For kuebiko先生 「俺様キャラ」のケース「東金千秋」の基礎知識


ざっくりですが書かせていただきます!

千秋さまは芹沢くんの上司です。『コルダ3』で初登場。
神戸の神南高校という金持ち学校の三年生(部長)で、いわゆる「お前面白い女だな」「俺と出掛けられるのを光栄に思えよ」的な態度の「THE乙女ゲームの俺様御曹司キャラ」という感じです。
しかしながら、その一見テンプレ俺様キャラ的な傲慢で自信家な態度が、まったく表層上滑りな描写ではなく、きちんと裏付けがあり、とてもかっこよいです。
「俺と出掛けられるのを光栄に思えよ」という態度も、スケベ目的ではなく、後述するメンター的目線で、「ふふ、俺から盗める技術はどんどん盗んでいけよ!(お前の成長をみてみたい)」という目線からです。カッコイイネ

主人公から見ると、アンサンブルコンクールの敵校の部長にあたりますが、ヴァイオリンに伸び悩んでいる主人公に「お前の演奏には花がない」と言い放ち、「表現者にとっての花とは何か?」を説いてくれる、「ライバルでありながら先生」といった感じです。
(千秋さまは、未完成の人を発掘してはコーチしたがるレイジ先生みたいな癖(へき)があって、芹沢や氷渡も彼が見いだしたりしてます)

「表現したいものをもち、それを貫き通す信念」それが「花」だと、千秋さまは背中で語ってくれます。

千秋さまは「クラシックの敷居の高さに疑問をもっている。もっとみんながクラシックを楽しめる世界にしたい。そして神戸に将来ランドマークとなるオペラハウスを建ててやるぜ」という信念があって、神南高校の仲間たちとアイドル的な活動をしています。女性ファンもたくさん。
プロデュース能力や戦略性に優れており、どういう時期に、どういう楽曲を、どういうハコで、どういうアレンジで弾けばお客がついてくるか、すべてをきっちり戦略立ててやっています。
ヤマハのエレキバイオリンを使っており、ちょっとロックに寄った派手なアレンジをするので、大衆が乗りやすい。
「THE乙女ゲーのテンプレ俺様男」かと思いきやそうではなく、むしろ女性にはあんまり興味なさそうで、非常にストイックな人物。

そんな千秋さまですが父親がクラシック業界の重鎮で、しかもかなり保守派なので、千秋の大胆な大衆向けのアレンジには猛反対。父はソロコンクールで審査員をしており、千秋さまの演奏に0点をつけるということまでしています。
しかし、千秋さまは今日も走る!すべては自分の夢と信念のために!!

千秋さまのかっこいいところなんですが、スポーツ選手の心理学でイメトレってあるじゃないですか。あれを常にやってるんですよ。結果は努力と気迫両方あってこそついてくるものですが、両方とも怠っていない。俺様な自信家な態度の源泉はそれで、だから表層上滑りではなく非常にかっこいい。ついていきたくなるようなキャラクターです。
「先のことは勝った前提で考えることだぜ」by千秋


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