【考察】スプラ甲子園においてのシャープマーカーネオの評価の変動と、第5回大会の展望
どうも、望月もちです!
「第5回スプラトゥーン甲子園」いよいよ始まりますね。
僕も新しいチームや即席対抗戦などで練習に励んでいますが…
シャープマーカーネオ、何か無性にキツい
具体的に何がキツいと感じたかと言うと、
「相手のイカスフィアがめちゃくちゃ多くてどうしても止められない」「戦闘してる味方のカバーに入りづらい」「相手の抜けを止められない」「キューバンボムピッチャーで盤面を動かしにくい」「イカスフィアが多すぎる」「試合展開に貢献してる感がない」「イカスフィアが多い」
このあたり。
やべーぐらいこいつが来る。
対抗戦の相手がシマネを使うことも減っているということもあり(信用できるデータがあるほど数こなしてるわけではないですが)、どうやら環境が変化したらしい…と今さら実感しました。
そこで、いったい何故環境が動いてシマネがキツいと感じるようになったのか、今後はどのようにして使えばいいのかを主観で書いていきたいと思います。
そもそもシマネって何が強かったの?
まずは今までのシマネの何が強かったのかを軽く説明しましょう。
このブキが流行りに流行った「第4回スプラトゥーン甲子園」。
チームにひとりは必須とまで言われたシマネですが、その頃のナワバリバトルの環境は「対面重視」だったように思います。
具体的には、
強力なメインウェポンにイカスフィアを持つこいつら、いっぱいいましたね。
こいつらにはとにかく塗りが弱いっていう弱点がありますが、そこを補完できて、なおかつクイックボムで対面をカバーできるシマネが相性良きということもあり、組んでいることがめちゃくちゃ多かったです。
まずこれがシマネが強かった理由のひとつ。
こういう編成、多かった。
ただ、マニュベとバケデコは、イカスフィアをガンガン回そうぜっていうブキではありません。
SPP結構高いし塗り弱いし、どちらかと言うと「前線で攻めるときにイカスフィアで保険かけるか」っていう感じでした。
となると試合中にイカスフィアで攻めてくる時間帯ってのが、ある程度分かるんですよね。
「この時間帯に打開始めないと相手間に合わないからそろそろ来るよな」とか、「相手のシマネがボムピ始めたから便乗して攻めてくるよな」とか。
なので相手のイカスフィアに追い詰められて倒されるってなる前に退く判断ができるし、もっと言うと「相手のスフィア持ちをクイボで削って無理やり吐かせる」ってこともできました。
これがシマネ使いにはめちゃくちゃ大事なムーブだったように思います。
マニュベとバケデコってそんなに機動力が高いわけじゃないし(マニュはスライドで逃げられるけど、結局有利不利の状況は変わりにくい)、たぶん足元塗りも発生しにくいような気がするので、クイボクイボとかクイボエクスのコンボで抱え落ちしないためにも、どうしても吐かなきゃ~~ってなることも多くて、結構シマネの練度次第ではどうとでも対処できる感じでした。
仮にイカスフィアで自陣に抜けてきたとしても、クイボで削っちゃえば安全に処理できることも多かったです。
そこがシマネの強みのふたつ目。
まぁ他にもいろいろな強みがあるんですけど、今回環境の話をする上では関係ないと思うんで、このあたりで。
要するに、「塗り弱くなりがちな編成に塗りが足せるし、相手のSPも自分次第で対処できるし、自分ひとりで盤面コントロールできてつえー!」ってのがシマネの強みでした。
ナワバリバトルの王みたいなことをしてましたね。
こいつが偉い。
じゃあ今は?
