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小さな政府の本質を解説する秀逸な動画

米国でバイデン政権が推進しようとしているワクチン・パスポートについての解説を及川幸久さんが4月7日付けYouTube動画を公開しています。彼はHarano Timesさんの動画にも言及して閲覧を推奨しています。どちらの動画も物事の本質を考える上でいつも秀逸な考察を配信しています。表面的な事象にフォーカスするよりも問題の本質や構造を考えることで何を議論しなければならないのか?何が重要なのか?が分かりやすくなると同時に今回のようなワクチン・パスポート推進派の思惑も見えてくるように思えます。冒頭ではっきりさせているのはワクチン接種は個々人が任意で行うことで良く、接種を強制してはならないというスタンスでした。

このワクチン・パスポートの義務化を決めたのは、あの評判の良くない州知事がいるニューヨーク州、一方でワクチン・パスポートの禁止を州知事令で表明したのがテキサス州、それに先駆けてフロリダ州もワクチン・パスポートには反対を表明している。そもそもなぜワクチン・パスポートなのかと言うと、パンデミックを収束させるためのワクチン接種を推進するため、個人の行動を規制しようとするものです。即ち、ワクチン・パスポートを所持しないものは飛行機へ搭乗出来ないから公共施設への入場を制限されるなど、さまざまな規制へ派生する可能性があると及川さんは指摘して、極端に言えばコンビニも利用できなくなるかも知れないとも言います。

テキサス州知事の州知事令は州政府の権限を規制するものだと言うことです。州知事が自らの権限に縛りを掛けてしまうこの州知事令の本質は、「個人の自由」の権利を守るという事と解説します。その知事は、政府の官僚は「個人の自由」を侵害しがちであることを理由に掲げているようです。確かにその通りだと思います。これが実は小さな政府の本質だとも言います。一般的に緊縮予算を組む事を小さな政府と表現されるが本当の意味は個人の自由を守り、政府がそれを侵害しないというのが本質だと強調します。Harano Timesさんがパスポートの意味を「信用」と表現していることも紹介しています。政府が個人の信用を証明するとでも言いましょうか、本来のパスポート以外にもこのように個人の信用に政府が関与してくる範囲が広がるとやはり「個人の自由」を守る権利を考えざるを得ません。

今回のワクチンは、事態の早急性により十分な治験データの蓄積や分析、検証を行わないまま接種が始まった経緯があることから強制性を助長するワクチン・パスポートの導入は問題であると思います。及川さんが動画で紹介してるニュルンベルク綱領、即ち“人間を被験者にしてはならない”(人体実験禁止)は第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判で裁定されているようです。また、ワクチン接種者は発症を抑えることが主な目的でウィルスそのものを消滅させるものでは無いため、ウィルスを保持して発症してない人々が活発に人混みの中に入ることでパンデミックは逆に拡大してしまうのではないかとの意見もあります。

何れにしても全体主義的な統制を推進したい米国左派(既得権益者とも結託)の本質がよく分かると共に毎回のように耳障りの良いもっともらしいこと掲げる彼らの手口がよく分かります。共和党のフロリダ州知事、テキサス州知事に続きミシシッピ州知事もワクチン・パスポートに反対を表明していることから民主党のニューヨーク州知事との違いがはっきりします。物事の本質を考える機会になります。

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