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トランプ現象が炙り出した既得権益者の愚行

米国のトランプ大統領の出現でこれまでそんなものだと思っていた政治や行政の世界が根底から覆されました。例えば、ホワイトハウスのスポークスマンが大統領府の公式見解を発表するのとは別にtwitterで大統領自らどんどんツイートを発信して大統領自身の考えを国民に直接知らしめ始めました。国務省を飛び越えて北朝鮮との首脳会談をやりました。イスラエルとUAEと国交を結ばせ大使館を置くことになりました。どんどん常識化された状態を変えて行きました、その中でトランプはCNNをフェークニュースと指摘しました。今ではメディアが露骨に世論を誘導するような情報操作を行なっていることは、皆知ることになりました。

トランプ大統領が行った国連での演説は画期的でした。これまでの政治は大企業や行政機関などの役人の既得権益を守るような政治で、中小企業や個人事業者、そして国民第一の政治では無かったことを明確に指摘しました。アメリカ・ファーストは、自国のこと及び国民のことを第一に考える政策であり、どこの国も自国ファーストの政策を取るべきだと当たり前だけれども国連の場では語られることになかったことを述べました。

張陽チャンネルの第127回、トランプ物語で語られるたトルコ国で無実の罪で拘束された米国人牧師の釈放の交渉をトランプ大統領が同国のエルドアン大統領に持ちかけたことがこれまで政治の世界を表しています。エルドアンは、イスラエル国で逮捕されているトルコ人の釈放を条件に出しました。トランプはその1人の米国人の解放のためイスラエル政府と交渉をします。これは無実の米国人とテロ支援のトルコ人犯罪者と取引きする交渉だったのですが、トルコ人の解放と帰国を実現させたトランプに対してエルドアンは米国人の解放を無視して要求に応じず約束を反故にしました。その後、トランプはその米国人を拘束したトルコ政府高官の米国内資産の凍結、米企業との商取引の禁止、トルコから輸入する金属素材の関税を引き上げ、トルコ株は売られて経済はガタガタになります。トルコ政府は米国製品への関税引き上げで対抗しました。が、最後はトルコは米国人を解放します。張陽さんは、エルドアンは完全にトランプを見誤っていたと指摘します。道義と利益のどちらを重んじるか?は明白ですと指摘します。

エルドアンは、経済制裁は米国企業にとっても悪影響が出るのにたった1人の米国人の解放とどちらが大切なのかは明白ではないか?と誤解して強気に出たと言います。トランプ以前のオバマ政権は世界中で人質になった米国人の家族にはマスコミを使って騒がないように依頼してたと言います。騒げば犯罪者はもっと米国人を狙って来るからともっともらしいことを言ってです。結果、トランプ政権中に世界中の米国人の人質数を減らしました。トランプは逆にたった1人の米国人を救うために一国の経済を破壊するくらいなことをやると見せつけたのです。

地球温暖化パリ協定、クリーンエネルギー、ありとあらゆる世界的イシューを作り出しては二酸化炭素排出量取引だとか役人や国際機関の既得権益を増やすことばかりする。日本もありとあらゆる資格制度を各省庁は制定して業界団体と癒着して省庁の外郭団体をどんどん作っていき将来の天下りポストを確保する。どこの国も一見まともなことを言ってるように見えて実は既得権益者たちは立場を守ることに専念している。最近、外国人の日本国内の土地買収に関する規制法案を検討していた政府は公明党の反対で流れるとニュースで知りました。表向きは商取引を制限するなどともっともらしいことを言って、日本の安全保障の問題であることから目を背けている。どこの国の政治家なのかと言いたい。本当に国民を馬鹿にしてる。

このようにトランプは、国と国民を第一に考えて政治をやるべきだと言ってます。NATO他あらゆる国際機関への無駄な税金の支出を見直し、戦争をせず、犯罪の温床の違法移民を取り締まり強化、米国民の雇用を増やし、株価を上げ国に活気を取り戻そうとした彼を徹底的に潰そうとしているのは誰なのか?これもそろそろ世界中の人が分かって来ています。陰謀論では無く真実が明るみに出るのは近いと思います。

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