高周波放射（RFR）の危険性を否定し続けているFCC

FCC、無線周波数の放射と健康への影響に関するガイドラインの更新を求める声に頑として応じず
2021年10月01日（金） by: ラモン・トミー 

(Natural News) 数多くの研究が、高周波放射（RFR）、特に5Gの周波数が人間に与える危険性を概説しています。そのため、個人や団体のグループが、米連邦通信委員会（FCC）に対して、RFRの危険性に対処するよう求める訴訟を起こしました。申立人たちは、裁判所がFCCに対して、携帯電話、セルタワー、Wi-Fi、5Gなどの無線通信機器から発生するRFRの暴露ガイドラインを更新することを義務付けようとしています。

2021年1月の訴訟の申立人には、科学的シンクタンクであるEnvironmental Health Trust（EHT）、Children's Health Defense（CHD）、Consumers for Safer Phonesなどが含まれています。この画期的な訴訟は、コロンビア特別区連邦控訴裁判所に提出されたもので、20年以上前に作成されたRFR暴露ガイドラインの更新をFCCに命じることを求めています。

FCCが最後にRFRガイドラインを精査したのは2013年で、前年の政府説明責任局（GAO）の報告書を受けてのことでした。GAOの報告書によると、当時のFCCの暴露制限は最新の科学を反映していない可能性があり、見直しが必要とされています。このGAOの報告書は、科学者が提出した査読付きの研究結果を基に、RFRガイドラインの更新を求めています。

FCCに提出された研究によると、RFRは人にも環境にも有害である。また、人、動物、植物の癌、生殖問題、その他の問題に関連しています。しかし、FCCは2019年12月に、既存のRFRガイドラインは「現在も将来も適切である」とし、これについて「何もする必要がない」とする命令を発表しました。

EHTの創設者兼社長のデブラ・デイビスは、「FCCは、（RFRによる）害を明確に記録した私たちの長年にわたる広範な提出物...を無視しました。鉛、アスベスト、タバコの歴史が教えてくれたように、この問題は、子供たちの健康な未来を守るために、連邦政府が早急に注意を払うべきものなのです」と述べています。(関連記事 FCCは、無線技術の放射線から国民を保護できていないとして、歴史的な訴訟に直面しています)

RFRの危険性を否定し続けているFCC

申立人らは訴訟の中で、FCCがRFR暴露ガイドラインの更新を拒否する過程で、多くの法律に違反したと主張している。

まず、FCCは2019年の命令において、合理的な意思決定の記録を提供していないため、行政手続法に違反している。請願者は、RFR曝露ガイドラインを維持するという同庁の決定は、"気まぐれで恣意的であり、証拠に基づいていない "と主張している。

第2に、申立人らは、FCCがその決定による環境への影響を考慮しなかったため、国家環境政策法に違反していると主張している。

第3に、FCCは、その決定が公衆の健康と安全に与える影響を考慮しなかったため、1996年の電気通信法に違反したとしている。

第4に、FCCの不適切なガイドラインは、障害を持つアメリカ人法に反して、宿泊施設を拒否するために使用されているとしている。

CHDは、EHTが2021年1月に提起した訴訟の申立人として名を連ねている。しかし、弁護士のロバート・F・ケネディJr.が率いるグループは、2020年6月に米国第9巡回区控訴裁判所に準備書面を提出しています。先の準備書面では、2021年の提訴と同様に、FCCが「時代遅れ」のRFRガイドラインの見直しと改訂を拒否していることを問題視している。なお、2020年6月の準備書面では、EHTが共同出願人として名を連ねています。

CHDの2020年の訴訟では、科学者であり公衆衛生の専門家であるデビッド・カーペンター博士が申立人の一人として名を連ねています。アルバニー大学の健康・環境研究所の所長は、"FCCのガイドラインには妥当性がなく、広範囲の病気や死を引き起こしているという科学的なコンセンサスがある "と述べています。(関連記事 テストされていない5Gの放射線が健康への悪影響につながると英国の研究者が警告)

CHDの5G and Wireless Harms ProjectディレクターのDafna Tachoverは、「最も重要な証拠は、人間の証拠です。FCCの権力乱用のために怪我をしたり亡くなったりした人たちは、自分たちに害を与える無線放射線のようにFCCから見えない存在です。私たちの訴訟の目的は、この見えない問題を可視化することです。"

一方、CHDの会長兼最高法律顧問を務めるケネディは、自分たちのグループは "子供たちを有害物質の被曝から守るために尽力している "と述べている。さらに 「この訴訟は、無線LANによる健康被害を受けた子供たちの両親に正義をもたらすものです。私たちは、政府に説明責任を果たさせ、負傷した子供たち、その両親、医師、そしてこの問題で正義を訴えてきた科学者たちに声を届けることを約束します。"

Radiation.newsには、FCCが認めようとしないRFRの危険性に関する記事が多数掲載されています。

ソースは以下の通りです。

グローバルリサーチ.ca

ChildrensHealthDefense.org [PDF].

