専制政治色を強める国々の政府　その２

オーストラリアの驚くべき専制政治は増え続けている
2021年10月03日（日） by：ニュース編集部 

(Natural News) 1798年の初夏、フィリップ・カニンガムというアイルランド人の石工が限界点に達した。

(サイモン・ブラックの記事はSovereignMan.comから転載しています)

カニンガムは、アイルランドにおけるイギリスの支配にうんざりしていた。そして、5万人の仲間のアイルランド人と一緒に武器を手に取り、イギリスに対して反乱を起こしたのである。

彼らの反乱は大失敗に終わりました。反乱軍は、アメリカ独立戦争で敗北したイギリス軍が弱すぎて抵抗できないと期待していたのです。

しかし、数ヶ月のうちにイギリスはアイルランドの支配権を取り戻していた。

当然のことながら、彼らの最初の仕事は、残った反乱軍を一網打尽にすることであり、カニンガムもその中に含まれていた。

カニンガムもその一人であった。彼の処罰は、南太平洋にある英国の流刑地、当時一般に「ニューホランド」と呼ばれていた場所に送られることであった。

今でいうオーストラリアである。

カニンガムは自分の運命を簡単に受け入れる人ではなかった。オーストラリアに向かう途中、彼と他の囚人たちは一時的に船を占拠することに成功した...しかし、最終的にはイギリスの海兵隊が制御を取り戻し、カニンガムに100回の鞭打ちを与えた。

しかし、カニンガムはまだ終わっていなかった。数年後の1804年3月、彼は約300人のオーストラリア人囚人を率いて、英国の看守に対して再び反乱を起こした。

この反乱は、英国総督が戒厳令を宣言せざるを得ないほど激しいものでした。

皮肉なことに、毎年1月26日は「オーストラリア・デー」として祝われていますが、これは英国海軍が初めてシドニー・コーブに入港し、国旗を掲げてこの地を流刑地と宣言した日を記念したものです。

つまり、オーストラリア・デーは、国家の誕生を祝うものではなく、巨大な刑務所のテープカットを祝うものなのです。

2021年には、オーストラリアは世界最大の刑務所という原点に戻っていることでしょう。

COVID-19の「拡散防止のための2週間」が「無期限の独裁と基本的人権の完全な停止」になったのは、もうお分かりでしょう。

この1年半の間に、オーストラリアの州政府と連邦政府は、以下のことを行いました。

・5年間の懲役刑を覚悟した上で、市民の入国を禁止する。
・州の境界線を越えることを禁止する。
・許可なく自宅から5km以上離れた場所への移動を禁止。

皮肉なことに、オーストラリア政府のウェブサイトには、国民の「移動の自由に対する権利」が記載されており、この非常に基本的な人権は、「出国の目的や理由を確立することに依存させることはできない」と書かれています。

しかし、オーストラリアは、緊急事態だからといって、自分たちのルールに従う必要もなければ、すべての小市民の人権を気にする必要もない。

COVIDの名の下に、オーストラリアの警察や政府関係者は、次のようなことも行っている。

オーストラリアの警察や政府は、COVIDの名の下に、
 ・大量のファストフードを注文したパーティーを追跡して、無許可で集まったゲストに26,000ドルの罰金を科す。
・軍隊を出動させてロックダウンを実施した。
・サッカーをしている健康な若い男性を脅すためにヘリコプターを配備した。
・近所の人と話をしてはいけないと言った。
・救助隊が町に来ないように犬を何匹も処刑した。
・反ロックダウン集会の様子をSNSに投稿した妊娠中の母親を子供の目の前で逮捕した。
・不意の国境閉鎖のため、数ヶ月間両親と離ればなれになっていた祖父母を訪ねる3歳の少年に、旅行例外措置を認めなかった。
・母親が治療のために国境を越えることを拒否されたために、生まれたばかりの乳児が死亡するという事態を引き起こした。

また、抗議活動を計画したり、宣伝したり、参加したりすることも違法となりました。

政府の不当な行為に対して、平和的に集合して抗議活動を行う権利は、西欧の法の伝統に明記されています。しかし、オーストラリア政府の専制政治に対する抗議活動を組織したことで、アンソニー・カローフ氏は数ヶ月の懲役刑を言い渡されました。

