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トランペットを吹き始めて分かったこと その14

アンブシュアを気にすることなく自然にエアーを吹き込むようなアンブシュアでアパチュアを一点に集中することが何となく掴めた事を『トランペットを吹き始めて分かったこと その13』に書きました。その後、マウスピースは、16C4を使って吹くようになりました。同じようなサイズで既に持っているバックの1‐1/2Cも試してみました。本当に微妙な好みだと思いますが、その時はヤマハ16C4の方が自分の唇には合っているとの結論になりました。

ヤマハにはGPシリーズがマウスピースにあります。全サイズあるのでは無く、特定のサイズにあります。2年以上前にトランペットを購入した時に付属のマウスピース(16C4)以外に2つマウスピースを購入しました。それらは、ヤマハの14A4aとバックの7Cです。当初は『トランペットを吹き始めて分かったこと その13』にも書いたように付属に16C4は力任せに吹くので最初だけ大きな音が出て、直ぐに唇の支えがなくなり音が潰れたようなブーッという音になっていたので、きっとこんな大きなサイズのマウスピースは無理なんだろうと思って14A4aに切り替えましたが、こちらはカップが浅く吹き込み過ぎていた事で、こちらも音が潰れていたように記憶しています。結局、バックの7Cを使うようになりました。

バックの7Cは、当初は吹きやすかったのですが、カップの内側のエッジ(リムバイト)がキツくて唇が痛くなるように感じていました。この時もまだ吹き込むような吹き方をしていたと思います。楽器が鳴ると言うよりは吹き込んで力任せに音を出すといった感じだったと思います。そして良い音と思っていたのは唇の内側の柔らかい部分を振動させていたから余計に痛みを感じていたのかも知れません。

そして16C4が良いと思い使っていました。ところがやはり少し唇が渇いたりコンディションが変わると音の響きが無くなったりして16C4-GPに変えたりして吹いていました。でも、やはり16C4の方がまだ唇の自由度があるように思えたりしました。そこでちょっと間を開けていたバックの1-1/2Cを再び試してみると、唇にしっくりきてストレスなく吹ける感じがしましたが、音が16C4ほど深く柔らかみのある渋い感じがしなかったのでバック1-1/2Bのマウスピースを購入しました。この音は狙い通りで16C4よりも好みでした。

それでも練習で3〜40分吹いてると唇の支えを失って音がブーバリバリという風になっていました。先日のメンターからのレッスン時にそのことを相談すると、「吹き過ぎ、オーバーブローじゃないですか?」「ちょっとチューニング管を外して真ん中のG(F)を吹いてみて下さい。その時、その狙った音を唇を閉じてハミングして、そのままマウスピースに着けて音を出そうとは思わずにそのまま吹いてみて下さい」とアドバイスされました。するとブーッと音が鳴り、その後上の音、その上の音(ハイD)そして下の音(ペダルトーン)を出しすことができました。そうするとメンターは「今吹けた音でトランペットの音域を全てカバーしてますから全音階吹けますよ」と言われました。

「後は細かな調整が必要ですが基本的に全部の音を出せます。高い音は唇の両脇をすぼめてマウスピースの中へ入れ込むような感じで調整して、舌は反らせて下の前歯の後ろから反り上げてエアーの速度を調整して下さい」

1-1/2Bのマウスピースは、好みの音色でしたがやはり40分くらい吹いていると唇の支えがなくなって楽器が鳴らなくなって来るのが分かります。その状態から1-1/2Cのマウスピースへ替えて吹くと音が出ました。カップの深さは思ってた以上に唇に影響してたのかと思います。1-1/2Cへ戻って来てしまいました。その時、1Cは一度も試したことがなかったので購入して試しました。やはり多くの人が使っているだけあって吹き易く、唇の自由度もあり音も良い感じでした。でもやはり唇の支えが無くなると力を入れてしまって音が出なくなる。結局、16C4-GPに戻ってしまいました。

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