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ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その4

一つの憧れの姿のビジネス・モデルがあります。その感心したモデルが元The Policeのヴォーカル兼ベーシストのスティングがやっているワイナリー農園経営です。彼はイタリアにぶどう畑とワイナリーを持って運営しているようです。そして、偶に自ら農園で野外ライブを行うようです。当然、イタリアに居る友人のミュージシャンもやって来ます。そうすると観客がどっと押し寄せると同時にその畑で採れたぶどうで作ったワインも良く売れるというものです。

上手いことやるなあと思っていたら実は、このビジネス・モデルは米国では結構以前からやられたようです。カリフォルニア・ワインの産地には広大なぶどう畑とワイナリーが至る所にあって週末にはどこかのワイナリーで必ずライブ・イベントをやっているようです。映画Back to the futureの主題曲(The Power of Love)を歌ったあのHuey Lewis & the Newsもワイナリー巡りのライブ・ステージをやってました。

スティングの場合、イタリアの土地柄から大規模農園というより家族経営的なワイナリーではないかと思われます。農園で歌っている姿や英国TVのインタビュー番組はYouTubeで見ることができます。太陽がある明るいうちに野外でライブをやる開放感、当然ですが場所は広いので多くの人が来ても困らないように食事や洗面所などの施設は必要でしょうからそれなりの準備はしなければならないでしょう。

スティングのやっていることは、アグリ・ツーリズムやグリーン・ツーリズムに通じるビジネス・モデルだと思います。一旦は、工業化や商業化で大都市へ流れ込んだアンデス地方の人々も故郷のリソースを再認識する時代がきているのではないかと思っています。しかし、雇用がないとなかなか人はもどってこないと思います。農業が儲かる産業へなることはとても大切なことだと思います。南米でもこのような流れができると良いと思っています。

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