クリント・イーストウッド、CBD訴訟で610万ドルの勝訴

クリント・イーストウッド、CBD訴訟で610万ドルの勝訴、敗訴者を「詐欺師」と呼ぶ
by ロブ・ベイリー＝ミラード
2021年10月4日午前9時33分更新

この「詐欺師」たちが、クリント・イーストウッドの一日を彩りました。

「ダーティハリー」の象徴的なスターであるクリント・イーストウッドと、彼の伝説的な肖像権を管理している会社は、オスカー受賞俳優兼監督の顔を利用してCBDサプリメントを推奨しているように見せかけたとされるリトアニアの会社との訴訟で、金曜日に610万ドルを獲得しました。

「イーストウッド氏（91歳）は、月曜日にThe Post紙に「裁判所の判決に満足しています。この判決は、誰かの名前や評判を違法に利用して製品を売ろうとする他のオンライン詐欺師に強力なメッセージを送るものだと信じています」と語った。

カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所のR.ゲイリー・クラウスナー判事は、Mediatonas UAB社が3月からの召喚状に応じなかったため、「The Good, the Bad and the Ugly」スターの名前と肖像を不正に使用したとして、イーストウッドと彼の代理人であるGarrapata社に数百万ドルの損害賠償を命じた。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、同社はイーストウッドの9万5千ドルの訴訟費用を負担しなければならず、今後、カンナビジオール（大麻サティバ植物に含まれる無毒の化合物）製品の宣伝にイーストウッドを使用することも禁止されています。

イーストウッド氏の弁護士ジョーダン・サスマン氏は、「60年以上に及ぶキャリアの中で、イーストウッド氏は、正直で、勤勉で、誠実で、公共のために尽くすという評判を得てきました。　また、正しいこと、公平なことを行うことを厭いません。 今回の訴訟を遂行し、この判決を得ることで、イーストウッド氏は、不正行為に立ち向かい、自分の名前や肖像権、営業権から不正に利益を得ようとする者に責任を負わせる姿勢を改めて示しました」と述べています。

最新作「Cry Macho」が9月に公開されたイーストウッド氏は、2020年7月に、ハリウッドを離れてCBD製品を販売しているという噂が広まった後、複数の訴訟を起こしました。2月、イーストウッドの弁護団は、フェイクニュースが掲載されたウェブサイトを所有するMediatonas UAB社に絞って訴状を修正しました。

これらのサイトでは、「ミリオンダラー・ベイビー」の監督が、CBDを販売するという新しい役割が「映画よりも大きなもの」を提供してくれると主張する「インタビュー」が掲載されていました。

イーストウッドは、ハリウッドを離れてCBDの販売員になることを決めたことについて、「これは、私にとって本当に、本当に難しい決断でした」と語っています。

記事には、NBCの番組「Today」に出演した際のイーストウッドの写真と、番組のロゴ、そしてハリウッドの友人であるテリー・ブラッドショー、サム・エリオット、マイケル・J・フォックス、ガース・ブルックスによる、イーストウッドの実在しないCBD製品の効果についての偽の証言が添えられています。

「イーストウッド氏は、CBD製品とは何の関係もなく、そのようなインタビューを受けたこともありません」と裁判所の書類には書かれています。

一方、クラウスナー氏は、最終的に610万ドルの判決をイーストウッド氏に下したにもかかわらず、金曜日に名誉毀損に関する訴訟の請求を全面的に認めなかった。その理由は、「表面的には名誉毀損とは言えない」と判決文に書いている。"CBD製品とは何か、そしてクリント・イーストウッドのような人物がマリファナベースの製品を支持しない理由を理解するには、さらなる背景が必要です。"

原文：
Clint Eastwood wins $6.1M CBD lawsuit, calls losers ‘scammers’
By Rob Bailey-Millado
October 4, 2021 9:33am  Updated

These “scammers” just made Clint Eastwood’s day.

The iconic “Dirty Harry” star — and the company that controls rights to his legendary likeness — won $6.1 million in a lawsuit Friday against a Lithuanian company that allegedly pimped the Oscar-winning actor-director’s visage to imply he endorsed CBD supplements.

“I am pleased with the court’s ruling,” Eastwood, 91, told The Post on Monday, “and believe this judgment sends a powerful message to other online scammers who might try to illegally use someone’s name and reputation to sell their products.”

Justice R. Gary Klausner of the US District Court for the Central District of California awarded Eastwood and his representatives at the company Garrapata millions in damages for the unauthorized use of “The Good, the Bad and the Ugly” star’s name and likeness after Mediatonas UAB did not respond to a summons from March.

The company also had to pick up Eastwood’s $95,000 in legal tab, the New York Times reported — and is also blocked from ever using him to hype their cannabidiol (a nonintoxicating compound in the cannabis sativa plant) products in the future.

“Over a career that has a spanned more than 60 years, Mr. Eastwood has earned a reputation for honesty, hard work, integrity and public service,” his attorney, Jordan Susman, told The Post. “He is also willing to do what is right and what is fair.  In pursuing this case, and obtaining this judgment, Mr. Eastwood has again demonstrated a willingness to confront wrongdoing and hold accountable those who try to illegally profit off his name, likeness and goodwill.”

Eastwood — whose latest film, “Cry Macho,” hit theaters in September — first filed multiple lawsuits in July 2020 after rumors spread that he was ditching Hollywood to hawk CBD products. In February, Eastwood’s legal team amended the complaint to narrow in on Mediatonas UAB — the company that owns the websites where the fake news appeared.

The sites shared an online “interview” that featured the “Million Dollar Baby” director claiming his new role selling CBD offered him “something bigger than movies.”

“This was a really, really difficult decision for me,” Eastwood is quoted as saying of his decision to leave Hollywood to be a CBD salesman.

The article was accompanied by a photo of Eastwood from an appearance on NBC’s “Today” show, along with the show’s logo — and faux testimonials about the effectiveness of Eastwood’s nonexistent CBD line from Hollywood pals Terry Bradshaw, Sam Elliott, Michael J. Fox and Garth Brooks.

“Mr. Eastwood has no connection of any kind whatsoever to any CBD products and never gave such an interview,” the original court papers said.

Meanwhile, despite his eventual $6.1 million ruling for Eastwood, Klausner did not grant the lawsuit’s full request for defamation on Friday because it did not appear “libelous on its face,” he wrote in his decision: “It requires additional context to understand what CBD products are and why a person like Clint Eastwood would not endorse a marijuana-based product.”