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怪しい中南米スペイン語講座 その1(アルファベット)

スペイン語は、世界で話されている言語で国の数では多分1番多いと思われます。日本人には比較的馴染み易い母音の分かりやすい言語です。聞くことも話すことも英語やフランス語と比較すると容易だと思います。また、カタカナ表記して日本語風にそのまま発話しても通じ易いです。例えば、牛乳はスペイン語で「レチェ」と言いますが、このカタカナ表記をそのまま発話しても十分通じます。英語はどうでしょうか?英語で牛乳は普通「ミルク」と書きますが、そのまま発話しても通じるかもしれませんが、やはり音的には「メウク」と発話した方が通じ易いかもしれません。池谷 裕二(東京大学薬学部教授脳研究者)著「カタカナ英語の法則」を読むと納得します。その点、スペイン語は発音で挫けることはまずありません。例えば、rとlの違いとかrrくらいが多少ハードルにはなりますが、それも直ぐにクリアーできます。

と言うことで、ここでは中南米のスペイン語に焦点を当てて約35年くらい関わっているスペイン語を全然アカデミックでは無いですが講座を記述したいと思います。その第一回は、中南米と限定した理由を説明してアルファベットを紹介したいと思います。

中南米のスペイン語とわざわざ理ったのは、代名詞の二人称複数vosotrosをアルゼンチンを除いて他の中南米では使いません。三人称複数ustedesを二人称複数の代わりに使います。主語の代名詞の人称変化に応じた動詞の変化が多いスペイン語では学習障壁を下げることになりますから助かります。ちゃんとしたアカデミックなスペイン語学習ではしっかりvosotrosも含まれていますので、中南米風であること、そして個人の記憶や理解してることをベースに記述しますので怪しいです。

スペイン語のアルファベット(アベセダリオ):a(アー)、 b(べー)、c(セー)、ch(チェー)、d(デー)、e(エー)、f(エッフェ)、g(へー)、h(アチェ)、i(イー)、j(ホッタ)、k(カー)、l(エレ)、ll(エリェ)、m(エメ)、n(エネ)、ñ(エニェ)、o(オー)、p(ペー)、q(クー)、r(エルレ)、rr(エッルレ又はエルレ・ドブレ)、s(エッセ)、t(テー)、u(ウー)、v(ウベ)、w(ウベ・ドブレ)、x(エキス)、y(イグリエガ)、z(セタ)の30文字ですが、これ以外に”u”の上に二つ点の付いた文字、cigüeñal(シグエニャル: クランク・シャフトの意味)、もありますが1文字でどう発音するのか知りません。

h(アチェ)は、単語に含まれていても発音しません。例えば、hombre(オンブレ: 人間、男の意味)やhabitación(アビタシオン: 部屋の意味)などのhは発音しません。従って、スペイン語を書くときにhの欠落は現地の人でもよく間違えます。そうすると教養が直ぐにバレちゃいます。k(カー)は基本的に外国語や外来語に使われます。スペイン語固有の単語には含まれません。KoreaをCoreaと書くことも良くあります。

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