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貴重な情報をシェアしてくださる医師の動画 その12

「大阪大学が解明したADEのメカニズム」と題する動画音声の文字起こしです。

みなさん、こんにちは。
新型コロナ・ウィルスの感染を増強する抗体を発見、これTVでも報道されてると思うんですけど、大阪大学が発見したんですね。

と、いうことで紹介させて頂きたいんですけども。「重症患者では感染増強抗体の高い産生が見られる」、と。なんで重症化するかと言えば「感染を重症化する抗体があるからだ」、と。「感染増強抗体の産生を誘発しないワクチンを開発してください」、と。ワクチンも感染増強抗体、当然ウィルスもこう言うウィルスを産生するんでしょうけど、。ワクチンでも気を付けて下さいよ、と言いたいみたいですね。

この研究は米国科学誌Cell誌に掲載されたものです。実際のところ、背景、現状さまざまな変異株が中和抗体の認識部位、RBD(レセプター・バインディング・ドメイン)、レセプターっていうのはACE2の事です。そこに結合する部位。中和抗体の認識部位に変異を獲得したから、ここにね、「中和抗体がウィルスの排除に非常に重要な役割を担っているから」、そうですよね中和抗体がくっつくことが重要ですよね。「ウィルスが中和抗体に認識されない変異を獲得した」と、現状。それが今の変異株の問題である、と。中和抗体が認識できない、と。

え〜これがスパイク蛋白の構造なんですが、セグメント1、セグメント2に分かれていてレセプター・バインディング・ドメインというスパイクのレセプターに突き刺さる部分とその横のね、NTD(Nターミナル・ドメイン)窒素側のドメインという、ちょっと意味分かんないですけど、アミノ酸構造でそういうドメインと2か所に分かれていますよ、と。

「ウィルスによる抗体によって感染が増強するADE」ですね、「その現象は抗体依存性感染増強と言われています。ADEはデングウィルス等で知られており、一度デングウィルスに感染した後、異なる型のデングウィルスに感染すると、最初の感染によって産生された抗体によって重症化する場合がある」。ADEってことが動物実験においてSARS、MARSの時に認められ、SARS、MARSの時には同じコロナなんですけどもワクチンが実用化しなかったという過去があります。

ADEのメカニズムとして、今まではね抗体のY字型AB部分、根元FC部分、FC部分を引っ張るようにね、食細胞、好中球、マクロファージなんかが食べてしまって不完全抗体だから離れてしまって、食細胞内でウィルスが増殖しちゃってADEが起きるって言われていたんですが、「今までに知られていたFC受容体を介した抗体依存性感染増強とは全く異なり、ウィルス粒子に結合するだけで感染性をFC受容体非依存性に、FC部分とは関係なく高める抗体が存在することが明らかになった」、と。

で、これがこれが実験結果なんですけど、「スパイク蛋白質へのACE2の結合性を阻害する抗RBD中和抗体(青)だけでなく、ACE2の結合性を増加させる抗NTD完成増強抗体(赤)も存在することが分かった」よ、と。

ACE2との結合性がね、抗NTD抗体をくっつけるとアップするんですよ。もちろんRBD抗体をくっつけるとダウンするんですけどね、。こういうアップする抗体があるよ、と。

でまあ、これがスパイク蛋白で、NTD抗体がくっついたところですね。増強抗体と書いてあります。RBDには抗体は、この図ではくっついてきません。

え~こんな感じですね。「NTD同士が抗体で架橋される」、このY字型がね両方にくっついてFAD部分ってのが抗原にくっつくわけなんですけども、NTD部分に対する抗体が橋渡してひっぱるよ、と。NTDが引っ張られそ「の結果、RBDが開いた状態」、尖った感じですね、「構造をとることが明らかになった」。これがシェーマ(注:医者がカルテを記すときに利用する、身体部位の絵図のこと)なんですけども、もともとがこんな感じで抗体がくっついてなければこのようにただ出ているだけなんですけども、ひとたび抗体がくっつくとNTDを引っ張るからRBDが飛び出してACEにくっつきやすくなるよ、ということなんですよ。

結論なんですけれども、「最近の変異株にはね、中和抗体の認識部位に変異がある訳です。中和抗体が十分作用しない株も存在する訳ですね。変異株、流行っているやつですね。中和抗体の防御効果よりも、感染増強抗体の増悪効果が高くなってしまう可能性があるよ」、と。

「非感染者において低レベルの感染増強抗体を持っている人が明らかになった」、と。NTD抗体ですね。だけとは書いてないけどね。「既に感染増強抗体を持っている人の場合、感染やワクチンの接種で感染増強抗体の産生が高まる可能性が考えられる」。まあ、その人だけっていうのもおかしいですよね。まあ、こういうスパイク蛋白を作るようなワクチンなんだから、この横っちょのNTDに対する抗体も当然ワクチンでもできちゃうと思うんですけども。

「感染増強抗体の認識部位は現行のワクチン抗原にも含まれている」んですよ、当然。スパイク蛋白の一部分ですからね。「従って、感染増強抗体の産生を誘発しないワクチン抗原を開発することが望ましい」、と。要するにメッセンジャーRNAのその部分をちょっと書き換えて、横の分に抗原性を無くすことが望ましい、と。「本研究で明らかになった感染増強抗体の認識部位を改変することで、感染増強抗体の産生を誘導しないワクチン開発が可能だ」から、それが望まれるって言ってるんですよ。

「非感染者において低レベルの感染増強抗体を持っている人が明らかになった」って言ってますけど、まあこれワクチンの1回目と捉えることもできますね。1回打ったら弱いこういうのができるでしょ?更にブーストで2回目打つわけだから、既に感染増強抗体を持っている訳ですからねそういう人は、1回打った人は。で、2回目で感染増強抗体もね、高まるという風に読めます。あんまり強調したくないんでしょうね、このことはね。

まあ、こんなことも書いているんですけど、重症化しやすい人をあらかじめ知ることは可能であると、感染増強抗体を持っているかどうかでね、あらかじめ。で、重症患者の治療に対して、マスコミ報道はこの部分だけですけど、この人の言いたいことは違うと思いますよ。

ワクチンでね感染増強抗体ができちゃってね、これが残っちゃうと、持っている人がいるってことは残っちゃう。次にレセプター・バインディング・ドメインがどんどん変異していくから、これに対する中和抗体が十分ないとね、これが残っているから、飛び出てね、感染増強を起こしちゃうから中和抗体、ばっちりね変異の毎にどんどんワクチン打っていかないと大変なことになるよ、と。感染増強抗体が残っちゃっているから、。

と、言うことで私、この文章を見て判断したことは緊急避難的に今感染する恐れがあって重症化し易いご高齢の方なんかは打たなきゃいかんと考えるのは正しいと思いますけど、これからの方、こういう感染増強抗体を持つようなことになると、ずっとワクチンを打ち続けなきゃあいかんと、で何回も何回も打てば細胞破壊がずっと起きますから、トラブルの基ですから、やっぱり自然に喉で、自然免疫中心として防御できる若い方はこういうADEに関わるようなワクチンは打たない方がよろしいと、私は思うんですけども、この人がそういう意図でこの研究、結論付けているのではないのかなと思いました。
また、お願いします。さよなら。

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