見出し画像

ばってん少女隊「YOIMIYA」と六芒星の話

初めましての方は初めまして。そうでない方もご覧くださりありがとうございます。たいようと申します。

本日、ばってん少女隊の新曲「YOIMIYA」がリリースされました。
そのMV中には「六芒星」が何回も出てきます。上の写真の振り付けも六芒星を意識していますものね。
その六芒星がこの曲でどのような意味を持っているのかが気になり、そこからいろいろと調べたことを書いていきます。
初めてのnoteで支離滅裂な文になっていますが、どうか温かい目で見ていただけると幸いです。

六芒星といえば、イスラエルの国旗にもあるようにユダヤの象徴、といったイメージが強いですが、日本でも「籠目(かごめ)」として知られており、古来より魔除けとして使われていたようです。六芒星という共通点から日本人のルーツはユダヤ人なのではないか?とも言われており、僕が興味を持っているテーマの1つでもあります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E8%8A%92%E6%98%9F

誰にも需要のなさそうな話はこれぐらいにして本題に入りましょうか。
YOIMIYAの歌詞をサラッと読んでみたのですが、幼馴染の男の子とお祭りに行く約束をした少女の、前夜祭(=宵宮)からお祭り当日にかけての心情を描いたものなのかな、と思いました。…まぁ、性別が明記されているわけではないので、男性目線で書かれた歌詞だという可能性も否定はできないのですが。

https://www.uta-net.com/song/315971/

これだけ見ると、六芒星とは特に何も関係がないように思えます。そこで、謎を解く鍵はないかもう一度MVを見返してみることにしました。

そこで気づいたのが、六芒星と同じくMV中に何回も出てくるものがあるということ。「お祓い棒」と「金魚」です。

お祓い棒は正式には「大幣(おおぬさ)」というそうです。神主さんが振っている白い紙がついたあれです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB_(%E7%A5%9E%E9%81%93)

おそらくこれはそのままの意味で捉えていいのではないかと思います。すなわち「お祓い」。六芒星の「魔除け」に通ずるものがある気がしますね。

お祓い棒よりも意味が分かりづらかったのが金魚。金魚は中国語の「金余(=お金が余る)」と発音が似ていることから金運上昇、また卵をたくさん産むことから子孫繁栄の象徴とされる縁起物なのだそう。

https://engimono.net/goodluck/2kysq/#i

ただ前述の歌詞の解釈だと、金運上昇も子孫繁栄も当てはまらない気がします。ここでは広い意味で「縁起物」として金魚を出したと考えるのが無難なのかな、と思います。

MVを一通り見終わったところで、今度は歌詞にもう少し焦点を当ててみようと思います。

歌詞の僕なりの大まかな解釈は前述の通りなのですが、細部を見ていくと気になる点が2箇所ありました。

まずは「この[あの]恋のおみくじ」というフレーズが複数回登場していること。何回も登場するということはそれ相応の意味があると考えるべきです。

とはいえ、難しく考える必要はないと思います。どちらに転ぶか分からない恋の行方をおみくじに例え、どうか悪い方向にはいかないでほしい、良い方向に転がるようにとお祈りしているということなのでしょう。

もう一点は「豊作祈願、商売繁盛、子孫繁栄、家内安全、悪霊退散、無病息災」という四字熟語の羅列です。これだけでは何を言っているのか全く分かりません。が、調べていくうちにWikipediaのとあるページにこれと非常によく似た一節を見つけました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%81%E8%B5%B7%E7%89%A9

『五穀豊穣、大漁追福、商売繁盛、家内安全、無病息災、安寧長寿、夫婦円満、子孫繁栄、祖先崇拝や招福祈願、厄除祈念』…なるほど、「縁起物」ですか。そういえば、MVにも金魚が縁起物として出てきていましたね。
縁起物を身に着ける、もしくは想起し、恋が良い方向に向かってほしいと願う少女の心情がここでも表されているのだと思います。

それにしても、恋を純粋に前向きな感情として捉えられない、どうしても悪い面にも目が行ってしまうというこの感じ、以前リリースされた「わたし、恋始めたってよ!」にもつながるものを感じますよね。

わた恋

https://youtu.be/5I6di1S0Mqw より)

話がどんどんずれていっている気がするので六芒星の話に戻しましょうか。笑

以上の考察から僕なりに考えたことをまとめると、この曲における六芒星は魔除けであり、それ以上の意味はないのだと思います。恋する少女が縁起物として帰依している対象の一つ、それが六芒星なのでしょう。
最初のほうで触れた、日本人のルーツはユダヤ人説、のような壮大な物語を期待していた僕にとっては少し残念な結果になってしまいました。笑

最後に1つ。この曲とわた恋の共通点については少し触れましたが、彼女たちの代表曲「OiSa」にもYOIMIYAとの共通点がありました。それが、左右に揺れたのちにジャンプするという振り付けです(語彙力)。おそらくOiSaとのつながりを意識して採用されたのでしょう。

画像2

https://youtu.be/m3w2Lw--G0s より)

今回の考察で、OiSa、わた恋、YOIMIYAの3曲は単にテクノポップという共通点だけではない、すべてつながっているということを発見できたのは大きな収穫でしたね。
YOIMIYAは、OiSaから連綿と紡がれてきた新生ばっしょーイズムの系譜を受け継いだ良曲だと思います。

今回はこれで以上になります。思ったより長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
それでは。

(見出し画像は https://youtu.be/BlZ5znilohw より)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?