シュワブ氏の「テクノロジーを制するものは世界を制す」発言は空威張りではない

シュワブ氏の「テクノロジーを制するものは世界を制す」発言は空威張りではない
2023年2月25日、ローダ・ウィルソン著

数週間前、世界政府サミットでクラウス・シュワブは、人工知能や合成生物学などのテクノロジーをマスターした者が、"世界のマスターになる "と述べた。

合成生物学では、まったく新しい酵素を設計したり、これまで自然界に存在しなかったまったく新しい臓器をゼロから製造することは、SFではなく、驚くほど現実に近づいている。

バイオテクノロジーとIT技術は、何十年も前から完全に結びついている。 そして、mRNA「ワクチン」の全体的なアイデアは、ワクチンを合成遺伝子配列に還元し、ヒト細胞をバイオリアクターとして使って実際のタンパク質を作ることで、ワクチンをデジタル化するというものだ。 人々はまだこれを単なるウイルスやワクチンの話だと思っているようですが、そうではありません。もっと多くの問題があるのです。

2020年に発表された科学論文では、脂質チップ上のナノ粒子がコンピューターのハードウェアとして機能し、DNA鎖が分子命令を提供するソフトウェアとして使用されることが説明されています。これにより、ナノ粒子群が神経ネットワークを形成し、プログラマブルでリセット可能、スケーラブルなコンピューティングアーキテクチャと回路基板を提供することが可能になります - ヒトや動物の体内で。

"世界の支配者"になることは、決して空威張りではない。 クラウス・シュワブが「これらの技術をマスターした者が世界をマスターする」と言うのは、どちらかと言えば、過小評価である。これらの技術があれば、人間を含むすべての種をまったく別のものに作り変えることができる。

マッド・サイエンスのための民間と公共のパートナーシップ - 人類を再設計する進行中の計画

スパルタカス

クラウス・シュワブ氏は最近、人々を憤慨させるようなことを言った：

「人工知能、しかし人工知能だけでなく、メタバース、近宇宙技術、そして合成生物学など、数え上げたらきりがない。10年後の私たちの生活はまったく違うものになり、大きな影響を受けるでしょう。そして、それらの技術を使いこなす人が、ある意味で世界の支配者になるのです」。

世界政府サミット。2023年2月15日、世界情勢（16分）

ここで問題なのは、彼は間違ってはいないということだ。「世界の支配者」という言葉を聞くと、人はそれを空威張り、誇大妄想狂のたわごとだと思い、腹を立てる。しかし、そんなことはない。この技術に何ができるかを人々が理解できないのは、一つには想像力が豊かでないこと、もう一つは全体論的なシステム思考に慣れていないこと、そして最後に、合成生物学に関する企業メディアの報道がほとんどないことが挙げられます。

ちょっと不思議に思うことを聞きます。内臓とは何でしょうか？教科書的な答えは、特定の機能を果たす体内の特殊な組織ということになります。しかし、もし私が、内臓は私たちが望めば何にでもなれると言ったらどうでしょう？

進化発生生物学の研究により、器官がどのように発生するのか、また、なぜ進化がある構造を選択したのかが明らかにされてきました。器官形成の理解におけるこれらの進歩は、器官型培養、組織バイオプリンティング、合成生物学といった最新の技術とともに、器官形成における物理的・遺伝的制約をハックするツールを提供し、完全にデザインされた設定や単に変化した設定という形で研究の新しい道を開くものである。ここでは、形態空間（すなわち、可能な構造の空間）の概念と合成生物学および組織工学を結びつける統一的な枠組みを提案する。我々は、進化的制約と建築的制約の両方の理解を取り入れた合成を目指し、人工臓器やオルガノイドを構築するための代替設計原理を探るための指針として利用することが可能である。我々は、臓器やオルガノイドの複雑性に関連する3つの主要な特徴を組み込んだ3次元形態空間を提示する。この空間の軸は、構造を構築するのに必要な発生メカニズムによってもたらされる複雑さの程度、情報を記憶し反応する可能性、そして基礎となる物理的状態である。私たちは、この空間の大部分は空であり、その空白が、新しい器官を設計し、さらには発明する代替方法の手がかりを提供する可能性があることを示唆しています。

