないし、映像的にもボールを使うシーンが無いので、映像編集する担当にとってはムチャクチャ難しい作業になっちゃいます。

ロシア代表ユニフォーム @ J-STEP

ロシアの公式会見にはオレグ・ロマンツェフ監督とアレクサンドル・モストボイが参加しました。
これも公式会見なので、監督一人と選手一人の組み合わせが決まりになっているので、多くの選手に聞くことが出来ないのは残念ですが・・・。
会見で、モストボイの怪我についてロマンツェフ監督が聞かれると「日々良くなっている。明日の試合出場については明日の判断」と発言していた。
さらにロマンツェフ監督は、日本もいるグループHについて「プロテクトされたチームがいないグループ。明日の試合は予想しにくい」と言っていたものの、チームに若い選手がいるので、決勝トーナメントに行く自信があるとも発言していた。
日本のメディアが聞きたい日本戦についての質問に対しては、「(チュニジア戦の)次のゲームなので、わからない」と、案の定はぐらかされました。

モストボイ自身は「ワールドカップが始まり、全ての試合を見ている。ドイツがやったように(初戦のサウジアラビアを8対0と大勝)、チュニジアをたたく。結果を求めて、みんながゲームをする」と発言していた。

初戦大勝した ドイツ代表のメディアガイドブック


一方、このグループで一番弱いとみられていた対戦相手のチュニジア代表も、午後4時35分から15分間だけ、公開練習を行いました。ここでも軽いウォームアップだけで取材は終了。
チュニジアの公式会見でアマル・スアヤ監督は「ロシアはいいチーム。勝つためには、ディフェンスをうまくやれば・・・」と語っていた。

私は、明日の試合取材用にテレビカメラ用のチケットを放送センターへ受け取りに行って、この日の取材は終了。
取材した素材を持って、神戸市内にある系列テレビ局の支局へ行って素材をキー局に送るが、実はこの日は気になる試合が行われた日でもありました・・・・(続く)


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