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レッド・ツェッペリン "Stairway to Heaven" covered by Heart

Ann and Nancy Wilson of Heart, along with Jason Bonham, playing Stairway to Heaven as a tribute for Led Zeppelin on Dec. 2, 2012, at Kennedy Center.

It was televised by CBS on Dec. 26, 2012, as a short version.
This is the full version released on iTunes in 2013.

謂わずと知れた、イギリスのロックグループ「レッド・ツェッペリン」の
代表曲。
ジミー・ペイジとロバート・プラントによる共作で、1971年に発表された。

それを、アメリカの実力派バンド『ハート』がカバー。

映像は2012年、最も優れたアーティストに贈られるケネディ・センターでの名誉賞でのLive映像。

その圧倒的な演奏の前に、授賞式に列席したレッド・ツェッペリンのメンバー達の目からも涙が…。 いいんですね~、これが!

お好きですか?
映像に登場した有名人を何人数えられましたですか~(o^―^o)??

私スピンは、もうすぐ後期高齢者と呼ばれる年齢に近づきます。
そのような歳を重ねるほどに、若い世代だった頃には感じなかった感情が
沸々と湧きます。

若かりし日々に執念を燃やして完成させようとしたことを、後輩の諸氏の話題に取り上げられると、不意に涙が流れてしまうのです。

いえ、決して褒めて貰いたいという安っぽい感情に包まれている訳ではありません。

費やした時間と、完成にまで何とか漕ぎ着けようとした努力が報いられた、というシンプルな感慨に浸る歓びは、何物にも替え難いのです。

この歓びを口にすることは、スピンと同世代の友人たちに尋ねても同じ答えが返ってきますが、まず決してないのです。
ただ、少しばかりニコリとして踵を返すのです。

お判りにはならないでしょうね。老いた男はあまり口は開きません。
今日とり上げたレッド・ツェッペリン諸氏もそうしたように。


曲に戻りましょう。曲全体は「延々と続く繰り返し」です。
単一の要素を繰り返しながら次第に楽器数が増えてクライマックスに至る構成は、ラヴェルの「ボレロ」がそうであるように、広い意味での変奏曲に似た構成だと考えることができます。

詳細には、第一部と第二部とでは伴奏のパターンが異なります。しかし、
ヴォーカルのメロディーが同一なので連続的に聞えるのです。
第二部の前半と後半とではヴォーカルのメロディーも全く異なります。
しかしギターとピアノとによる伴奏のパターンが同一なので連続的に聞え、
第三部はそれ以前の部分とは全く曲想が異なるが、第一部で提示された「Am/G | Fmaj7」または「C/G | Fmaj7」という2小節単位のコード・パターンが繰り返し用いられているために連続的に聞えます。

そのように、曲の進行とともに新しい要素を導入しつつ一貫性を保つための工夫が為されているのです。

この曲はロック界以外の音楽業界からも評価が高く、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の終身指揮者であったクラシック界の巨匠ヘルベルト・フォン・カラヤンも「完璧!」と絶賛していた・・・そうであります。ハイ。



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