原文：
FCC refuses to budge on calls to update its radio frequency radiation and health impact guidelines
Friday, October 01, 2021 by: Ramon Tomey 

(Natural News) Numerous studies outline the dangers of radiofrequency radiation (RFR), especially 5G frequencies, on humans. Thus, a group of individuals and organizations has filed a lawsuit against the Federal Communications Commission (FCC) asking the agency to act on the dangers of RFR. The petitioners seek to have the court mandate the FCC to update its exposure guidelines for RFR coming from cell phones, cell towers, Wi-Fi, 5G and other wireless communication devices.

The petitioners in the January 2021 lawsuit included scientific think tank Environmental Health Trust (EHT), Children’s Health Defense (CHD), Consumers for Safer Phones and some other individuals. The landmark suit, filed in the U.S. Court of Appeals for the District of Columbia, seeks to order the FCC to update its RFR exposure guidelines that are now more than two decades old.

The FCC last scrutinized its RFR guidelines in 2013, following a report by the Government Accountability Office (GAO) the previous year. The GAO report states that the FCC’s exposure limits that time may not reflect current science, thus warranting a review. Peer-reviewed studies submitted by scientists support the GAO’s call to update the RFR guidelines.

Based on the studies submitted to the FCC, RFR is harmful to both people and the environment. It is also linked to cancer, reproductive issues and other problems in humans, animals and plants. However, the FCC released an order in December 2019 saying that the existing RFR guidelines “are adequate now and for the future” and that “nothing needed to be done” about them.

EHT Founder and President Devra Davis says: “The FCC has ignored our extensive submissions … over the years, which clearly document harm [from RFR]. As the legacies of lead, asbestos and tobacco teach us, this issue deserves the immediate attention of our federal government in order to protect our children’s healthy future.” (Related: FCC faces historic legal challenge for failing to protect the public from wireless technology radiation.)

The FCC continues to deny the dangers of RFR

In their lawsuit, the petitioners allege that the FCC violated numerous laws in the course of its refusal to update its RFR exposure guidelines.

First, FCC has violated the Administrative Procedure Act due to its 2019 order failing to provide a record of a reasoned decision making. The petitioners claim that the agency’s decision to maintain RFR exposure guidelines is “capricious, arbitrary and not evidence-based.”

Second, the petitioners argue that the FCC violated the National Environmental Policy Act for failing to consider the environmental impacts of its decision.

Third, the FCC has purportedly violated the Telecommunications Act of 1996 for failing to consider the consequences of its decision on public health and safety.

Fourth, the petitioners also note that the inadequate FCC guidelines are used to deny accommodation – contravening the Americans with Disability Act.

CHD is named as a petitioner in EHT’s January 2021 lawsuit. However, the group led by lawyer Robert F. Kennedy, Jr. filed a brief back in June 2020 at the U.S. Court of Appeals for the Ninth Circuit. Similar to the 2021 filing, the earlier brief challenges the FCC’s refusal to review and revise its “obsolete” RFR guidelines. Incidentally, the June 2020 brief also names EHT as a co-petitioner.

Scientist and public health expert Dr. David Carpenter is among the petitioners in CHD’s 2020 lawsuit. The director of the University of Albany‘s Institute for Health and Environment says: “The scientific consensus that the FCC guidelines have no validity and are causing widespread illness and death.” (Related: Untested 5G radiation linked to adverse health effects, warn UK researchers.)

CHD Director of 5G and Wireless Harms Project Dafna Tachover says: “The most important evidence is the human evidence. Those who have been injured and died because of the FCC’s abuse of power have been invisible to the FCC like the wireless radiation that harms them. The purpose of our case is to make this invisible problem visible.”

Kennedy, who serves as CHD’s chairman and chief legal counsel, meanwhile says that his group is “committed to protecting children from toxic exposure.” He adds: “This case seeks justice for parents of kids who have suffered from health impacts from wireless radiation. We are committed to making our government accountable and giving a voice to injured children, their parents and doctors and the scientists who have spoken out for justice on this issue.”

Radiation.news has more articles about the dangers of RFR that the FCC refuses to acknowledge.

Sources include:

GlobalResearch.ca

ChildrensHealthDefense.org [PDF]