RSC - 合成臓器とオルガノイドのための形態空間：その可能性と実際、統合生物学、第4号、2016年

もし、ヒトや動物に見られる臓器（腎臓、脾臓、肝臓、心臓、脳など）が、細胞のあらゆる可能な構成を表しているのではなく、進化によって選択された狭義のものだけだとしたらどうだろう。もし、ニューロンでいっぱいの筋肉組織を考えたり、皮膚の下に肝臓と腎臓を一体化して、汗で毒素を排出させたりすることができるような、未検証の巨大な空白地帯があるとしたらどうだろう？自然界に存在しない、まったく新しい機能を持った臓器をゼロから作れるとしたらどうだろう？もし、男が自分の体のすべての関節に小さな脳を埋め込んで、タコのように自分の腕や足に意思を持たせることができたらどうだろう？

これは、過去に何度もSFの世界で探求されてきたことです。ウォーハンマー40,000』では、高度に増強された超人的な宇宙海兵隊員が、スクラッチビルドの臓器を多数移植されている。バチガルピの『The Windup Girl』や故グレッグ・ベアの『血の音楽』を読んだことがあれば、この種のものがどれほど奇妙なものになるかはよくわかるはずである。それは、このようなものがもはやSFではなくなってきていること、そしてそれが恐ろしく乱用されないようにするための倫理的な枠組みが基本的に存在しないことです。

これは合成生物学でできることのほんの一例です。もうひとつは、まったく新しい酵素をゼロから設計し、それをコードする遺伝子をバクテリアに挿入し、それを試薬としてまったく新しい化合物を生産することもできます。

デイブ教授が説明する 合成生物学と材料科学 第1回：生物学的製造、2021年4月2日(15分)

デイブ教授が解説。合成生物学と材料科学パート2：自然が作ったプラスチック、2021年4月21日（16分）

まだ納得がいかない？カナダ政府のウェブサイトに行くと、今、このような記事がアップされています。アーカイブしておくことをお勧めします。

私はアドリア海の陽光と塩辛い海岸の空気で目を覚ます。私は地中海の近くに住んでいるわけではありませんが、私の健康アドバイザーでもあるAIが、朝のエネルギーレベルを管理するために、特定の空気の質、香り、日射強度を処方し、この気候を模倣するように私の寝室をプログラムしてくれているのです。

菌類を再生して作った新鮮なシーツは、想像以上に心地よく、一日の始まりを予感させる。起床する前に、いくつか確認しておかなければならないことがある。インスリンレベルを管理するアプリを開き、膵臓が最適にサポートされていることを確認するよう、脳にメッセージを送りました。母が子供の頃にしたような針での注射は想像もつかない。今は微生物が移植され、私のレベルを自動で調整し、報告してくれるのです。

すべて問題なさそうなので、脳のデジタルインターフェイスをチェックして、昨夜リアルタイムで記録・処理された夢のデータを読み込む。私のセラピーアプリは、私が眠っている間に表現した感情的な反応を分析します。その結果、今週は自然の中に身を置いて、繰り返し見る「箱入り娘」の夢を振り返り、潜在意識の神経活動を活性化させることを提案している。AIは "森の日 "を勧めてくれた。私は「わかった」と思い、あとはAIと神経インプラントがやってくれる。

ポリシー・ホライズンズ・カナダ - バイオデジタル・コンバージェンスの探求、カナダ政府、2020年2月11日付

ホライズンズ・カナダ バイオデジタルコンバージェンスとは？2021年7月29日（8分）

前回のスパルタキャストでも触れたのですが、あまり要領を得なかったように思います。バイオテクノロジーとIT技術は完全に絡み合っていて、もう何十年も前からそうでした。PlayStationを使って分散型スーパーコンピュータ・ネットワークにプロセッサ・パワーを提供したFolding@homeを覚えている人はいますか？

