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ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その18

コーヒー産地(生活している時は気付かなかった)でもあるエクアドルのは、北はコロンビアと国境を持ち、南はペルーとの国境を持ち、両国とも国土も人口も経済力も大きな国に挟まれています。

首都キトから南東方向の山へ車で2時間くらい走るとパパジャクタという温泉観光地があります。エクアドルも火山が多い国ですからいくつかの山では温泉も湧いています。首都キトの海抜が2,600mほどでパパジャクタが3,200mくらいになります。富士山が3,776mですからちょうど8合目くらいの高さになります。普段住んでるところが2,600mだと600mの山に登る感覚なんでしょうが、4輪車の出力は半分以下になるでしょうから4,000ccクラス上でないと厳しいかも知れません。

温泉観光地として有名なパパジャクタですが、実はその温泉観光地へ行く手前にJICAの支援で作られたニジマス養殖場があります(今も稼働しているか分かりませんが)。アンデス山脈の渓流で魚釣りと言えばニジマスがそのターゲットになります。スペイン語ではマスはトゥルーチャ(trucha)と言い、虹のアルコイリスを付けてトゥルーチャ・アルコイリス(trucha arco iris)と言えばニジマスになります。

そもそもなぜパパジャクタでニジマス養殖がJICA支援で始められたのか知りませんが、キトに駐在中に何度か温泉に浸かったことと、養殖場から跳ねて水路から近くの池に逃げ込んだニジマスを釣りに行ったことがあります。大自然の中の温泉も悪くはありませんが、日本人には少し温めの湯と水着で入浴というのは違和感があるかも知れません。一方、釣りは最高に気持ちがいいです。景色が素晴らしいので釣れても釣れなくても気持ちよく釣りを楽しめます。

エクアドルと比較するとペルーは、あまりにもインカやプレ・インカの遺跡が多過ぎて大自然のイメージがまだまだ一般的ではありません。プレ・インカの遺跡の発掘にも十分に手が回らないペルーのことですから、これからもっともっとエコ・ツーリズムが知られていけ良いと思っています。エクアドルもそうですがペルーもアンデス山脈の豪快な大自然には圧倒されます。

エクアドルのコーヒー豆の生産も歴史は1903年頃から始まるようです。生産量はそれほど多くは無く、低地での栽培のようですからコマーシャル・コーヒーが主たる生産品からも知れません。

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