犯罪は日常に埋め込まれている。

脅威は「外部」にあると考えるほうが楽。外部の脅威は見えやすいし,「遮断」すれば防ぐことができる。だから私たちは犯罪を「異常」なものとして外部化しようとする。これは人として抗い難い心理。「信仰」の核心と言ってもいい。

でも実際には,犯罪は私たちの日常に埋め込まれている。犯罪は「異常」なものではないし,犯罪者は「異常者」ではない。私たちと何ら変わらない人が犯罪犯す(心理学的にはノーマルとアブノーマルとの境界は存在しない。それを決めるのはあくまで「社会」だからだ。つまり異常者が犯罪を犯すのではなく犯罪者に異常者のレッテルが貼られる)。この認識がとても重要。

てなことを Trunk に書いた。こっちにも転載してみる。