犯罪は日常に埋め込まれている。
世の中,「不審者」ばかりにアンテナを張っているけれど,家庭という閉ざされた扉のなかで何が起きているのか…殺人検挙事案のうち,加害者が実父母・養父母である者の割合は年々増加中(黒いグラフ)。なお,不審者等「面識なし」は11.7% pic.twitter.com/PZVWmYYbaY
— 学校リスク研究所 内田良 (@RyoUchida_RIRIS) 2014, 7月 19
脅威は「外部」にあると考えるほうが楽。外部の脅威は見えやすいし,「遮断」すれば防ぐことができる。だから私たちは犯罪を「異常」なものとして外部化しようとする。これは人として抗い難い心理。「信仰」の核心と言ってもいい。
でも実際には,犯罪は私たちの日常に埋め込まれている。犯罪は「異常」なものではないし,犯罪者は「異常者」ではない。私たちと何ら変わらない人が犯罪も犯す(心理学的にはノーマルとアブノーマルとの境界は存在しない。それを決めるのはあくまで「社会」だからだ。つまり異常者が犯罪を犯すのではなく犯罪者に異常者のレッテルが貼られる)。この認識がとても重要。
てなことを Trunk に書いた。こっちにも転載してみる。