会計士試験の試験科目(短答式)の話 #4

先日、初めての「スキ」(ハートマークのやつ)をいただきました。閲覧いただきありがとうございます。今は特定の読者に向けて記事を発信しているわけではないですが、目を通して下さっている方がいらっしゃるということを意識して、記事を作成していきたいと思います。なお、クリエイターサポート機能はオフに設定しておきました。

前回の記事では、公認会計士試験の受験を検討しようという結論に至りました。今回は、公認会計士試験の試験科目のうち、短答式について確認しようと思います。公認会計士・監査審査会のページに出題科目が掲載されていたので、そちらから抜粋します。

財務会計(2時間、200点)

財務会計の意義と機能、財務会計の基礎概念、複式簿記の基本原理、企業会計制度と会計基準、資産会計総論、流動資産、固定資産、負債、繰延資産と引当金、純資産、収益と費用、財務諸表、金融商品、ストック・オプション等、リース、退職給付、収益認識、研究開発とソフトウェア、固定資産の減損、法人税等、連結財務諸表、企業結合と事業分離、外貨換算、四半期財務諸表

管理会計(1時間、100点)

原価計算の基礎知識、実際原価計算、個別原価計算と製造間接費の配賦、総合原価計算、連産品と副産物の原価計算、標準原価計算、直接原価計算
管理会計の基礎知識、財務情報分析、短期利益計画のための管理会計、予算管理、資金管理とキャッシュ・フロー管理、原価管理、活動基準原価計算・活動基準原価管理、差額原価収益分析、投資計画の経済性計算、分権化組織とグループ経営の管理会計

監査論(1時間、100点)

公認会計士監査の基礎、公認会計士法、金融商品取引法監査制度、会社法監査制度、監査基準、監査における不正リスク対応基準、中間監査基準、四半期レビュー基準、財務報告に係る内部統制監査の基準、監査に関する品質管理基準、財務情報等に係る保証業務

企業法(1時間、100点)

会社法、商法、金融商品取引法

太字は、論述式で重点的に出題される項目。

https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/hani2-c.html より引用。

各科目について、簡潔に触れます。

<財務会計>

4科目で最もボリュームが多いです。私は3年間の経理部時代に財務会計領域を担当していたので、全ての言葉に聞き馴染みがあるのですが、リース、退職給付、法人税、企業結合あたりは正直自信がありません。この内容であれば、試験に落ちたとしても学習したことは無駄にならないように思えます。救いです。

<管理会計>

経理職の会社員を名乗っておきながら、管理会計の経験がありません。実務経験がないことは気がかりですが、簿記の試験などで基礎的な理論は一応学習済みですので、何とかなると信じたいです。実務で触れていた分野も無いわけではないのですが、現職の業種がバレるので、記載は控えます。

<監査論>

初めて触れる分野ですが、受験者の大半が同様だと思います。

<企業法>

金商法は証券アナリストの試験で少し登場しましたが、それ以外は全く馴染みがありません。大学受験の際も、法学部は一切受験しませんでした。まずは法律に興味を持つことから始めるのが良いのかもしれません。

<総括>

なんとなくですが、頑張れそうな気がしてきたので、次の記事では学習方法について検討したいと思います。


Written by ほうれん草茹で太郎