では今はどうなんでしょうか。
今のスプラトゥーン界には、「超絶回転率でイカスフィアを回しながら、塗りもめちゃくちゃつえー、しかも対面だけじゃなくて抜けもできちゃう!」ってブキが存在します。
そう、L3とパブロ・ヒューです。
物凄い勢いでイカスフィアを発動させて、ちょっとでも放置すると自陣が全部相手インクで塗り尽くされてしまいます。
こいつらはメインウェポンでの撃ち合いになったとしても、シマネに対してめちゃくちゃ有利を取ってます。
シマネの射程外から攻撃されるとどうしようもありません。近づかなきゃいけない時点で不利になります。
じゃあイカスフィアをクイボで吐かせよう!と言いたいんですが、L3はカーリングボム、パブロはフデ移動で仕切り直してきます。
どれだけクイボを当てても全然吐いてくれないし、なんならそのまま自陣に抜けてきて、シマネ側は追いかけないといけないみたいな展開にされがちです。
こちらもボムピで盤面を整えようとしても、SPの回転率が違いすぎて間に合いません。
つまり「ひとりじゃ盤面をコントロールできなくなっちゃった!」ってのが、今のシマネに受ける印象ということです。
そのままナワバリバトル全体の環境も変わりそう
シマネの評価が変動した理由は分かってもらえたと思いますが、じゃあ具体的に環境はどのように変わっていくのかと言うと、
L3orパブロを主流とした、「スフィア軸」編成が猛威を振るう
と思います。たぶん。
「シマネが盤面をコントロールして、その中で前線同士が戦う」のが第4回スプラ甲子園の環境(もちろんそうでないチームも数多くいましたが)。
第5回は「前線がイカスフィアを起点に攻め込んで、そこにあらゆる手段でカバーを差し込んだり、相手陣地に抜けて圧をかけまくる」試合展開が多くなるんじゃないかなと。
なので、前線の仕事量が増えます。
今までに対面を勝てば試合に勝てるってことがあったとしても、これからは自分で試合をコントロールする必要があります。
抜けを狙ったり、潜伏から相手のイカスフィアを抱え落としたり、普通に対面したり、いろんな選択肢が狙えます。
イカスフィアを持っていなくても、今環境でめちゃくちゃ強い疑惑のある…
こいつにクイックボムピッチャーを発動させないってのも、大事な仕事になりますね(ボムピを発動させちゃうと、対面で勝てるブキがほぼ存在しなさそう)。
これからは「前線にもナワバリバトルの理解力が求められる」時代になります。
キルだけ取ってりゃいいって時代は終わりました。
もうひとつ大きく変わりそうなのは、
塗り枠(前中衛)にシマネ以外の選択肢が増える!!!
と思います。たぶん。
具体的には、
こいつら。何か個人的には怪しいやつも混ざってるけど、まぁ今後の展望なんで…。
スプスピは塗り性能良し、クイボ良し、そしてイカスフィアで攻め込む味方に、キューバンボムピよりも速くカバーに入ることができるマルチミサイルを持っています。
これがめちゃくちゃ相手してて面倒くさくて、イカスフィアとの相性がめちゃくちゃ良いのと、自陣を塗っていても最前線に即届くってのがとても良いです。
「攻めたいのに味方がいない」とかならないので、前線にストレスがかかりにくいですね。
赤ZAPはよく分からんけどなんか存在してる。
フロデコは、「シマネを第5回の環境に当てはめてみたらこうなった」みたいな感じがします。
対抗戦の相手が使うことも結構多くなってきました。
シマネの短射程メインウェポンとは違い、前線の戦闘にメインウェポンだけでカバーしやすいってのと、対物性能がめちゃくちゃ高いのでイカスフィア絶対止めるマンになれる気がします。
欠点は機動力がないので詰められると死ぬのと、メインウェポンの弾速が遅すぎて気軽には使えないってところ。
このあたりは増えてくるんじゃないでしょうか。たぶん。
じゃあシマネはもうオワコンなの?
そんなことはないはず。
環境としては向かい風も吹いてきましたが、塗りの強さ+クイボのカバーの速さ+キューバンボムピを兼ね備えているブキが弱いわけはありません。
性能に変化があったわけでもありませんしね。
「一家に一台の汎用ブキ」から「編成を考えた上で挿すブキ」に変わったかなと思います。
個人的にシマネを今の環境で使うとするなら、イカスフィアの超絶回転率に負けずに、強引に対面勝負に持ち込むために、
これで試してみたいですね(強いかどうかは責任取れません)。
まとめ
・あらゆるチームで盤面をコントロールするナワバリの王から、チームに合わせて必要な動きを果たすナワバリの戦士に変わった。
・前線にできることの選択肢が増えたので、今まで以上にナワバリバトルならではの戦い方を理解しなくてはいけなくなった。
・塗り枠(前中衛)に選択肢が増えて、よりスプラ2のナワバリバトルが面白くなってきた。
といった感じで、いかがでしょうか。
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