チェルシー・クリントン軍事法廷 第一日目

チェルシー・クリントン軍事法廷 第一日目
マイケル・バクスター著 - 2021年10月28日

チェルシー・クリントンの軍事法廷は、彼女の弁護士であるクリントン財団のロバート・S・ハリソンが1時間に及ぶ開廷説教を行い、依頼人を、ビルが米国大統領に選出されて間もない12歳の誕生日から多感な少女を組織的に心理的に操作した、威圧的で虐待的な両親の犠牲者として描いたことで、低調に始まった。

ハリソンは、ビルとヒラリーが、いつの日かクリントン財団を運営し、米国大統領になるように娘を無理やり仕向けたと、熱のこもった独り言のように語った。

「チェルシーは、裕福な人、金持ち、権力者を尊敬し、貧しい人や恵まれない人を敬遠するように教えられました。彼女の両親は、富裕層だけが普通の生活を送るに値し、貧困層は使い捨てで、汚れた雑巾のように捨てることができると話していた。しかし、幼いチェルシーは意志が強く、多感な時期ではあったが、両親の世界観を盲目的に受け入れることはなかった。他の10代の若者と同じように、彼女も親に逆らうことがありましたが、他の10代の若者と違って、言葉にならないほどの厳しい罰に耐えていました」とハリソン氏は言う。

13歳のチェルシー・クリントンは、ホワイトハウスの下級職員の息子であるアフリカ系アメリカ人の少年と仲良くなったという。そのことを知った両親は、娘がマイノリティと付き合っていることを非難し、すぐに友人関係を解消するように要求しました。しかし、チェルシーは反発し、ビルとヒラリーに、その少年は自分の親友であり、いつかは結婚したいと語ったのである。

「それで、ビルとヒラリーはどうしたか？」厳しく罰した。13歳の娘をワシントンの繁華街に連れて行き、「彼らと一緒になって、彼らの生活を見てみたいと思うなら、それが君の人生だ」と言って、娘を降ろし、家まで歩かせたのだ。その1年後にも同様の事件があり、チェルシーは2日間クローゼットに閉じ込められ、水しか与えられなかったという。彼女はストックホルム症候群を発症し、両親の意見に同調し、共感するようになりました。ここにいる誰かが犠牲者であるとすれば、それはチェルシー・クリントンです。私には600ページもの事件簿があるんだ..."

"やめてください。" 法務官軍団を代表してこの事件を起訴していたDarse E. Crandall少将が、起訴席の後ろから言った。「私たちの尊敬する将校の同情を引くことが目的なのはわかります。しかし、事実はこうだ。我々が起訴しているのは、13歳、14歳、15歳、16歳のチェルシー・クリントンではありません。我々が起訴しているのは41歳の女性であり、彼女は単独で、あるいは母親と一緒に、何百人、何千人もの子供たちを "友人"の間で回したり、最高額の入札者に売り渡したりする児童売買組織を運営していたのです」。

クランドール少将は最初の証人として、チェルシーのリスのような夫、マーク・メスヴィンスキーを証言台に呼んだ。ZOOMではなく直接登場したメズビンスキーは、クリントン夫妻との関係やビジネス上の取引について基礎を築いた。メズヴィンスキー氏は、2005年にクリントン氏に求婚した際、クリントン氏の犯罪的な事業については全く知らなかったと宣誓しました。

「私は1993年からクリントン家を知っていますが、チェルシーと私が正式に関係を持ったのは2005年で、2010年に結婚しました。それ以降は、彼らの犯罪行為については全く知りませんでした」とメズビンスキー氏は語っています。

「メズヴィンスキー氏は、チェルシーと結婚する前の12年間、クリントン夫妻を知っていたにもかかわらず、彼らの犯罪行為に気づかなかったのはなぜなのか、説明してもらえますか？」クランダル少将はこう言った。「それはあり得ないことです。」

メズヴィンスキーは、クリントン夫妻がいかに巧妙に自分たちを隔離していたかを説明し、彼らの犯罪を側近以外の誰も知らないようにしていた。彼は、チェルシーに夢中になりすぎて、彼らの関係の範囲を超えたすべてのことが "ぼやけてしまった "と、自分の甘さを認めた。 また、クリントン夫妻はカモフラージュと隠蔽の達人だったとも述べている。

「メズヴィンスキーさん、彼らは本当にカモフラージュが上手だったのですか？それとも、あなたは単に現実を認めないことにしたのですか？」クランダル少将が尋ねた。

クランドール少将が尋ねると、「その両方です」とメズビンスキーは認めた。

その時、クリントン氏の弁護士が電話をかける許可を裁判所に求めた。弁護士は5分ほど席を外し、戻ってきたクランドール少将に、水曜の朝まで休廷するよう求めた。彼は、依頼人の容疑を完全に晴らすことができる「新しい証拠が出てきた」と主張した。