ゲーミング・ビット PS3のFolding@homeが医療研究に貢献、2007年3月18日（2分）

これは2007年のことで、実際のソフトウェアクライアント自体は2000年から存在しています。今はすべてコンピュータでやっています。mRNAワクチンの全体的なアイデアは、基本的に、ワクチンを合成遺伝子配列に還元し、ヒト細胞をバイオリアクターとして使用して実際のタンパク質を作ることで、多くの製造工程を省略して、ワクチンをデジタル化することなのです。

さて、CRISPRがありますね。DREADDsもある。ナノ・トランスデューサーがある。エフード・ガジットのアミロイド半導体のように、人工的にアミロイドを作る能力もあります。それ以上のものもありますよ。Twitterの友人であるC.M.（現在は@CRISPR_Cas69で活動しています）が、脂質ナノ粒子だけでフォン・ノイマン・アーキテクチャ全体を実現した論文を教えてくれました：

スケーラブルなナノ粒子ベースのコンピューティングアーキテクチャがないため、分子コンピューティングスキームで情報を操作・処理するためのナノ粒子の可能性と利用が大きく制限されています。我々は、コンピュータを再構築することなく複数のプログラムを動作させることができるフォン・ノイマン・アーキテクチャ（VNA）にヒントを得て、脂質チップ上で任意の分子論理演算を再加工なしに1チップで複数実行するナノ粒子ベースVNA（NVNA）を実現した。このシステムでは、脂質チップ上のナノ粒子がメモリ、プロセッサ、出力ユニットなどのハードウェアとして機能し、DNA鎖が論理回路を容易にプログラミングするための分子命令を提供するソフトウェアとして使用されています。NVNAは、ナノ粒子群が機能的に完全なブール論理演算を実装したフィードフォワードニューラルネットワークであるパーセプトロンの形成を可能にし、ナノ粒子ニューラルネットワークを形成し論理的判断を行うためのプログラム可能、リセット可能、拡張可能な計算アーキテクチャと回路基板を提供します。

Science Advances - ナノ粒子ニューラルネットワークのためのナノ粒子ベースのコンピューティングアーキテクチャ、ScienceAdvances、2020年8月26日号

これらのバラバラなアイデアをひとつのプラットフォームに統合したら、どうなるのか。どんなものができるのでしょう？誰かの体に、無線で操作できるスマートな組織を生成する物質を注射することができるでしょうか？考えてみてください。例えば、ある人の細胞にmRNAを使って山中因子を生成し、生体内で幹細胞へと変化させたとしましょう。そして、その細胞に新しい遺伝子をスプライシングして、全く新しい機能を持つ合成細胞株を生成したとしましょう。そして、これらの細胞の集合体を、ナノ・トランスデューサーを用いた膜電位操作や化学遺伝学によって、特定の作業を行わせるように誘導したとしましょう。この細胞が体内を移動し、分裂し、共生生物のようにコロニーを形成しながら、人間の細胞と同じシグナルを発して免疫系を回避するとしたらどうだろう。この細胞から神経伝達物質やホルモンを細胞外に分泌させ、正常な細胞の機能を操作することができたらどうだろう？また、細胞外マトリックスのリモデリングによって、被験者の既存の臓器の周りに組織の足場を作り、その機能を操作したりモニターしたりすることができるとしたらどうでしょう？

これらは、ほんの一例です。組織工学を利用して、3Dプリントされたまったく新しい「サイバネティック」臓器を作るなど、もっと多くの実装の可能性があります。未来の兵士はガスマスクをつけないかもしれない。VXを嗅いだ瞬間にアトロピンを分泌する器官を移植したり、アセチルコリン受容体を完全に変化させて有機リン酸塩との結合に抵抗できるようにしたのに、なぜ気にするのだろう？もし情報将校が全員IQ200で完璧な記憶力を持ち、神経レースが彼らの脳をリンクさせ、桶の中のプリントされた脳を集めたハイブマインドになっているとしたらどうでしょう？

プラノイ・スラネニ ワイヤレスのブレイン・マシン・インターフェースを可能にする先端材料、2021年8月28日 (54分)