彼の「罪」は、COVIDの命令に従わなかったことと、抗議活動の時間と場所に関する情報を共有するという「犯罪の実行を奨励したこと」である。

彼は、多くの先人たちと同様、政治犯である。

しかし、少なくともフィリップ・カニンガムは、実際に暴力を振るったために投獄されたのである。

一方、カローフは、オーストラリアの州境を不法に越えた罪で有罪となった。

しかし、それでも抗議活動は止まりません。

例えば、オーストラリアの数千人の建設作業員は、自分たちの意思に反してワクチン接種を強要されることを拒否して抗議しました。

彼らは実際に平和的な抗議活動を行いました。本当です。彼らは文字通り、国歌を歌いました。

しかし、警察は彼らに唐辛子スプレーをかけ、数千人の群衆（子供も含む）にゴム弾を発射しました。

さらに極悪非道なのは、政府がメディアにイベントの映像を流すことを制限し、メディアのヘリコプターが撮影できないように空域を制限したことだ。

しかし、現場にいた人々は携帯電話でその様子を記録するのを止めませんでした。

あるデモ参加者は、警察官が「私もあなたと同じように、このクソ（ロックダウン）にはうんざりしています」と同意する様子を撮影しましたが、「私たちは、これ（平和的なデモ参加者への発砲）をするために給料をもらっているんですよ。

私は自分の仕事をしているだけです。命令に従っているだけです。

他にも、警察が戸別訪問して、住民に抗議活動に参加する予定があるか、あるいは計画されている抗議活動を知っているかどうかを尋ねる様子がビデオに収められています。

彼らはある家の所有者に、ソーシャルメディアを利用しているかどうかを尋ねましたが、なぜその特定の住所をターゲットにしたのかは伝えませんでした。

本当におかしいのは、この権威主義がCOVIDのヒステリーを超えていることです。

オーストラリアの議会は、オーストラリア人のデジタル・プライバシーの権利を根絶する新しい法案を可決しました。

その名も "Surveillance Legislation Amendment (Identify and Disrupt) Bill 2021"。

この法案は、オーストラリア連邦警察（AFP）とオーストラリア犯罪情報委員会（ACIC）に、オーストラリア市民をオンラインで監視するだけでなく、オンラインアカウントを乗っ取って運営したり、実際のユーザーをアカウントからロックしたり、データを追加・削除したりすることができる画期的な新権限を与えています。

警察は、自分のアカウントが政府によってハッキングされたことを市民に知らせる必要はありません。

彼らが「令状」と呼んでいるものは、実際には必ずしも裁判所や裁判官のサインを必要としません。

「緊急許可」を得れば、警察は裁判所を完全に回避することができる。そのことを誰が心配する必要があるでしょうか？オーストラリア政府がこれまでに緊急時の権限を乱用したことがあるわけではありませんし...。

旅行する権利、抗議する権利、プライバシーの権利、適正手続きの権利、家を出て生計を立てる権利、これらの基本的な人権がオーストラリアではなくなってしまったのです。

終わらない「緊急時の権限」が雪だるま式に本格的な独裁国家へと発展することは、欧米諸国のすべての国民にとって、もう明らかでしょう。

かつては自由だった他の国にも同じことが起こらないとは言い切れません。

つまり、これまで以上に「プランB」を考える時期に来ているということです。

詳しくはこちらをご覧ください。SovereignMan.com

原文：
Australia’s astonishing tyranny keeps growing
Sunday, October 03, 2021 by: News Editors 

(Natural News) In the early summer of 1798, an Irish stone mason named Philip Cunningham reached his breaking point.

(Article by Simon Black republished from SovereignMan.com)

Cunningham was sick and tired of English rule in Ireland. And along with 50,000 of his fellow Irishmen, Cunningham picked up a weapon and started in uprising against Great Britain.

Their rebellion was a complete disaster; the rebels hoped that the British army was too weak to resist after their defeat in the American Revolution.

But within a few short months the British had regained tight control of Ireland.

Naturally their first order of business was to round up all the remaining rebels— and Cunningham was among them.

His punishment was being shipped off to a British penal colony in the south Pacific, in a place that was generally known at the time as “New Holland”.

Today we call it Australia.

Cunningham wasn’t one to accept his fate easily. Even while en route to Australia, he and other prisoners briefly managed to take over the ship… though British marines eventually regained control and gave Cunningham 100 lashes.

But Cunningham still wasn’t finished. A few years later in March of 1804, he led about 300 Australian prisoners in yet another rebellion against their British jailers.

