この調査によると、「エミリー、パリへ行く」は、アメリカ人のパリのイメージ向上に大きく寄与している

【以下はハフポスト仏語版の記事に基づく翻訳です。元記事のURL:https://www.huffingtonpost.fr/culture/article/paris-doit-beaucoup-a-emily-in-paris-aupres-des-americains-d-apres-cette-etude_214062.html  】

私たちのフランスの首都は、クリーンな都市だろうか?いずれにせよ、リリー・コリンズ主演のNetflixのドラマを見て以来、アメリカ人の大多数がそう考えいてる。

中傷者にもかかわらず、テレビドラマの「エミリー、パリへ行く」がまたやってきた。フランスのクリシェ(と製品のプロモーション)に満ちたアメリカのコメディは、2月14日に発表された新しい調査によると、アメリカ人観光客のパリのイメージを向上させるのに役立っているということである。

IfopがBonjour New Yorkのウェブサイトのために実施したこの調査によると、質問されたアメリカ人の83%(1,100人)が、「セックス・アンド・ザ・シティ」のクリエイターによる最新シリーズが現実に近いパリのイメージを反映していると考えていることがわかった。

これは、パリ市の交通担当助役のDavid Belliardの言うことに反している。1月の『Libération』紙のサイトへの記事で、彼は、気候変動問題の「完全な消去」、国有財産と超富裕層向けの都市というステレオタイプな表現を非難している。

エミリー・クーパー(リリー・コリンズ)という名前のアメリカ人女性の現実離れした恋愛や仕事の災難を描いているコメディー、「エミリー、パリへ行く」のパリでは、道は清潔で、ごみ箱一つない。これは、このドラマを見たアメリカ人の間で共有されている光景である。彼らの78%がパリは清潔な都市であると考えている。

フランスの良いイメージ

調査によると、『Paris Match』誌は、10年足らずでフランスの路上生活者の数が倍増したとするAbbé Pierre Foundationのレポートにもかかわらず、46%のアメリカ人はパリに路上生活者はいないと考えていることを示している。また、アメリカ人の53%がパリにはねずみがいないと考えている。ところが、科学者によると、実際はパリの住民の2倍ほどにねずみは増えているということである。

それにもかかわらず、73%がフランス人に良いイメージを持っており(この数字は、15年間で2倍になった)、36%がフランスに来て、住んでみたいと考えている。

これは、12月に「エミリー、パリへ行く」の第3シーズンがNetflixで公開された1週間後に、パリ内に宿泊先を探し始めたイギリス人が増加した現象を思い起こさせずにはいられない。不動産会社GetAgentの調査によると、1,416%も跳ね上がっていたそうである。

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