米国、ロシア、中国のトップクラスの軍事シンクタンクでは、このような種類の質問、そしてその他多くの質問がなされている。第三次世界大戦に間に合うようにスーパーマンを作らなかった国として、誰も戦略的な驚きを失いたくないのです。DARPAは、中国の倫理的な実績は極めて低く、裏で人体実験をしている可能性が高いことを知っています。そうなると、自国の指導者も同じことをしたくなる（実際、そうなっている）。

合成生物学でできることはそれだけではありません。帰属を確認できない暗殺、慢性的な健康問題の誘発による特定人の衰弱、新種の植物病原菌による敵国農業の破壊、超致死的生物兵器を製造するためのスクラッチメイドウイルスやバクテリアのエンジニアリング、攻撃性や報酬への欲求を抑制するために体内のアンドロゲンや神経伝達物質のバランスを変化させ、人々に服従と従順さをエンジニアリングなど、数え切れないほどあるのだ。

ボルチモア外交問題評議会 In-Q-Tel（IQT）シニアフェロー兼エグゼクティブ・バイスプレジデント タラ・オトゥール博士、2020年7月22日(69分)

クラウス・シュワブ氏が「これらの技術をマスターした者が世界をマスターする」と言うとき、どちらかと言えば、彼は過小評価しているのではないでしょうか。これらのテクノロジーを使えば、人間を含む種全体を、まったく別のものに作り変えることができるのです。

私はこのことをいくら強調してもしきれません。合成生物学と神経技術について、今すぐ公開討論を行う必要があります。そして、その使用について国際的かつ拘束力のある制限を厳密に定義する政策を制定する必要があります。そうしなければ、未来の人類は必然的に工学製品に還元されてしまいます。

これらの背後にいる人々は、反人間主義者である。彼らは、人間それ自体に価値を見出さない。彼らにとっては、集合的な善のみが重要なのです。

パーソナリティ主義者は、パーソナリティ（人格）を、現実のすべてに意味を与え、その最高の価値を構成する基本的な概念と見なします。人格は侵すことのできない尊厳を持っており、無条件に尊重されるべきものである。パーソナリズ ムは、ほとんどの場合、人に関する理論的な哲学を主としてきたわけではありません。しかし、この理解は、それ自体、実践哲学や道徳哲学を優先させるものであり、同時に、人の道徳的経験は、理論的理解を決定的に決定するものである。人格主義者にとって、人は主観性と客観性、因果的活動と受容性、単一性と関係性、同一性と創造性を兼ね備えている。人物の道徳的性質、あるいは自由な活動の主体および客体としての人物を強調し、人格主義は実践的、道徳的行動や倫理的問題に焦点を当てる傾向がある。

個人主義、スタンフォード大学哲学百科事典、2009年11月12日

人間は、新世界秩序の代理人たちによって、資源を大量に消費し、部族主義的で、攻撃的な存在とみなされている。基本的には、侵略的な厄介者である。生命倫理学者たちが、「人間から犯罪、攻撃的行動、偏見、狂信を排除すれば、文明はより良くなるだろう」と判断するだけでよい。

そして、いつの間にか、人々は「ワクチン」を求めて列を作り、数年後には、人間というより大工アリに近い、人間らしさや、男や女になるという本質的に価値のある経験が全くできない子供を作り始めるのです。

人々はまだ、これがウイルスやワクチンだけの問題だと思っている。そうではありません。それよりもはるかに多くのことが、ここでは問題になっているのです。多くの人が想像もつかないほどだ。

原文：
Schwab’s remark “who masters technologies will be the master of the world” is not an empty threat
BY RHODA WILSON ON FEBRUARY 25, 2023

A couple of weeks ago at the World Government Summit, Klaus Schwab stated that whoever masters artificial intelligence and synthetic biology, among other technologies, “will be master of the world.”

With synthetic biology, designing completely new enzymes or the manufacture of entirely new organs from scratch that never existed in nature before is alarmingly close to being a reality rather than science fiction.