「今日は他の問題もありますからね。しかし、この法廷はこれ以降の遅れを許さないだろう」とクランドール少将は述べた。

彼は裁判を水曜日の朝まで中断した。



原文：
Chelsea Clinton Military Tribunal: Day I
By Michael Baxter - October 28, 2021

Chelsea Clinton’s military tribunal started sluggishly on Tuesday as her attorney, Robert S. Harrison of the Clinton Foundation, delivered an hour-long opening sermon that portrayed his client a victim of overbearing, abusive parents who had systematically, psychologically manipulated an impressionable young girl beginning on her 12th birthday, not long after Bill was elected President of the United States.

In an impassioned soliloquy, Harrison claimed that Bill and Hillary had forcibly groomed their daughter to one day run the Clinton Foundation and become President of the United States.

“Chelsea was taught to respect the affluent, the rich, the powerful, and to shun the poor and the underprivileged. Her parents told her that only the wealthy deserved to live normal lives, and the poor were disposable, could be thrown away like a dirty rag. But a young Chelsea was strong-willed, and though impressionable, she didn’t just blindly accept her parents’ view of the world. Like most young teens, she sometimes disobeyed her parents, but unlike most teens, she endured harsh, unspeakable punishments,” Mr. Harrison said.

Thirteen-year-old Chelsea Clinton, he said, had befriended a young African American boy, the son of a low-level White House staffer. When her parents learned of her newfound friend, they berated their daughter for associating with minorities and demanded she dissolve the friendship immediately. But Chelsea rebelled, telling Bill and Hillary that the boy was her best friend and that she hoped to one day marry him.


“So, what did Bill and Hillary do? They punished her, harshly. They drove their 13-year-old daughter to the seediest part of D.C. and told her “If you want to be with them, see how they live, that’s what your life will be like,” before dropping her off and making her walk all the way home. A similar incident occurred a year later, for which Chelsea was locked in a closet for two days and given only water. She developed Stockholm Syndrome, came to sympathize, and to empathize with her parents’ opinion of the world. If anyone here is a victim, it’s Chelsea Clinton. I have 600 pages of incidents I can read—”

“Please don’t,” Rear Adm. Darse E. Crandall, who was prosecuting the case on behalf of the Judge Advocate General’s Corps, said from behind the prosecution table. “I get it; you aim to elicit sympathy from our esteemed officers. But here are the facts: We are not prosecuting a 13-, 14-, 15-, or 16-year-old Chelsea Clinton. We are prosecuting a 41-year-old woman who ran both alone and alongside her mother, running a child-trafficking ring that saw hundreds, if not thousands, of children passed around among their ‘friends’ or outright sold to highest bidders.”


Rear Adm. Crandall called his first witness, Chelsea’s squirrelly husband Marc Mezvinsky, to the stand. Appearing in person as opposed to on ZOOM, Mezvinsky laid foundation on his relationship and business dealings with the Clintons. Under oath, he testified that he had no knowledge of the Clintons’ criminal ventures when he first courted Clinton in 2005.

“I’ve known the family since 1993, but Chelsea and I didn’t formalize a relationship until 2005, and married in 2010. I had no knowledge of their criminal conduct until after that,” Mezvinsky said.

“Can you explain, Mr. Mezvinsky, how it is that you knew the Clintons for 12 years prior to marrying Chelsea yet you were oblivious to their criminal actions? That seems unlikely,” Rear Adm. Crandall said.

Mezvinsky elucidated on how the Clintons had craftily insulated themselves to such a degree that no one outside their inner circle had knowledge of their crimes. He admitted to his own naivety, saying he was so smitten with Chelsea that everything beyond the scope of their relationship “became a blur.”  The Clintons, he added, were masters of camouflage and concealment.

“Were they really so good at camouflage, Mr. Mezvinsky, or did you simply choose to not acknowledge reality?” Rear Adm. Crandall asked.

“A bit of both,” Mezvinsky admitted.

At that moment, Clinton’s lawyer asked the tribunal’s permission to take a phone call. He excused himself, leaving the chamber for five minutes, and upon returning, asked Rear Adm. Crandall to put the tribunal on recess until Wednesday morning. He claimed “new evidence has come to light” that would unequivocally exonerate his client.

“Only because we have other matters to deal with today as well. But this tribunal will tolerate no delays after this,” Rear Adm. Crandall said.

He put the trial on hiatus until Wednesday morning.