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トリビア、コスタリカの首都サン・ホセは最近まで住所が無かった

数年前にサン・ホセに住所ができたとのニュースを聞き、「ほーっ、やっとできたか」と思ったものでした。

コスタリカに最初に出張で行く計画を立てた時、当時のインポーター(輸入、販売代理店)の住所を確認しようと勤めていた会社の各事業部のコスタリカ担当に確認すると、皆異なる住所を示してきました。会社名は同じなのに住所が全然違う、事務所移転でもしたかと思っていました。

サン・ホセのホテルに到着すると親切に迎えに来てくれたので、住所が色々あるけど移転したのか尋ねてみた。すると「事務所はずっと同じ場所ですよ。ただ、サン・ホセには住所というものが無いのです」「人々は、送り先の場所を特定するために目立つ建物から見た角度や通りの名、目的の建物が何階建てどの階の右だ左がと記述するだけなのです」と説明を受け驚いた。だから一つの場所なのに色々な見方(住所)があるのかと納得した。「世界でも珍しい首都ですよ!」と自慢げに笑ってました。

文化なんだなと思います。今は、住所があるようですから前とは違った感じなんでしょう。当時は、のんびりしてたんだなと思います。
ちなみに、スペイン語でCosta Ricaとは、豊かな海岸とか美しい沿岸との意味があります。

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