Biotech and information technology have been completely intertwined for decades.  And the whole idea behind mRNA “vaccines” is to digitise vaccines by reducing them to synthetic gene sequences and using human cells as bioreactors to make the actual protein.  People still think this is just about a virus or a vaccine, it’s not. There’s much more at stake.

A science paper published in 2020 described how nanoparticles on a lipid chip function as computer hardware, and DNA strands are used as the software to provide molecular instructions. This enables a group of nanoparticles to form a neural network that provides a programmable, resettable, scalable computing architecture and circuit board – within the bodies of humans or animals.

Being “master of the world” is not an empty threat.  When Klaus Schwab says that those who master these technologies will master the world, if anything, he is underselling it. With these technologies, you could re-engineer an entire species – including humans – into something completely different.

Private-Public Partnerships for Mad Science – The Ongoing Plot to Reengineer Humanity

By Spartacus

Klaus Schwab said something recently that got people’s hackles up:

“Artificial Intelligence, but not only artificial intelligence, but also, the metaverse, near-space technologies, and I could go on and on – synthetic biology. Our life in ten years from now, will be completely different, very much affected, and – who masters those technologies, in some way, will be the master of the world.”


World Government Summit: The State of the World, 15 February 2023 (16 mins)
Here’s the problem: he’s not wrong. People get pissed off when they hear statements like “master of the world” because they think it’s an empty threat; little more than the idle bluster of a megalomaniac. It most certainly isn’t. The reason why people don’t see what this technology is capable of is that, for one thing, they aren’t cursed with an overactive imagination, and for another, they aren’t used to holistic systems thinking, and lastly, there has been next to no corporate media coverage of synthetic biology, because if there was, people would rightly be having a conniption fit.

I’m going to ask you something that may strike you as a little bit strange. What is an internal organ? The textbook answer is something along the lines of specialised tissue in the body that performs a specific function. But what if I told you that an internal organ can be whatever the heck we want it to be?

Efforts in evolutionary developmental biology have shed light on how organs are developed and why evolution has selected some structures instead of others. These advances in the understanding of organogenesis along with the most recent techniques of organotypic cultures, tissue bioprinting and synthetic biology provide the tools to hack the physical and genetic constraints in organ development, thus opening new avenues for research in the form of completely designed or merely altered settings. Here we propose a unifying framework that connects the concept of morphospace (i.e. the space of possible structures) with synthetic biology and tissue engineering. We aim for a synthesis that incorporates our understanding of both evolutionary and architectural constraints and can be used as a guide for exploring alternative design principles to build artificial organs and organoids. We present a three-dimensional morphospace incorporating three key features associated to organ and organoid complexity. The axes of this space include the degree of complexity introduced by developmental mechanisms required to build the structure, its potential to store and react to information and the underlying physical state. We suggest that a large fraction of this space is empty, and that the void might offer clues for alternative ways of designing and even inventing new organs.

RSC – A morphospace for synthetic organs and organoids: the possible and the actual, Integrative Biology, Issue 4, 2016

What if the organs found in humans and animals – kidneys, spleen, liver, heart, brain, et cetera – do not represent all possible configurations of cells, but only the narrowly defined ones selected by evolution? What if there is a giant unexamined blank spot where you can have things like thinking muscle tissue chock-full of neurons, or an all-in-one liver and kidney (lidney?) right under your skin that makes you sweat filtered toxins out? What if we could manufacture entirely new organs from scratch that never existed in nature before and have completely novel functions? What if a guy could have little brains implanted in every joint in his body and give his arms and legs a mind of their own, like an octopus?

This is something that has been explored in science fiction numerous times, in the past. In Warhammer 40,000, the highly augmented and superhuman Space Marines are implanted with numerous scratch-built organs, and if you’ve ever read Bacigalupi’s ‘The Windup Girl’ or the late Greg Bear’s ‘Blood Music’, then you know exactly how bizarre this sort of thing can get. There’s just one problem here, and it’s that this stuff is getting alarmingly close to not being science fiction anymore, and there are basically no ethical frameworks in place to make sure it isn’t horribly abused.