That rebellion was so severe that the British governor was forced to declare martial law— the first, but certainly not the last time in Australia’s history this would happen.

It’s ironic that, each year, ‘Australia Day’ is celebrated on January 26, which commemorates the day that the British Navy first sailed into Sydney Cove, hoisted their flag, and declared the land their penal colony.

So Australia Day does not celebrate the birth of a nation so much as the ribbon-cutting of a giant prison.

Clearly in 2021, Australia has simply been returning to its roots as the world’s largest prison.

You know the story by now— “two weeks to control the spread” of COVID-19 became “indefinite dictatorship and total suspension of basic human rights.”

Over the course of the last 18 months, Australia’s state and federal governments have:

・Banned citizens from leaving the country without permission.
・Banned citizens from entering the country, with threat of five years in prison.
・Banned citizens and residents from crossing state borders.
・Banned citizens and residents from traveling further than 5k from home without permission.

Ironically, an Australian government website lays out citizens’ “right to freedom of movement” and says that this very basic human right “cannot be made dependent on establishing a purpose or reason for leaving.”

But Australia doesn’t have to follow its own rules, nor care about the human rights of all the little people, because it’s an emergency.

In the name of COVID Australian police and government officials have also:

・Tracked a large fast food order to a party to fine guests $26,000 for an unauthorized gathering.
・Deployed the military to enforce lockdowns. Deployed helicopters to threaten young healthy men playing soccer.
・Told people not to talk to their neighbors.
・Executed several dogs to prevent rescue workers from coming to the town.
・Arrested a pregnant mom in front of her kids for posting about an anti-lockdown rally on social media.
・Refused to grant a travel exception to a three year old boy visiting his grandparents separated from his parents for months, because of a surprise border closure.
・Caused a newborn infant to die because the mother was denied permission to travel across state borders for medical care.

It is also now illegal to plan, publicize, or participate in protests.

The right to peaceably assemble and hold public protests against unjust government actions is enshrined in the Western legal tradition. But for organizing protests against the Australian government’s tyranny, Anthony Khallouf has been sentenced to several months in prison.

His “crimes” include not complying with COVID decrees, and “encouraging the commission of crimes”— that is, sharing information about the time and location of protests.

He is a political prisoner, like many of his forebears.

But at least Philip Cunningham was imprisoned because he engaged in actual violence.

Khallouf, on the other hand, was found guilty of… illegally crossing Australian state borders.

That hasn’t stopped the protests however.

Thousands of Australian construction workers, for example, protested because they refuse to be coerced into vaccination against their will.

They actually were peaceful protestors. For real. They literally sang the national anthem.

Yet police pepper sprayed them and fired rubber bullets into the crowd of thousands (which included children).

Perhaps even more diabolical is that the government restricted the media from showing footage of the event as it was happening, and restricted airspace to prevent media helicopters from filming.

That didn’t stop people on the ground from recording it with their phones.

In one exchange, a protestor filmed a police officer agreeing, “I’m just as over this fucking [lockdown] as you are,” but, “we get paid to do this [fire on peaceful protestors] mate…”

I’m just doing my job. I’m just following orders.

Other police were caught on video going door-to-door to ask residents if they planned to attend, or knew of any planned protests.

They asked one homeowner if he is on any social media platforms, but declined to tell him why they targeted that particular address.

What’s really crazy is that this authoritarianism goes beyond COVID hysteria.

Australia’s parliament has passed a new bill eradicating Australians’ right to digital privacy.

It’s called “Surveillance Legislation Amendment (Identify and Disrupt) Bill 2021.”

It gives the Australian Federal Police (AFP) and the Australian Criminal Intelligence Commission (ACIC) sweeping new powers to not just surveil Australian citizens online, but also take over and run their online accounts, lock the actual user out of the account, and add or delete data.

The police never have to notify a person that their account has been hacked by the government.

What they are calling “warrants” actually do not always require an actual court or judge to sign off.

An “emergency authorisation,” allows police to bypass the courts entirely. And why should anyone be concerned about that? It’s not like the Australian government has ever abused its emergency powers before…

The right to travel, the right to protest, the right to privacy, the right to due process, the right to leave your home and earn a living— these are basic human rights that are now gone in Australia.

It should be obvious by now to every citizen of any Western nation that never-ending “emergency powers” can easily snowball into a full-blown dictatorship.

There is no reason it couldn’t happen to other formerly free nations as well.

And that means, more than ever before, it’s time to think about a Plan B.

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