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ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その17

コーヒー豆の栽培について『ビジュアル スペシャルティ・コーヒー大辞典』ジェームズ・ホフマン著、丸山健太郎 日本語訳監修によると”ペルーはインフラ整備が不十分で、優れた品質のコーヒーを生産する妨げになっている。配送や収穫したコーヒーチェリーの精選処理は遅れがちで、精製所は農園から何キロも離れた所にしかない“と記されています。YouTubeで見るペルーのコーヒー農園も確かにこの写真のような山の斜面で栽培され、そこまでのアクセスが狭い山道を徒歩で移動するものでした。これは確かに厳しい。

コロンビアとの大きな違いはコーヒー農園の地形や大消費地までの距離にもあると思います。コロンビアは2つの山脈の間の谷に当たる部分にコーヒー農園が広がります。標高は比較的高くなだらかな丘陵地であることが特徴です。一方、ペルーは山の急な斜面で栽培されている為、機械の導入や農園までの道程も徒歩で行き来するような場所であり、大消費地は遥か遠くにあります。ロジスティックを考えただけでもペルー環境は不利、またコーヒーチェリーの加工についても精選処理は遅れがちと掛かれる始末ですから厳しいものがあります。

現地に行って見たいと思っている場所は、カハマルカ県のカハマルカとアマソナス県チャチャポヤスです。残念ながらJNCに北部県(カハマルカ、アマソナス含む)のCooperativaの紹介をお願いしてますが、まだ返事を貰えていません。しかし、今年は厳しいでしょうね。ペルーのコロナの感染者数が半端ない上に変異株の感染が主体となっているようです。イベルメクチンで地方レベルでは効果がでていたのに当時大統領が替わるドタバタで薬の供給も中断されて状況は悪化の一途だったようです。現地訪問は、1~2年遅れるかも知れません。

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