This is just one example of what you can do with synthetic biology. Another thing you can do is design completely new enzymes from scratch, insert the genes coding for them into bacteria, and use them as reagents to produce entirely new compounds.


Professor Dave Explains: Synthetic Biology and Materials Science Part 1: Biological Manufacturing, 2 April 2021 (15 mins)

Professor Dave Explains: Synthetic Biology and Materials Science Part 2: Nature-Made Plastics, 21 April 2021 (16 mins)
Still not convinced? If you go on the Government of Canada’s website, right now, this is one of the articles they have up. I recommend archiving it.

I wake up to the sunlight and salty coastal air of the Adriatic sea. I don’t live anywhere near the Mediterranean, but my AI, which is also my health advisor, has prescribed a specific air quality, scent, and solar intensity to manage my energy levels in the morning, and has programmed my bedroom to mimic this climate.

The fresh bed sheets grown in my building from regenerating fungi are better than I imagined; I feel rested and ready for the day. I need to check a few things before I get up. I send a brain message to open the app that controls my insulin levels and make sure my pancreas is optimally supported. I can’t imagine having to inject myself with needles like my mother did when she was a child. Now it’s a microbe transplant that auto adjusts and reports on my levels.

Everything looks all right, so I check my brain’s digital interface to read the dream data that was recorded and processed in real time last night. My therapy app analyses the emotional responses I expressed while I slept. It suggests I take time to be in nature this week to reflect on my recurring trapped-in-a-box dream and enhance helpful subconscious neural activity. My AI recommends a “forest day.” I think “okay,” and my AI and neural implant do the rest.

Policy Horizons Canada – Exploring Biodigital Convergence, Government of Canada, 11 February 2020

Horizons Canada: What is the biodigital convergence? 29 July 2021 (8 mins)
I touched on this in the last Spartacast, but I don’t think I really got the point across. Biotech and information technology are completely intertwined, and they have been for decades, now. Does anyone remember Folding@home, where people used their PlayStations to contribute processor power to a distributed supercomputer network?


Gaming Bits: Folding@home on PS3 helps Medical Research, 18 March 2007 (2 mins)
That was back in 2007, and the actual software client itself has existed since 2000. They do everything on a computer, now. The whole idea behind mRNA vaccines is basically to digitise vaccines by reducing them to synthetic gene sequences and using human cells as bioreactors to make the actual protein, skipping over a bunch of manufacturing steps.

Okay, so you have CRISPR. You have DREADDs. You have nano transducers. You have the ability to create engineered amyloids, like Ehud Gazit’s amyloid semiconductors. You have even more than that, too. A friend of mine on Twitter, C.M. (who currently goes by @CRISPR_Cas69), alerted me to a paper on implementing an entire von Neumann architecture in nothing but lipid nanoparticles:

The lack of a scalable nanoparticle-based computing architecture severely limits the potential and use of nanoparticles for manipulating and processing information with molecular computing schemes. Inspired by the von Neumann architecture (VNA), in which multiple programs can be operated without restructuring the computer, we realised the nanoparticle-based VNA (NVNA) on a lipid chip for multiple executions of arbitrary molecular logic operations in the single chip without refabrication. In this system, nanoparticles on a lipid chip function as the hardware that features memory, processors, and output units, and DNA strands are used as the software to provide molecular instructions for the facile programming of logic circuits. NVNA enables a group of nanoparticles to form a feed-forward neural network, a perceptron, which implements functionally complete Boolean logic operations, and provides a programmable, resettable, scalable computing architecture and circuit board to form nanoparticle neural networks and make logical decisions.

Science Advances – Nanoparticle-based computing architecture for nanoparticle neural networks, ScienceAdvances, 26 August 2020

What happens if we integrate all of these disparate ideas together into a single platform? What could we create? Could we inject someone with a substance that generates wirelessly manipulated smart tissues in someone’s body? Think about it. Let’s say we use mRNA to produce Yamanaka factors in someone’s cells to turn them into stem cells in vivo, and then, let’s say we spliced new genes into those cells to generate an entirely new, synthetic cell line with entirely novel functionality. Then, let’s say these collections of cells were coaxed into performing specific tasks by manipulating their membrane potential with nano transducers, or by using chemogenetics. What if these cells migrated throughout the body, divided, and formed colonies, like a symbiotic organism, all while evading the immune system by giving off signals identical to human cells? What if these cells could be made to secrete neurotransmitters or hormones into the extracellular space to manipulate the functions of the subject’s normal cells? What if they could be used to construct tissue scaffolds around the subject’s existing organs and manipulate or monitor their function, through extracellular matrix remodelling?

These are just a couple of hypothetical examples. There are many more possible implementations, here, including using tissue engineering to make entirely new, 3D-printed “cybernetic” organs. Soldiers in the future might not wear gas masks at all. Why bother, when they’ve all been implanted with an organ that instantly secretes atropine the moment they get a whiff of VX, or when their acetylcholine receptors have been completely altered to resist binding by organophosphates? What if intelligence officers all had 200 IQs and perfect recall because their neural lace links their brains together into a hive mind with a bunch of printed brains in vats?


Prannoy Suraneni: Advanced Materials to Enable Wireless Brain-Machine Interface, 28 August 2021 (54 mins)
These sorts of questions, and many more, are being asked in the top military think tanks in the US, Russia, and China. Nobody wants to lose strategic surprise by being the one country that didn’t make supermen in time for World War III. DARPA know that China’s track record for ethics is extremely poor and that it’s likely that they’re engaging in human experimentation behind the scenes. That tempts our own leaders to do the same (and, indeed, they are).

That’s not all you can do with synthetic biology. Assassinations without the possibility for attribution, debilitating specific people by inducing chronic health issues, destroying enemy agriculture with novel plant pathogens, engineering scratch-made viruses and bacteria to produce hyper-lethal bioweapons, engineering obedience and docility into people by altering the balance of androgens and neurotransmitters in their bodies to blunt aggression and drive for reward, the list goes on and on.


Baltimore Council on Foreign Affairs: Dr. Tara O’Toole, Senior Fellow and Executive Vice President, In-Q-Tel (IQT),
22 July 2020 (69 mins)
When Klaus Schwab says that those who master these technologies will master the world, if anything, he is underselling it. With these technologies, you could re-engineer an entire species – including humans – into something completely different.

I cannot stress this enough. There needs to be a public conversation about synthetic biology and neurotechnology, right now, and there need to be policies enacted that strictly define international and binding limits for its use. If not, then the human beings of the future will inevitably be reduced to engineered products.

The people behind all of this are anti-personalists. They see no value in the person per se, the person itself. Only the collective good matters to them.

Personalists regard personhood (or “personality”) as the fundamental notion, as that which gives meaning to all of reality and constitutes its supreme value. Personhood carries with it an inviolable dignity that merits unconditional respect. Personalism has for the most part not been primarily a theoretical philosophy of the person. Although it does defend a unique theoretical understanding of the person, this understanding is in itself such as to support the prioritisation of practical or moral philosophy, while at the same time the moral experience of the person is such as to decisively determine the theoretical understanding. For personalists, a person combines subjectivity and objectivity, causal activity and receptivity, unicity and relation, identity and creativity. Stressing the moral nature of the person, or the person as the subject and object of free activity, personalism tends to focus on practical, moral action and ethical questions.

Personalism, Stanford Encyclopedia of Philosophy, 12 November 2009
Human beings are regarded by the agents of the New World Order as resource-hungry, tribalistic, and aggressive. Basically, an invasive nuisance species. All it would take is for one panel of bioethicists to decide, “Gee, civilization sure would be better if we engineered the capacity for crime, aggressive behaviour, bigotry, and fanaticism out of humans.”

Then, before you know it, one day, people line up for their “vaccines,” and years later, they start having kids that are more carpenter ant than human, utterly incapable of personhood, of the intrinsically valuable experience of becoming a man or woman.

People still think this is just about a virus or a vaccine. It’s not. Much, much more than that is at stake, here. More than most can even fathom.